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ネットでガシャポンを遠隔操作! 新サービス「ネットdeカプセル」を発表
(2015/6/15 20:12)
バンダイのベンダー事業部は、日本最大のネットキャッチャー「ネッチ」を運営するネッチと協力し、インターネットに接続したPC、スマートフォン、タブレット等からカプセル自販機「ガシャポン」を回すことのできるサービス「ネットdeカプセル」のテスト販売を7月よりスタートする。
プレイ料金は送料込みで200円から600円。なお、商品価格や商品サイズに関わらず、1商品につき100円が送料として予め加算されているが、1度に9回以上利用した場合、送料は全国一律無料となる。
サービスに先駆けて新サービスの展示会が行なわれたので、その模様をお届けする。
「ネットdeカプセル」の利用の基本的な流れは、クレジットカードで「カプセルポイント」と呼ばれるポイントを購入し、欲しい商品を選択してプレイ予約を行なう。自分の順番が来たらガシャポン自販機を操作(画面上のガシャポン自販機のハンドルを回す)するとカプセルが排出される。排出されたカプセルは登録アカウントごとに振り分けられ、数日後に未開封のまま梱包されユーザーに発送される。梱包は1つから最大9つまでを予定。
面白いのはインターネット上でデジタルなガシャポンを操作するのではなく、実機を遠隔操作するという点。ネッチの運営するオンラインクレーンゲーム「ネットキャッチャー」を踏襲した形だ。
同社では大人向けカプセル市場の需要がこのところ拡大している点に着目し、20代から30代の男女をターゲットにオンライン上でも「ガシャポン」を回して購入できる場所を提供したいと考え、今回のサービスを行なうこととなった。
実際にタブレットを操作すると、遠隔操作でカプセル自販機が稼働し、カプセルが排出されていた。排出の様子は設置された定点カメラで撮影されており、操作の様子や、自販機内のカプセルの残り具合などを一目で確認することができる。またカメラを切り替えて排出されたカプセルを確認することもできる。
自販機の中身の入荷は店舗に置かれた実機と同じようなサイクルで行なわれるそうで、いわゆるソーシャルゲームなどでよく謳われるデジタルな"ガシャ"というよりは、インターネット上にカプセル自販機の並ぶ店舗ができたという感覚に近い。
元々はユーザーからの「欲しい商品が売り場に無い」という問い合わせに応える形で企画がスタートしたということで、テスト販売時に用意される商品は30種類におよび、今後も順次追加されていくという。
カプセル玩具好きはもちろん、好きなコンテンツのカプセル自販機を捜して歩く手間が省けるサービスということで、今後の展開に注目したい。