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日本ゲーム大賞2015「妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打」が2連覇!!
桜井政博氏、「スマブラ」とともに4冠達成も
(2015/9/17 20:55)
東京ゲームショウ 2015に特設されたイベントステージにて、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は「日本ゲーム大賞 2015」を発表。大賞として「妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打」が選ばれた。「妖怪ウォッチ」シリーズとしては昨年に続き、2年連続で大賞を受賞したことになる。
冒頭の挨拶で岡村秀樹CESA会長は19年目となる今回の授賞式に際し「ユーザーたちの作品に対する厳しさが、クリエイターたちによる切磋琢磨をうながしたのではないか」と振り返った。
大賞となった「妖怪ウォッチ2」は同時に「元祖/本家」、「真打」とともに優秀賞、ベストセールス賞も同時受賞という快挙を達成。本作のマスコットキャラクターであるジバニャンとコマさんに囲まれながら、登壇したレベルファイブ・日野晃博氏は「ゲームだけでなくアニメやおもちゃ、映画のスタッフといった様々な人とともに作り上げた作品でこんなに素晴らしい賞をいただけて、とても嬉しい。本当に良かった!」と喜びをあらわに。日野氏は同シリーズの最新作「3」にも対しても「手を抜くつもりはない」とコメントを残した。
また、今回のゲームデザイナーズ大賞の審査員を務める桜井政博氏が経済産業大臣賞を受賞。受賞に対して桜井氏は「話を聞いた当初、辞退しようかとも考えましたが、私が賞を与える立場なのにも関わらず、自分が辞退するなど逆の立場だったらとても悲しい、と考えたためお受けすることを決めました」と述べた。さらに、桜井氏が手がけた作品「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS」「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」はそれぞれ優秀賞とグローバル賞日本作品部門を受賞している。
特別賞は自由なゲーム性と実況動画などでも高い人気を誇る「Minecraft」と、2,000万人ものユーザー登録数を記録して話題となった「モンスターストライク」が受賞することとなった。
毎年個性的なゲームに贈られるゲームデザイナーズ大賞では現実世界とリンクした画期的な作品「Ingress」が受賞。今度は審査員として登壇した桜井氏は「メジャーなタイトルが選ばれるのは珍しい」という感想とともに授賞理由として「ルールや絵作りが斬新であるばかりでなく、ゲームとして多くの人が没頭する魅力があるため、多くの審査員の支持を集めた」とコメント。
また、厳密にはサービスインの時期を踏まえると選考対象外ではあるが「対象期間内に国内を席巻し、複数の審査員から投票が入ったことから受賞とした」と補足した。続けて、桜井氏は本作のポイントを解説。司会の伊集院光氏も「Ingress」にハマっていたと話し、その際に「Ingress」にハマってたときは20kgも体重が痩せたのに、やらなくなったら戻ってしまった」と暴露した。
グローバル賞海外作品部門に「コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア」が、上記の「妖怪ウォッチ2」、「スマブラ」以外の優秀賞としてスクウェア・エニックスとコーエーテクモゲームスがタッグを組んだことで話題をさらった「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」や「懐かしいけど新しい」をコンセプトにリメイクされた「ポケットモンスター オメガルビー/アルファサファイア」、ほかにも「龍が如く0 誓いの場所」、「Bloodborne」、「マリオカート8」、「Destiny」、「モンスターハンター4G」などの11作品がそれぞれ受賞。
さらに、今回の発表に続いて一般公開日となる19日には「アマチュア部門」が、東京ゲームショウの最終日となる20日には「フューチャー部門賞」がそれぞれ決定する。はたして、どのようなタイトルが飛び出すのか……まだまだ「ゲーム大賞2015」からは目が離せない。