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NHN ハンゲーム「ソウルワーカー」最新バージョンはどうなった?

正式サービス直前! これまでの改善要素とオープンβテスト最新情報まとめ

近日 オープンβテスト開始予定

今春サービス開始予定

「ソウルワーカー」運営チームの石民帝氏(左)と鶴野誠亮氏(右)

 NHN ハンゲームが今春サービス開始を予定している、Windows用オンラインアクションRPG「ソウルワーカー」。3月18日~3月21日までの期間にエクストラクローズドベータテスト(以下、EXCBT)が実施されたばかりで、オープンβテストの近日実施も予告されている。さらなる新情報については、3月25日に公式サイトにて発表があるようだ。

 今回は、「ソウルワーカー」運営チームの石民帝氏と鶴野誠亮氏に、前回クローズドベータテスト(以下、CBT)から今回のEXCBTに至るまでに改善してきた部分や、オープンβテストで新たな要素などについてお伺いすることができたので、その内容をお届けしていきたい。

前回CBTまでの意見をもとに改善を重ねて

テスト環境で実際に動くシーンを見たところ、キャラクターはきびきびと動いており、戦闘も爽快感があった。また、ソロプレイ時、CPU操作により一緒に戦ってくれる「サポーター」は、独自の装備ができるほか、フレンドの能力を借りてその一部を発揮しつつ戦う

 そもそも「ソウルワーカー」のテストは、去年だけでも「ワールドプレミアテスト」、「1次CBT」、「全国統一大規模負荷テスト」の3回が実施されている。また、そこではアンケートも実施しており、ユーザーから寄せられたさまざまな意見をもとに改善すべきポイントを洗い出し、重要なものから集中的に対処を行なったという。

 なかでも最重要課題として取り組んでいたのが、ゲーム中に突然、強制終了が発生する「クライアント落ち」の問題だ。これは過去のCBTから継続して対応しており、例えば、これまでは膨大なグラフィックス情報を読み込んでいた部分に制限をかけ、クライアントにかかる負荷を軽減させたり、サーバーダウンに関連するバグの修正といった部分に注力。結果、現在ではかなりクライアント落ちの頻度が減少したが、今も継続して快適なゲーム環境の構築を行なっているとのことだ。

 また、ユーザーからの要望が多かったという「疲労度システム」の対応も行なっている。具体的には1日で未使用だった疲労度を翌日に繰り越して使えるようにしており、所持疲労度の最大値こそ200と変わらないが、繰り越し分の累積によって600まで所持できるようになる(1週間の期限つき)など、より遊びやすい形へと変更された。

 ゲームパッド対応に関しては、前回のCBTにあった不具合をなくし、またキーのカスタマイズも可能になるなど、使い勝手を良くしている。さらに、公式対応のコントローラーに、XboxコントローラーだけでなくHORI製ゲームパッドも追加され、より幅広いユーザーのニーズに応える形となっている。ちなみに、対応するゲームパッドの種類は今後も状況を見て追加していきたいとのことだ。

 さらに、アクション面の強化も改善点の1つ。以前はダッシュ中の行動としてジャンプするかダッシュ攻撃をするぐらいしかなかったが、今回より新たにダッシュ中、多くのスキルが使用可能になるという仕様変更を実施。また、スキルのキャンセルも可能となったほか、全体的な動作スピードを上昇させることで、より爽快感が得られる形になっている。

 ゲームテンポに対する指摘、なかでもドロップアイテムを手動で拾得しなければならない仕様に対しては多くの意見があったようで、これは一定範囲内のアイテムを自動拾得するようにして対応。不要なアイテムを拾うことでインベントリがすぐ満杯にならないよう、この機能自体をオフにすることや、一定レアリティ以上のアイテムだけを拾得するといったことも可能となった。

今回のEXCBTではショップ環境のテストも実施。これらはすべて無料で利用できたが、当然ながら次回テスト以降へのアイテム情報の引き継ぎはナシとなる
マイルームには調度品が置かれ、それぞれ利用が可能。なかでもシャワールームはなんとも言えない唐突感があったが、こちらもちゃんと使うことができる

EXCBT&オープンβテスト登場の新コンテンツ情報をお届け

 続いて、インタビューの中で披露された最新コンテンツ情報をお届けしたい。オープンβテスト以降で登場するコンテンツもあるので、ぜひチェックしていただきたい。

新MMOフィールド「第6地区」(EXCBT登場コンテンツ)

第6地区

 EXCBTでは、最大40人程度のプレーヤーが協力して戦闘を行なえるMMOフィールド「第6地区」が解放された。

 ここでしか獲得できない上級装備の素材を獲得することが可能だが、出現するモンスターはどれもレベルキャップクラスの強敵ばかり。入場レベル制限がないので誰でも挑戦できるが、低レベルのキャラクターで太刀打ちすることは到底かなわないとのこと。

 エリアとエリアを繋ぐ中心地にもなっているので、ヘリコプターに乗って空中を進み、地上での戦闘をパスするという要素もある。

第4のエリア「ルインフォートレス」(オープンβテスト以降に登場予定。以下同じ)

ルインフォートレス

 ここからはオープンβテスト以降で登場するコンテンツになる。オープンβテストでは、新マップとして第4のエリア「ルインフォートレス」が追加される。このエリアにはレベル40以上のメイズが実装されており、7種類のメイズ、35エピソードをプレイできる。

 また、ここでは新たなサポーターとして「パニッシャーZ:C」と「ルーシー」の2種類を獲得できる。さらに「ルインフォートレス」では、「ニアソウルワーカー」と呼ばれるキャラクターたちとの出会いも待っている。

 「ニアソウルワーカー」の詳細は明かされていないが、3キャラクターのビジュアルが公開されている。人の姿をした彼女らが敵なのか味方なのか、新たな街で待つメインストーリーにも注目したい。

新メイズの1つ「コントロールベース」
新メイズの1つ「コールドリベンジ」
サポーター「パニッシャーZ:C」(左)と「ルーシー」(右)。AIにより自動的に行動する
【ニアソウルワーカー】
シオン
エノック
ノア

カジュアルレイド「ラストカーニバル」登場

ラストカーニバル
レイドボス「マッドネスエドガー」

 「ソウルワーカー」初のレイドコンテンツとして、“カジュアルレイド”が導入される。レベル55のキャラクターが対象で、入場回数制限あり。パーティー入場が推奨されるが、ソロでも挑戦が可能というものだ。

 ここにはさまざまなギミックがあり、「特定のオブジェクトを一定時間守る」、「戦車のような機械を使い障害物を破壊する」などの指示が下され、それに従って行動していくことになる。これらのギミックを突破した先にボスが待ち受けており、それを撃破すればクリアとなる。

 こちらのレイドコンテンツでも上級装備の素材などが手に入り、キャラクターを強化するためにも積極的に挑戦していくことになるだろう。

 インタビュー時点でもゲームはかなり良い仕上がりに見えたが、EXCBTでのフィードバックを得ることで、オープンベータテストでより良い形になったコンテンツを見ることができそうだ。

 なお、現在は「ソウルワーカー」公式サイトにて正式サービス事前登録キャンペーンも行なわれている。登録者数に応じて特典アイテムも獲得できるとのことなので、興味があればそちらもぜひチェックしてみていただきたい。

(泊 裕一郎)