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「シオカラーズ」まさかの新曲発表! 驚きの第2回ライブを間近で体感

任天堂の倍返しサプライズに会場は大盛り上がり!

4月29日、30日 開催

場所:幕張メッセ

入場料:
1,500円(税込、前売1日券)
2,500円(税込、前売2日通し券)
2,000円(税込、当日1日券)

今回のライブは撮影禁止だったため、「闘会議2016」時の写真で雰囲気をお楽しみください

 シオカラーズの新曲が発表された! ニコニコ超会議2016で開催されたシオカラーズのセカンドライブで起こったこの出来事は、「Splatoon(スプラトゥーン)」ファンにとってサプライズであり、またかなりの朗報だっただろう。

 ゲームのいちナビゲーター役であったはずが、今では見事なまでに“アイドル”として「Splatoon」ファンの心を掴んでいるシオカラーズであるが、ゲーム内ではなく音楽ライブイベントで新曲を発表するというあまりにアイドル的な演出は虚を突かれたし、まったく思いがけない出来事だった。

 正直シオカラーズのファーストライブを間近で見て、あまりに感動してしまった筆者としては、そのわずか3カ月後のセカンドライブが開催されると聞いて、「またあの体験ができるのか!」と思うと同時に、「でも5曲しかないから、MCが少し変更されるだけで終わるだろうな」と邪推もしていた。

 しかし任天堂は、そうした思いに対して倍返しを仕掛けたわけだ。新曲を会場で発表する。しかも1曲でなく、アオリとホタルのソロ曲を1つずつ。新たに発表されたアオリのソロ曲「トキメキ☆ボムラッシュ」はアップテンポな明るく楽しい曲調であり、一方のホタルのソロ曲「スミソアエの夜」はスローでしなやかなイカバラードとなっており、2人のキャラクターの対比がそのまま曲調に現われているのが面白い。

 また視覚的にも面白く、普段は2つのスクリーンを2人で使って踊っているが、新曲はソロのため2つのスクリーン間を移動するような、横幅を広く使った振り付けになっている。曲に合わせ、これらのアニメーションも同時に制作されていたのだろう。この点でも挑戦のソロ曲と言える。

 全体のセットリストとしては、ファーストライブの曲順をなぞりながら、「イマ・ヌラネバー!」と「ハイカラシンカ」の間にこの2曲が挟まれた形になる。

「ニコニコ超会議2016」シオカラーズ出演時のセットリスト

・「キミ色に染めて」
・「イマ・ヌラネバー!」
・「トキメキ☆ボムラッシュ」(新曲)
・「スミソアエの夜」(新曲)
・「ハイカラシンカ」
・「マリタイム・メモリー」
・「シオカラ節」

 会場のファンの反応はそれはもう当然盛り上がり、今回は事前のアナウンスもあってかアオリ(紫)とホタル(緑)のサイリウムが前回以上に会場を埋め尽くしていた。突然の新曲発表に驚きつつも、アオリのソロではさっと会場全体が紫に染まり、ホタルの時には緑に切り替わる。この対応力の高い会場の一体感こそ、現地でなくては味わえない楽しさだ。

 最後に流れた「シオカラ節」に至ってはもはやシオカラーズのダンスに貫禄さえ感じられて、会場の全員がノリノリでダンスしていた。セカンドライブはサプライズに包まれながら、やはり間違いなく成功だった。

 今回のライブで、筆者としてはシオカラーズの新曲が発表されて「新しい曲を聞けた」こと自体も嬉しかったが、シオカラーズがゲームを離れた場所で新情報を発表するということは、彼女たちが本格的にアーティストとしての歩みを進めだしたことも示唆しており、今後もこうした動きが増えていくのかどうかも非常に興味深いところだ。

 「なんだかとんでもない時代がやってきたぞ」と改めて思うとともに、まずは発表された新曲がどのような展開をするのか、ゲーム内には登場するのかなど、詳細に関する公式のアナウンスを待ちたい。再度人間たちをアゲアゲにしまくったシオカラーズ、その今後の活動にますます注目である!

(安田俊亮)