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「UBIDAY2015」、「ザ クルー ワイルドラン」体験レポート
モンスタートラック、ドラッグレース、バイクレースをしっかり楽しむ
(2015/11/3 12:57)
ユービーアイソフトは11月3日、東京のベルサール秋葉原で自社の新作タイトルを集めた試遊会「UBIDAY2015」を開催した。本稿では出展されていたタイトルのうちから、「ザ クルー ワイルドラン」を取り上げたい。
「ザ クルー ワイルドラン」は、2014年12月に発売されたプレイステーション 4/Xbox One向けMMOレーシング「ザ クルー」の拡張パック。発売日、価格は未定。「ザ クルー」はその名の通り、クルー(チーム)にフォーカスしたドライブゲームで、アメリカ全土のマップを舞台に、オンラインを通じて仲間と共に走り、他のクルーと競い合うゲームだ。「ザ クルー ワイルドラン」はこれをさらに拡張し、様々な楽しさを追加する。
「ザ クルー ワイルドラン」では、“オートバイ”、“ドラッグレース”、“モンスタートラック”など様々な要素が追加される。出展された試遊台では、これら新要素を体験できる3つのレース、「モンスターアリーナ」、「ドラッグトライアル」、「バイクレース」を楽しむことができた。
「モンスターアリーナ」は、巨大なタイヤを持つモンスタートラックに乗ってフィールドを走りまわり、ポイントが描かれたマークをとっていく。フィールドは高低差があり、上に上るほど高得点がとれる。ジャンプ台やハーフパイプがあったり、坂を上ることで上の段にいけるなど立体的な構造になっていて、浮遊感のあるモンスタートラックの操作感も相まって、ハチャメチャな楽しさを味わえた。
「ドラッグトライアル」は直線をハイスピードでぶっ飛ばすドラッグレースが楽しめる。本作は基本的にギアはオートマチックだが、このルールではシフトアップを右スティックを倒す手動で行なう。タコメーターに描かれた緑のポイントでシフトアップを行なうのがコツで、さらに一定時間加速する「ターボ」をいつ使うかが鍵となる。ハンドル操作不要のシンプルなルールだがタイミングが奥深く、ターボのタイミングでゴール寸前で抜かれてしまったりした。
「バイクレース」は、今回の新要素であるバイクに乗って、ラスベガスの街でのレース。筆者は「GTA オンライン」でレースを楽しんでいるが、「ザ クルー ワイルドラン」のバイクの走行感覚は比べるとかなり重めで、カーブではかなり振られる感覚がある。この重量感をねじ伏せるのがたのしく、独特のライン取りが求められた。
試遊台で残念なところは、他のタイトルとの兼ね合いもあってか、音声がOFFになっていて、ヘッドフォンも用意されていなかったところ。特にドラッグレースやバイクのエンジン音は聞いてみたかった。とはいえ体験できたレースはどれもカジュアルで楽しく「ザ クルー ワイルドラン」の特徴をしっかり味わうことができた。発売が待ち遠しいレースゲームだ。