ニュース
【スマホアプリ今日の1本】「ハースストーン」の新アドベンチャー「探検同盟」をプレイ
第1区画「オルシスの寺院」にチャレンジ。奇妙な対戦をレポート
(2015/11/13 14:54)
Blizzard Entertainmentは、Windows/Mac/Android/iOS用デジタル戦略カードゲーム「ハースストーン(Hearthstone)」において、新アドベンチャー「探検同盟(リーグ・オブ・エクスプローラー・アドベンチャー)」の配信を開始した。価格は700ゴールド/6.99ドルで、一式購入は19.99ドル。
今回はアップデート直後に「探検同盟」をプレイしたので、さっそくその感触をご紹介したい。なお「ハースストーン」の説明についてはエグゼクティブプロデューサーの来日インタビューで触れているので、こちらも参考にしていただきたい。
「探検同盟」は、ソロプレイモード「アドベンチャー」の最新作。探検家とともに秘宝をめぐる旅に出発するというストーリーのもと、テーマに沿ったバトルがプレイできる。
「探検同盟」では全部で4つの目的地が用意されており、11月26日(感謝祭)の週を除いて毎週1つずつアップデートされていく。アップデート直後となる11月13日現在では、第1の目的地「オルシスの寺院」のみがプレイ可能だ。
1つの目的地にはボスが3体待ち受けており、クリアする度に報酬として「探検同盟」のカードがもらえる。最後のボスを倒すと構築済みのデッキを使用してボスと再戦する「クラスチャレンジ」が登場し、ここで再度ボスを倒すことでさらなるカードを入手できる。
アドベンチャーモードがほかのコンテンツと違うのは、ボスにはっきりとした特徴があること、またプレイ中にもキャラクターの喋りが聴けることにある。
普段のプレイではヒーロー同士の戦いとなるので相手の手の内や傾向が段々とわかってくるのだが、「アドベンチャー」のボスはユニークな能力を駆使してくるため、普段とはまったく変わったプレイ感を得ることができる。
「オルシスの寺院」で最初に登場する「ジナール」は、ランプの精。ストーリー上の旅のパートナーである探検家「レノ・ジャクソン」の勇み足でランプから呼び出された、という設定で、こちらを殺そうとしつつ「願い」も叶えてくれようとするクセのあるボスだ。
ジナールの能力は、「0マナ:カードを1枚引く。相手に『願い』を1つ与える」。ここでの「願い」はデッキからミニオンや呪文を呼び出せる0マナのカードとなっており、ジナールは毎ターンこの能力を使ってくる。
カードを1枚引かれるのでやっかいだが、「願い」のおかげでプレイ中はカードが余るほど手札が増えるので、豊富なカードリソースをどう捌くかのプレイングが勝負のポイントだ。「手札が膨らみすぎて困る」という奇妙な対戦になるので、その奇妙さを楽しんでいただきたい。
そのような感じでボスとは変わった対戦になるのだが、特に区画最後のボスは、勝利条件が通常と異なるので注目していただきたい。詳細は実際のプレイで確かめてほしいが、「秘宝の眠る古い寺院にありがちなこと」が起き、普段の対戦とは違った思考が求められる。ぜひこちらも楽しみにしていただきたい。
まだ区画は1つしかアンロックされていないが、個人的には「インディ・ジョーンズ」っぽくまとめられた音楽や雰囲気がかなり気に入った。プレイ中は漫才みたいなかけあいもあるので(もちろん日本語)、明るい気持ちで楽しめる。全コンテンツをクリアすると手に入るカードは45枚。ほかのアドベンチャーとくらべても獲得できる枚数は多いので、公開されているカードの能力を見て、内容次第ではぜひチャレンジしていただきたい。