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「サドンアタック」、公式全国大会オフライン決勝トーナメント開催!

復活の強豪Detre.Rが、Nucleusを破り優勝、韓国チームにも勝利!

9月17日~20日 開催(17、18日 ビジネスデー)



会場:幕張メッセ



入場料:当日 1,200円(税込)

 ネクソンは9月19日、「東京ゲームショウ2015」のサイバーゲームズアジアステージにおいて、オンラインFPS「サドンアタック」の公式全国大会SAJCL(Sudden Attack Japan Champions League) 2015 Final Stage」のオフライン決勝トーナメントを開催した。

【メインスポンサーはALIENWARE】
サイバーゲームズアジアのメインスポンサーはALIENWARE。メインステージにはスリムタイプのゲーミングデスクトップ「ALIENWARE X51」が競技用PCとしてずらりと並べられていた

会場で使用されていた競技用PCはすべてALIENWARE。高性能なゲーミングPCで大会が行なわれた
レガシーで硬派なフィールドに、水着の女キャラクターこのちぐはぐなところが「サドンアタック」の面白さだ
優勝を決めたDetre.R
韓国チームとのエキシビションマッチも

 「サドンアタック」は、2007年よりサービスされているオンラインFPS。グラフィックスは当時としてすらレガシーで、特に進化の著しい3Dグラフィックスにおいてはかなり古い印象を受ける。しかし、その“軽い”グラフィックスとスピーディなゲーム性、独特のバランスから現在でも人気が高い。会場では女性のギャラリーも多かった。

 実際に高レベルプレーヤー達の戦いは非常に熱い。ゲームのルールは爆弾の設置とそれを防ぐ基本中の基本と言えるルールだが、やはり見ていて興奮させられる。時にはチームで一気に突き進み、時にはうまく相手を待ち構える。優秀なプレーヤーの戦いは非常に見応えがあった。

 相手の隙を読み合い、一瞬も気が抜けないシビアなゲームである「サドンアタック」だが、キャラクターはミニスカや水着の女の子だというのが面白い。声も女性のモノで、金属やレンガがむき出しのマップとのギャップも大きく、独特のユーモアもある。

 しかし、決勝戦の熱さはすさまじかった。決勝に勝ち残ったのは「Detre.R」と、「Nucleus」。「Detre.R」は2014年の強者。しかし、「Nucleus」は5月に行なわれた大会の覇者である。王座への返り咲きを狙うものと、現役の王者チームの対決である。

 決勝戦の第1マップは「オールドタウン」。最初は青チームのDetre.Rが有利だったがこの波にのり、勝ち星を稼いだ。しかしNucleusも食い下がり、延長戦まで戦いはもつれ込んだが、ぎりぎりのところでDetre.Rが勝利となった。

 第2マップの「第3補給倉庫」でもDetre.Rの勢いは止まらなかった。本来は不利であるはずのチーム側で5戦の内3戦をものにし、攻守が変わる次の戦いでも有利にゲームを進め、見事優勝をもぎ取った。

 Detre.Rはさらにエキシビションマッチとして、韓国の強豪チーム「DarkWolves」と戦った。DarkWolvesはかなりの強さを見せつけたが、優勝を果たしたDetre.Rはその勢いがついていたのか、韓国のチームを倒し、ギャラリーから熱い拍手を浴びた。

熱い戦いが繰り広げられた

 イベントでは、今後のアップデート計画も発表された。まず明らかになったのは、「武器のバランス調整」。FAMASやAK-103といった武器の使い勝手がよくなる。ネットカフェ特典も大きく見直され、スナイパー系の人も恩恵にあずかれるようになるという。

 目玉となるのが「マップクリエイトモード」。マップにオブジェクトを置く準備期間があってから対戦が始まるルールで、オブジェクトによって戦い方が大きく異なる。いかに自軍に有利に地形を組むか、というところも考えさせられるユニークなモードだ。このほか、プレーヤーに新たな目標を提示する「武器ライセンス」といったシステムも導入される。

 全体的に長く続くオンラインゲームの楽しさをしっかりと感じられるイベントだった。長く遊んでいるだけにユーザー達は強くゲームに思い入れを持っており、有名プレーヤー達の戦いに素直に感心しているのが来場者達の会話からわかった。今後も注目していきたい。

(勝田哲也)