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【スマホアプリ今日の1本】動物たちがかわいくプロレス!「Animal Wrestler.」
ひっぱりレスリング時代の幕開け!? “プロレス的な”演出に注目
(2015/7/15 00:00)
昭和の時代、日本のエンターテインメントを代表するコンテンツの1つであったプロレス。その興行はテレビでも何度も放映されていたこともあり、当時の少年たちは程度の差こそあれ、プロレス好きな人も多かったのではないだろうか。
時は流れ……プロレスをテーマにしたスマホゲームはいくつも登場している。今回紹介するAndroid/iOS「Animal Wrestler.」は、中でもカジュアルさとかわいらしさが溢れるタイトルだ。Wright Flyer Studios発であり、プロレス的な演出が上手く盛り込んでいるという点で印象的な作品となっている。
タイトルからもわかるように、登場人物は動物たち。主人公のハムスターとその相棒のウサギをはじめ、亀、フクロウ、熊など、皆レスラー風の出で立ちをしているが、どれもおはじき風にかわいらしく表現されていて、丸みを帯びた愛らしいキャラクターデザインになっているのが特徴だ。
ゲーム内容はタッチ操作で行ない、リング上を移動する主人公に対し、スワイプ操作でロープをひっぱり、指を放して主人公を敵のいる方向へと弾いてぶつけていく、というものになっている。敵味方ともに体力ゲージが表示されていて、主人公の体力が尽きる前に敵の体力をゼロにすれば勝利となり、つぎのステージへ進むことができる。
操作性としては昨今流行りの「ひっぱり系アクションゲーム」を想起させるが、本作の場合、主人公そのものではなく周囲のロープをひっぱって主人公を弾くところが風変わりだ。これはいわばピンボールにおけるフリッパー(玉を弾く装置)の操作によく似ていて、慣れてくると面白い。
なお、ロープで主人公を強く打ち返すことができるとFEVERゲージが増加し、これが満タンになればFEVER状態へと突入。このときは敵に接触しても体力が減らない無敵状態となるため、いかにこのFEVER状態を発動させられるかが、本作攻略のキモとなるようだ。
ところで、本作におけるプロレス的な要素をまとめると「主人公が覆面レスラー風の出で立ちである」こと、「リングの上で闘う」こと、そして「サウンドエフェクトやBGMがプロレスっぽくなっている」ことぐらいで、本格的なプロレスゲームとは少し違う。
というかぜんぜん違うのだが、フィニッシュには迫力満点のカメラワークでキャラクターを追う演出が入ったり、トーナメントに勝てばチャンピオンベルトが獲得できるといった演出によって、プレイ後はまるで本格派のプロレスゲームを遊んだかのような感覚になれるのがとても不思議だ。
ちなみに、本作では4人でのマルチプレイも可能となっているので、プレーヤーが集まったときは、これで対戦してみるのも楽しいかもしれない。笑いながらサクッとゲームを遊びたいときに、ぜひオススメしたい1本である。
(c) Wright Flyer Studios