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完全新作「ポケットモンスター サン・ムーン」が2016年冬発売決定!

「ポケモン」遂に20周年! 「Pokémon Direct 2016.2.27」で発表

2月27日 配信

 任天堂は、2月27日で20周年を迎える「ポケットモンスター」の番組「Pokémon Direct 2016.2.27」の配信を日本時間の2月27日0時に合わせて全世界で行なった。番組は6分間の短いものだったが、20年目を迎え、さらに今後を期待させる番組内容となっていた。

【Pokemon Direct 2016.2.27】
懐かしい映像も目白押しだった今回の「Pokémon Direct 2016.2.27」

 「Pokémon Direct」では、“捕まえる”、“バトルする”、“交換する”といった「ポケモン」の魅力が20年前から変わらず息づいていることをこれまでのシリーズ作の映像を矢継ぎ早に見せることで伝える中、2016年に完全新作となる「サン」と「ムーン」が電撃的に発表された。

 今回の放送ではゲームシステムなどの細かい内容は発表されず、発表時期と全世界9カ国語に対応して発売されることが明らかになった。前作までは日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語の7カ国語だったが、今回から繁体字と簡体字にも対応する。発表を行なった石原恒和氏は「言語を超えて楽しんで欲しい」とアピールした。

 さらに、2月27日にはニンテンドー3DS用ニンテンドーeショップで「ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ」の4タイトルがバーチャルコンソールで配信が開始された。ここで重要なのは、これまでゲームボーイアドバンス以降の「ポケットモンスター」ではポケモンの交換が行なえ、最新作に持ってくることができたが、通信システムの問題でゲームボーイ用初期タイトルのポケモンを最新作に連れてくることはできなかった。

 しかし今回、バーチャルコンソール版が配信されたことで、インターネットの「ポケモンバンク」を通じ、最新作に持ってくることができることになった。これで全てのポケモンの互換性がとれたことになり、むかし熱くなったポケモントレーナーも再び楽しめ、最新作への橋渡しにもなる。石原氏はここでも「プレイして最新作に連れてきて欲しい」と番組内で語った。

 番組内では短い時間だが、最新作の開発風景なども映し出され、興味深い画面も散見された。今年年末の発売に向け楽しみな展開となった。

ポケモンの石原恒和氏が「直接!」最新情報を発表した。ちなみに番組スタートも懐かしの画面をもじった凝った内容となっていた

電撃的に発表となった、完全新作「ポケットモンスター サン・ムーン」どういった内容になるかは一切明かされなかったが、今後約1年かけて細かに発表されていくことになるのだろう
今回は9カ国語に対応してリリースされる
開発風景も公開された。気になる画面も散見される

そして「ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ」が発売されることで重要なのは、最新作に初期のポケモンを持ってくることができるという点だ

(船津稔)