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E3会場でX-ウィングに試乗! 「THE X-WING EXPERIENCE」レポート
(2015/6/20 15:57)
E3会場ウエストホールの前に、来場者の目を引きつけたものがある。それはソニーが出展した「Star Wars バトルフロント」の試遊コーナーにある巨大なXウィングのオブジェクトである。何よりスゴイのがその大きさである。実際に人が乗り込めるほど大きいのだ。
これは一体何なのか? 実は今回のために作られた「THE X-WING EXPERIENCE」という「Star Wars バトルフロント」のプロモーション用アトラクションなのである。希望者はこれに乗り込むと、合成動画を撮ってもらえるのだ。筆者も撮影したが、眼鏡を外して前がよく見えず、カメラの位置がわからなかったために、とてもまぬけな絵になってしまった。くすりと笑っていただければ幸いだ。
筆者は最初、このオブジェクトが何をするのかよくわからず、とにかくX-ウィングに乗れる! というワクワクする気持ちのみで参加した。E3最終日、朝1番で並んだのだ。最終日会場20分前にもかかわらず、前にはハイテンションな、おそらく40代の筆者よりさらに上の年齢の方が待っていた。そのはしゃぎようがとても楽しかった。
みんな「スター・ウォーズ」が大好きで、X-ウィングはあこがれなのである。前の人たちの楽しそうな雰囲気で、こちらもうれしくなってくる。筆者達が並んでいるのを見て、すかさず後ろに並ぶ人たちが出てくる。開場するころにはE3最終日にもかかわらず20人以上が並んでいた。そしてもちろん、その後もどんどん列は長くなっていった。
並んでいる20分間ずっと準備を見ていたのだが、かなりテンションが上がった。X-ウィングの後ろと前のスクリーンに切り立った渓谷が映し出され、コクピットからその映像を見ると渓谷をハイスピードで飛んでいるような気分になる。操縦席に乗り込むときは搭乗時はハッチを含めた前ブロックがスライドしてコクピットに乗り込めるし、映像が映し出されている間はコクピット全体がわずかに左右に揺れる。そして終了と共にドライアイスの煙が出るのだ。かなりの凝りように思わず笑みが浮かんでしまう。
乗る前は名前やメールアドレスをiPadで所定の書式に記入、その情報を載せたパイロットカードも渡される。このときのメールアドレスに、後で動画のURLが送られてくるのだ。そして乗り込むときは、上半身のみだが、反乱軍のパイロットスーツを着て、手袋をはめ、そしてヘルメットをかぶるのである。このときの楽しさは独特だ。遊園地の乗り物と同じ感じではあるが、スタッフに手伝ってもらいながら準備し、「Good Luck!」の声に送られてハッチが閉まっていくのはたまらなく楽しい。
実際には握った操縦桿は何の効果も及ぼさないし、撮影もほんの少しの時間だ。しかし、「X-ウィングのコクピットに座ったんだ!」という実感はやはり独特の楽しさだった。映像を見ると、ヘルメットの位置がおかしいし、もう少しそれっぽい表情ができただろうと、とにかく悔いが残るできになってしまった。東京ゲームショウなど、日本のイベントにもこのアトラクションは持ってきて欲しい。次はもっとかっこよくX-ウィングを乗りこなしたい。