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【スマホアプリ今日の1本】パズルゲーム+ラインディフェンスが楽しい「パズクエ」
頼もしい味方ユニットをパズルで召喚! 迫り来るモンスターを撃破しよう
(2015/6/25 00:00)
今回紹介する「パズクエ」は、テレビCMなどでもおなじみの「消滅都市」をリリースしているグリーの開発スタジオ「Wright Flyer Studios」の作品。パズルゲームにカテゴライズされるが、そこにラインディフェンスゲームの要素を取り入れることによって、一風変わったパズルゲームとして仕上がっているのが特徴だ。
基本ルールは、画面上方から侵攻してくるモンスターが画面最下部にある結界を超えないよう、味方ユニットの「ファントム」でモンスターたちを倒していくというもの。モンスターと「ファントム」はパズル画面上を動いており、パズル画面の一部がキャラクターたちで隠されるという大胆なゲーム画面になっている。制限時間内にモンスターを全滅させられればクリアとなるが、防ぎきれず、モンスターに結界を超えられるとゲームオーバーとなる。
本作のポイントは、縦、横、斜めのいずれかに2個以上つながっている同色ブロックを、一筆書きの要領でなぞって消していき、消したブロックの色に対応する「ファントム」を召喚していくこと。消したブロックの数が一定数溜まる度に召喚されるので、消せば消すほど味方の戦力は強化される。最低の消去条件が2個以上であることと、一筆書きで消せるというシンプルな操作のおかげで、誰でも簡単にプレイできる気軽さがある。
召喚した「ファントム」は自分で考えて移動・攻撃を行なうため、プレーヤーはブロックを消すことに集中すればいい。ただし、闇雲にブロックを消すよりは、侵攻してくるモンスターに対応した色のブロックを優先的に消したり、味方「ファントム」のHPを回復するためハートのブロックを消したりと、戦況を見ながらプレイしたほうが有利に戦える。
「ファントム」とモンスターには相性があり、素早いモンスターには「短剣」、空を飛ぶモンスターには「弓」、固いモンスターには「ハンマー」といった具合に、それぞれ得意とするモンスターの種類が決まっている。これから挑むステージにどのモンスターが出現するかは出撃前に確認できるため、それに対応したパーティ編成を考えるのが攻略のポイント。このあたりはタワーディフェンスっぽさが出ていて、戦略を立てる楽しさがある。
なお、ステージ攻略中はブロックを消していくと徐々に「FEVERゲージ」がたまっていく。これが満タンになったときに「FEVERゲージ」をタップすると、敵味方が停止して、一定時間「FEVERモード」へと突入。このときに一定量以上のブロックを消せば「CHAIN」となり、「FEVERモード」が終わると同時に、パーティリーダーの「ファントム」が特殊な効果を持ったスキルを発動する。
このスキルには強力なものが多く、戦況を好転させるきっかけになるので、どんどん使っていきたいところだ。何よりも、「FEVERモード」中はブロックが消しやすくなっているため、爽快感も抜群。また、スキル発動後は、「FEVERモード」中に消したブロックの数に応じて「ファントム」たちも召喚でき、一発逆転のカギともなる。
各ステージには設定された時間制限や「ファントム」とモンスターの相性といった要素があるため、単純にパズルが得意なだけではどうにも太刀打ちできないゲームとして仕上がっている。しかし、ステージに応じた「ファントム」の編成や「FEVERモード」発動のタイミングなどを考えながらプレイできるようになれば、本作の醍醐味を存分に味わえるはずだ。
なお「ファントム」はゲーム内通貨を使って成長させられるほか、より強力な「ファントム」へと進化させられるといった育成要素も用意されていて、長く楽しむことができそうな印象を受けた。タワーディフェンス要素といい、純粋なパズルゲームとはまたちがった楽しさがあるので、興味がわいたらぜひ触れてみてほしい。
© Wright Flyer Studios