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「Heaven×Inferno」、NTTドコモとトライエースがタッグ! 本格アクションRPG
天国から地獄まで階層化された世界を舞台に戦う
(2016/3/1 18:08)
NTTドコモとトライエースは、共同で制作を手掛けているAndroid/iOS用アクションRPG「HEAVEN×INFERNO」を2016年春から配信を開始すると発表した。2月18日から開始した事前登録はサービス直前まで行なう。同作はNTTドコモが手がけるゲームだが、Google PlayとApp Storeから配信され、どのキャリアからでもゲームを楽しむことができる。
「HEAVEN×INFERNO」は、美麗なグラフィックスと古代祐三氏が手がける勇壮な音楽、成田良悟氏が脚本を手がける本格ファンタジーRPG。トライエースの得意とするアクションRPGを正統進化させた仕上がりとなっている。
神の率いる天使と悪魔の軍勢が戦い、両者とも大きく傷ついた世界。生き残った人類が世界を再建したが、あるときから人の身に天使・悪魔が宿り暴走するようになった。これに対応すべく、人為的に天使と悪魔の力を宿した戦士達「ネフィリム」を創設。彼らの働きにより被害は激減し平和が訪れようとしたが、突如、強大な神霊力の暴走によって、虚無の穴が開き世界を飲み込んでいく。しかし人類は、ネフィリムの犠牲により世界の崩落を止めることに成功した。そこから10数年後、人類は大きな試練に立ち向かわなければならなくなる。
同作において最も特徴的なのは、バトルシステム。戦いを繰り広げるフィールドは天国から地獄まで7階層に分かれており、敵キャラクターを攻撃する中で、フィールドの地面や天井にも一定のダメージが同時に蓄積され、一定のダメージを超えると上階層や下階層に戦場が移動する。上の階層に行けば行くほど天使属性が強くなり、下の階層に行くほど悪魔属性が強くなる。プレーヤーのパーティの組み方により、天国(上の階層)で戦う方が有利になったり、逆に地獄(下の階層)で戦う方が良かったり、戦略に影響するという。また各階層毎に敵のドロップ率が違うなどの要素が用意されており、かなり戦略性が高いシステムとなっている。
一方で基本的な操作性は、攻撃するキャラクターを選択してボタンを押すだけの簡単操作で、誰もが手軽に楽しめる。戦闘時の階層移動などもあり、ド派手なエフェクトも効果的で爽快なバトルが楽しめる。
発表会に参加したNTTドコモの野尻真太氏とトライエースの向峠慎吾プロデューサーは、「トライエースになにを求めるのか?」から企画をスタートし、トライエースが得意とするものは「アクションRPG」と定義。「オリジナリティあるトライエースらしいバトルで勝負しよう」とバトルシステムを構築していったという。物語が天国(HEAVEN)と地獄(INFERNO)を舞台にしていることから、バトル中も、敵をかちあげて上に登っていくと“天国”、地面に叩き付け、下に下がっていけば地獄というシステムとなった。
脚本については成田良悟氏にお願いしたが、ファンタジーを描いたことのない成田氏は「本当に私で良いのですか?」と当初は懐疑的だったという。しかし野尻氏と向峠氏は「たくさんの人物が登場し群像劇がテーマになっている。成田氏が脚本を手がけることで人間観関係に深みが出る」と説得した。
そして音楽は古代祐三さんが担当。向峠氏が「『イース』の音楽を聴いてゲーム業界目指した。『ロマンシア』好き」というほどのファンで、トントン拍子に決まったようだ。
CVも豪華。杉山紀彰さんと椎名へきるさんがトーク
今作では豪華声優陣が参加している。発表会にはその中から杉山紀彰さんと椎名へきるさんが参加。
事前にプレイしたという杉山さんは「本当にキレイ。iPad Proで動作しているのを見て、『ネイティブ解像度に対応していますか?』と伺ったら対応しているということで、ぜひその美しさを体験して欲しい」と絶賛。椎名さんはキャラクターを見た印象として「天使も悪魔も、美男美女で素敵だなと感じました。音楽も壮大で、スペクタルロマンが始まるよう」とコメント。
杉山さんが演じたのは「ガブリエル」。天使側のキャラクターで、四大天使の1人。大人の風格を漂わせており、争いは最後の手段。杉山さんは、「とてもインテリジェンスを感じるキャラクター。とても敵わない」と恐縮気味。椎名さんが演じたのは「ラファエル」で、こちらも天使側のキャラクター。冷静沈着で大人な女性な感じを醸し出している。
アフレコはまだ少ししか収録されていないということで、これからが本番という雰囲気。椎名さんによれば「とにかく長いストーリーと聞いている。ラファエルは物語の鍵をちょっと握っているかも……。でも、先々どういうストーリーになっているのか知らないので、楽しみ」と先の展開を少しにおわすコメントを残した。杉山さんも、「導入部分を演じて、物語自体に厚みがあると感じた。今後演じているのが楽しみ」と語り、ストーリーの展開を楽しみにして欲しいとアピールした。
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