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4人のリアルタイム協力ボスバトルを実現! スマホ向けRPG「LAPLACE LINK」

事前登録受付中。重厚な設定を持つキャラクターと世界観が魅力

11月4日 開催

会場:大崎ブライトコアホール

 gloopsは、スマートフォン向けRPG「LAPLACE LINK(ラプラスリンク)」の発表会を大崎ブライトコアホールで開催した。「LAPLACE LINK」は今冬よりMobageでサービス予定。10月4日より事前登録を行なっており、オープンβテストを近日開始予定だ。

【LAPLACE LINK -ラプラスリンク- 【プロモーションムービー】】

感情を揺さぶるRPG! 300年後の未来、世界の鍵を握る少年達の物語

プロデューサーを務めるgloopsの上田朋宏氏
ゲームを体験する声優達。左から内山昂輝さん、川澄綾子さん、種田梨沙さん、下野紘さん
“普通の人”という部分が強調されている澤井ユウト
事前登録を行なえば、特典として釘宮理恵さんが演じる「南方アオイ」が入手できる

 今回のイベントでは、プロデューサーを務めるgloopsの上田朋宏氏がゲーム紹介を行ない、主要キャラクターを演じる声優の内山昂輝さん、川澄綾子さん、種田梨沙さん、下野紘さんが登壇し、実際にゲームをプレイした。

 「LAPLACE LINK」はブラウザベースのRPGで、プレーヤーは主人公の月代イツキとなり、ソーサレスのシュクナ、祭祀姫の雨宮ハルカといったキャラクターと共に冒険していく。本作は今から300年後の世界で、科学よりも魔法が重視されている。物語の鍵を握るのは「ラプラスの樹」という大樹で、この樹は人々に魔法という恩恵を与えるが、“樹獣”と呼ばれるモンスターを生み出すという面も持っている。

 この樹に対して世界は様々な思いを持っている。月代イツキは実は1年前のある事件でいつ命を失ってもおかしくない状態になっていたり、ヒロインの雨宮ハルカは重い運命に押しつぶされそうになっているなど、深いキャラクター像が本作のウリだ。ゲームを彩るBGMは伊藤賢治氏が担当している。

 上田氏をはじめとしたスタッフは本作に設定や思いを溢れるほどにつぎ込んでおり、今回、非売品の設定資料集まで作ってしまったとのことだ。この本は関係者に抽選で配布されたが、今後ファンブックなどでユーザーの手にも届くかもしれない。

 主要メンバーのうち、下野紘さんが演じる澤井ユウトだけは“普通の人”という部分が強調されている。彼はイツキの先輩であり、お調子者で臆病だ。しかしだからこそ彼は人の弱さを理解することができ、イツキ達に巻き込まれての冒険の中で勇気を見せてくれるという。上田氏は本作を“感情を揺さぶるRPG”と語った。世界観とストーリーには大いに期待したい。

 「LAPLACE LINK」ではキャラクターは頭身の低いデフォルメスタイルの2Dグラフィックスで描画される。スタート地点は街で、左右にスクロールしてマップ移動、NPCと会話してクエストを進めていく。セリフの合間には声優達の声も入る。重要なキャラクターはピックアップされて紹介される他、「樹獣」といった本作ならではの用語はハイライトでピックアップされる。

 クエストを進めていくと戦闘が起こる場合もある。プレーヤーは出会ったキャラクターとパーティを組んでおり、最大3人、さらにストックのキャラクターを3人の6人のキャラクターを所持できる。戦闘ではタップすることでキャラを動かし、画面下のスキルを使って攻撃を行なう。スキルにはディレイタイムや発動時間が設定されており、時には有利なキャラクターに操作を切り替えて戦っていく。今回はゲーム序盤だったため街中のイベント戦闘のみ見ることができたが、冒険は街の外、そして広大な世界に広がっていくという。

 そして声優達も体験した本作の大きな目玉が「マルチバトル」だ。この要素はゲームを進めていくと挑戦できるようになり、最大4人でリアルタイムのアクションバトルが楽しめる。プレーヤーは挑戦するボスを選びルームに友達を呼ぶか、オンラインで仲間を募って4人で巨大なボスに挑戦する。

 本作には敵のヘイトを上げ仲間の盾になる「ディフェンダー」、攻撃を行なう「アタッカー」、回復をメインとする「キュアラー」そして“バトルポイント”を稼ぐ「ブレイカー」という4つの役割がある。ブレイカーは攻撃を当てると敵のバトルポイントゲージが上昇し、これが100%になると“ブレイク”となり、モンスターが一定時間ひっくり返る。この時はプレーヤー側のスキルのクールタイムが減少するので大チャンスとなる。

 「マルチバトル」での敵は攻撃範囲を表示するスキルを撃ってきたりする。この時は素早くキャラクターを動かして逃れなくてはいけない。範囲でのヒールを使ったり、ディフェンダーが積極的に敵を引きつけたりとオンラインゲームならではの連携が必要となる。それでいながら操作は直感的であり、体験した声優達の評価も高かった。仲間に合わせてキャラクターを変えたり、ブレイクしたときにブレーカーからアタッカーにキャラを変えるなどキャラクター変更も重要な戦略になるとのことで、このマルチプレイバトルがどのように遊ばれるかは興味深い。

 「LAPLACE LINK」はオーソドックスな部分もあるが、若いスタッフがゲームやキャラクターへの熱い想いを力を込めて注ぎ込んでいる作品だと感じた。現在は、MobageのDeNAのプログラマーの支援でゲームの改良も行なわれ、快適なゲーム性を実現させるため開発を進めているという。事前登録を行なえば、特典として釘宮理恵さんが演じる「南方アオイ」も入手できる。興味を持った方は公式ページを見て欲しい。

【LAPLACE LINK】
ソロプレイ部分のデモプレイ。キャラクターの仕草や、街のグラフィックスはかなり力が入っている
目玉となるマルチバトル。役割を活かした協力プレイを楽しめる

(勝田哲也)