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「モンスターハンターシリーズ スペシャルステージ」をレポート

「モンスターハンター ストーリーズ」の実機デモなどを披露

1月10日 開催

会場:幕張メッセ

 1月10日に幕張メッセにて開催された「モンスターハンターフェスタ'16」東京大会にて、「モンスターハンターシリーズ スペシャルステージ」が行なわれた。シリーズ初のRPG「モンスターハンター ストーリーズ」や、アーケードゲーム「モンスターハンター スピリッツ」の最新情報が披露されたこのステージの模様をレポートしていこう。

「モンスターハンター ストーリーズ」の世界観などを実機デモと共に公開

 ステージには「モンスターハンター」シリーズのプロデューサー辻本良三氏と、「モンスターハンター ストーリーズ」の世界観ディレクター藤岡要氏、そして同作ディレクター大黒健二氏が登壇し、「モンスターハンター ストーリーズ」の解説を行なった。大黒氏は過去に「鬼武者」、「ロストプラネット」などのシリーズを手掛けていた開発陣で、「モンスターハンター」シリーズには今回初めて関わったのだという。

 プレーヤーはモンスターとともに生活する「ライダー」となって、この世界を冒険していく。この世界にはライダーとともに、これまでのシリーズに登場したハンターたちが存在している。モンスターと共生するライダーと、モンスターを倒して生活するハンターの、モンスターに対する異なる認識があることによって、新しい「モンスターハンター」の世界観を形作っている。

 ステージで上映されたPVでは、ストーリーに関係するキャラクターたちも登場。その中で初公開された「リヴェルト」はまさにハンター側の立場にいる人物であり、主人公たちと交流し、互いの立場を理解することで物事を知っていくという、重要キャラクターとして登場している。

 プレーヤーは「オトモン」と呼ばれるモンスターたちとともに冒険をしていく。こちらもPVではフルフルやナルガクルガ、クルペッコなど、初公開となるモンスターが披露されている。オトモンにはそれぞれ専用の鞍が取り付けられ、ライダーが「ライドオン」できるようになっている。

 ここでステージでは、大黒氏による本作の実機デモンストレーションが行なわれた。このデモで使われたのは、会場で試遊できたイベントバージョンとは異なり、開発陣が昨年末に制作したというゲーム本編に近い開発中バージョンで、ゲーム開始時のキャラメイクなども可能となっていた。

 ライダーが冒険するフィールドには桜の木々が立ち並ぶという、これまでのシリーズでは見られなかった本作ならではの背景が広がっている。プレーヤーはライダーとなって、こうした背景の中を、モンスターとともに駈け抜けていくのだ。ステージでは、ウルクススに乗ってフィールドを滑って移動する様子も見られ、ここでもモンスター独自の移動能力が発揮されることが明らかとなった。

 デモは初公開されたトモのナルガクルガとともに戦闘を行なうシーンのほか、「ギルデカラン」の街も紹介された。ここはハンターズギルドがある大きな街で、ここでも主な住人であるハンターたちとライダーである主人公の目線の違いが描かれていて、モンスターを連れている主人公のことを異端の目で見る住人たちも存在している。ライダーとハンターの間にある溝を埋められるような交流が果たしてできるのかが、物語の見どころの1つとなるようだ。

オトモンは戦闘中に、強力な「特技」や「絆技」を使用可能。ともに「絆ゲージ」を消費する
ハンターたちが集う街「ギルデカラン」。モンスターに対する意識がライダーとは違うようだ

 この「モンスターハンター ストーリーズ」は、アニメ化も決定していて、辻本氏をはじめとする開発陣も現在、ゲーム開発と並行して製作に携わっているとのこと。「アニメ独自の展開もありますので、ゲームと相互のストーリーの広がりに期待してください」と辻本氏は語っている。

「モンスターハンター スピリッツ」の最新情報も公開

 続いてのコーナーでは、アーケードで稼働中の「モンスターハンター スピリッツ」について、辻本氏、藤岡氏とともに、マーベラスのプロデューサー井上和則氏が解説を行なった。

「モンスターハンター スピリッツ」プロデューサーの井上和則氏(中央)

 古龍種の「クシャルダオラ」、「キリン」などが新規で登場する現在稼働中の「03弾」では、「モンスターハンター クロス」の「ディノバルド」もイベントにて乱入してくることが発表されている。ステージ上に用意された筐体では、井上氏によってディノバルド討伐のデモンストレーションも行なわれた。これを倒すことができれば、もちろん新たな「トモ」にするチャンスが与えられる。井上氏は「歴戦のセルレギオス」をトモに連れ、見事これに勝利してみせ、ディノバルド幼体のカードをゲットすることに成功している。

乱入モンスターが登場するときは「狩猟環境不安定」と画面に表示され、その相手と戦うかどうか選択できる
「モンスターハンター クロス」登場時と同様、尻尾での攻撃が強烈だ

井上氏の勝利によりゲットできた「ディノバルド幼体」のカード。倒しても必ずゲットできるとは限らないので、かなり運がよかった

 このディノバルドは稼働中の本作03弾にて、各地での「モンスターハンターフェスタ'16」の開催日(1月31日、2月7日、2月11日、2月21日、3月27日)と、2月14日の特定の日にちにゲームをプレイすることでクエストに乱入してくるとのこと。またステージで井上氏がトモにしていた「歴戦のセルレギオス」は、2月1日から★4クエストに登場することも発表されている。

 それぞれをトモにしたいと思ったら、所定の期日にゲームをプレイしに行ってみよう。

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(稲元徹也)