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東野圭吾原作映画「天空の蜂」、物語の最重要キャラとなる巨大ヘリの姿を公開
(2015/6/15 12:00)
東野圭吾原作の「天空の蜂」が、堤幸彦監督によって映画化し、9月12日から松竹配給で全国で公開される。今回、映画に登場する自衛隊用の超巨大ヘリ「ビッグB」の写真が公開された。
「天空の蜂」は、1995年8月8日、最新鋭の超巨大ヘリ「ビッグB」が、突然動き出し、子供を1人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した! 遠隔操縦によるハイジャックという手口を使った犯人は〈天空の蜂〉と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言した。
機内の子供の父親であり「ビッグB」を開発したヘリ設計士・湯原(江口洋介)と、原子力発電所の設計士・三島(本木雅弘)は、上空に取り残された子供の救出と、日本消滅の危機を止めるべく奔走するが、政府は原発破棄を回避しようとする。燃料が尽きてヘリが墜落するまで、残された時間はたった8時間、姿の見えない敵との緊迫の攻防戦が始まった。
「ビッグB」は通常のヘリとは比べものにならない、全長34m、総重量25tもの大きさを誇る、日本最大にして最新鋭の自衛隊用の超巨大ヘリとなる。当初、海自が保有する巨大ヘリをチャーターし、撮影することも検討されたが、最終的に格納庫部分を巨大セットで、ヘリの外観はCGで再現することとなった。
堤監督からの“「とにかくデカい」、「怖い顔」、そして「サンダーバード2号」のイメージ”というリクエストのもと、世界中の様々なヘリと輸送機が調べあげられ、自衛隊機と並行飛行しても違和感がないようにリアリティが追求している。
あらゆるアングルのCGカットが必要とされる中、ワッペンなどの装飾物、羽根の付け根部分など、隅々までこだわり作られたディテールも見物で、CG制作に1年間もの月日が費やされ、本物のヘリに引けを取らないリアリティ溢れる、見事な「ビッグB」が完成したという。