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「World of Tanks」、最強のゲーミングPCを決めるPCメーカー対抗戦が開催!

倉持由香さん、吉岡麻耶さんも参戦! 最強PCの栄誉はどのメーカーの手に!?

9月17日~20日開催(17、18日ビジネスデー)



会場:幕張メッセ



入場料:1,200円(税込)

 Wargaming.netは東京ゲームショウ最終日の9月20日、メインステージにおいて「PCメーカー対抗戦」を実施した。イベントには、メーカー担当者に加え、アイドルや声優、実況主、テクニカルライターなど多彩なメンバーが顔を揃え、最強ゲーミングPCのタイトルを賭けて一発勝負の戦いに挑んだ。

【各界の著名人が参加】
テクニカルライターの高橋敏也氏
アイドルゲーマーの水沢柚乃さん
イイヤマン臨時隊員 アキラ氏
尻職人 倉持由香さん
G-Tuneプロダクトマーケティング担当杉澤@G-Tune
声優の吉岡麻耶さん

「ガルパン」や「アルペジオ」コスプレのコンパニオンがお出迎えしてくれるWargaming.netブース
「PCメーカー対抗戦」はこの盛り上がり。
ついに始まりましたPCメーカー対抗戦
使用機材はALIENWARE&Razerというところもユニーク

 「PCメーカー対抗戦」は、「World of Tanks」の推奨認定PCを販売しているG-Tune(マウスコンピューター)、GALLERIA(サードウェーブ)、LEVEL∞(ユニットコム)の3社が、どの推奨ゲーミングPCが最強なのかを「World of Tanks」で決めるというユニークなイベント。

 そもそもライバルの3社が顔を揃えるということ自体が珍しいことに加え、使用機材はWargaming.netを協賛するALIENWAREで、さらにマウスとマウスパッド、ヘッドセットはRazer製という、異例尽くしのイベントとなった。

 ルールは、1チーム5人、計3チームによる総当たり戦。文字通り一発勝負で1勝先取制。勝利条件は敵の全滅か、敵陣地の奪取。制限時間は10分で、時間切れの場合は残存車両数の多いチームが勝利となる。使用車両は「Tier 8」までで、なおかつ、軽戦車、中戦車、重戦車、駆逐戦車、自走砲の5種を1両ずつ入れなければならない。プレミアム砲弾は禁止。ここまでは比較的オーソドックスな内容と言える。

 ただ、使用マップは「ゴーストタウン」と発表された後、各チームからは想定外だったといわんばかりのどよめきが上がった。

 初戦は、今回は特設サイトを立ち上げ、練習風景を生放送したり、勝利時の公約まで掲げていた「Team G-Tune」と、こちらも特設サイトを立ち上げ、いかにも戦車戦に強そうなテクニカルライターの高橋敏也氏、「WoT」の大会実況でお馴染みの「戦車おじさん」こと名取貴裕氏のツートップを揃えた「チーム・レベル・インフィニティ」の戦い。

 それを何故かサードウェーブの冨岡功氏が解説するという夢のコラボが実現。しかし、冨岡氏は相当やりこんでいるようで、かなり詳しい。むしろ詳しすぎて解説でそれぞれの戦術がバレてしまったぐらいだ。

 それで肝心な戦いはというと、観戦モードがうまく機能しないままスタートし、しかも観戦用の車両が見えてしまっていて、戦闘中に誤射されるというぐだぐだ振りで、何がどうなっているのかよくわからないまま、ゼロ距離の肉弾戦を生き残った「チーム・レベル・インフィニティ」が勝利した。

 観戦している方は、誰がどの車両を使っているかもわからず、どっちがどっちかすらよくわからない状態で、Viktor CEOが観戦していたが激怒しそうな内容だと思ったが、上級プレーヤー同士の行き詰まる熱戦とは異なり、素人っぽい動きが目の前で展開されるためか、みんな楽しそうだ。メインモニターに垂れ流しになっているニコニコ生放送の大草原コメントも相まって、初戦からお祭り状態だ。

【Team G-Tune対チーム・レベル・インフィニティ】
観戦モードが機能していなかったため全体の流れは不明だが、終盤はまさに「なんだこれw」という感じの近接戦闘が発生し、大いに盛り上がる

 2戦目は「チーム・レベル・インフィニティ」と、事前にほとんど情報を出していないダークホース「Team GALLERIA」との戦いとなった。解説はニコ生主として知られる総師範KSK氏。

 今度は観戦モードがうまく機能し、上空から両チームの動きがよくわかった。そこで判明したのが、「チーム・レベル・インフィニティ」の軽戦車による奇襲作戦だ。中盤、こちらの位置が特定されると途端にやっかいな存在となる自走砲を、戦線が整う序盤の段階で側面から肉薄し、一気に撃破しようという作戦だ。この奇襲は成功し、自走砲を見事撃破する。しかし、「チーム・レベル・インフィニティ」の戦術が通用したのはここだけで、落ち着きを取り戻した「Team GALLERIA」に各個撃破され、「Team GALLERIA」の勝利となった。

【チーム・レベル・インフィニティ対Team GALLERIA】
チーム・レベル・インフィニティの奇襲に一時混乱したTeam GALLERIAだが、素早く戦線を立て直し、一気に逆転に成功した

 下馬評では、特設ページでチームの立ち上げを宣言し、気合い十分だったG-TuneとLEVEL∞が強いのではと予想されていたが、ここでようやくGALLERIAのガチな強さに観戦者も我々メディアも気づき始めた。

 最終戦は、すでに1戦落とし負けられない「Team G-Tune」と、ガチな強さで「チーム・レベル・インフィニティ」を撃破した「Team GALLERIA」の一戦。この一戦は解説するのが不憫になるぐらい大人と子供の戦いだった。正確には多くの子供のなかに、大人が1人ないし2人ほど混じっている印象で、解説の戦車おじさんによれば「Team GALLERIA」には1万戦のマルチプレイをこなしているコアプレーヤーがいるようで、彼のひとり相撲だった。終わってみると5:0で、見事なワンサイドゲーム。第1回のPCメーカー対抗戦は「Team GALLERIA」の2戦全勝で幕を閉じた。

【Team G-Tune対Team GALLERIA】
明らかにセミプロが混じっていた「Team GALLERIA」。倉持由香さんの必死の頑張りもむなしく、「Team GALLERIA」が圧倒的な強さで優勝した

 対抗戦が終わると、各社が誇る「World of Tanks」推奨PCを、来場者プレゼント用に1台ずつ提供するセレモニーが行なわれた。正直な所、大会の進行や見せ方に課題もあった本イベントだが、ゲームを通じてライバル同士が合い戦うという試みは非常におもしろかった。もし、次回も企画される場合は、もっと出場PCメーカーを増やし、プロの解説者を交えて、より大規模な形で実施されることを望みたいところだ。

【「World of Tanks」推奨PCをプレゼント!】

激戦後に……

 激戦が繰り広げられたあとWargaming.netブース前では、マウスコンピューターの選手としても出場した倉持由香さんの撮影会が行なわれた。当初「マウスコンピューターの大会出場を記念して……」となっていたが、負けてしまったので、少し残念な撮影会になってしまった(笑)。

 ただそこは倉持由香さんもプロ! びしばしポーズを決めまくる! 一時騒然となるほどの人が集まり、5分間のグラビア撮影会は終了した。

【「World of Tanks」推奨PCをプレゼント!】
マウスコンピューターは負けてしまったが、倉持由香さんは元気に撮影会に挑んでいた
一時騒然となるほどの人が集まったWargaming.netブース前

(中村聖司)