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GameBankの1作目「オービットサーガ」6月17日に配信決定

育成、装備集め、島作り、対戦あり! 多彩なアクションRPGを先行レポート

6月17日 配信予定

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

 GameBankは5月29日、iOS/Android用3DアクションRPG「オービットサーガ」のプレス向け体験会を開催した。現在は事前登録を実施しており、配信日はiOS版、Android版ともに6月17日になることが発表された。ダウンロード、利用料金は無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。

 GameBankは今年1月、Yahoo! JAPANとインキュベイトファンドの支援を受けて設立された企業。社名のロゴにも「GameBank from Yahoo! JAPAN」と関連性を強調しており、実質的にはYahoo! JAPANが本格的なモバイルオンラインゲームを提供するための企業ととらえられる。

 体験会の会場では、GameBank代表取締役社長の椎野真光氏が挨拶。「このタイミングでリリースできるのは、去年の早い段階から開発パートナーのMOREGEEK様(台湾)と作りこんでいたから。長い時間をかけてチューニングしている。またプロデューサーの河井はコンシューマーゲーム業界で実績がある。間口は広く奥が深いゲームになっている」と述べた。

 続いてGameBank制作部シニアプロデューサーの河井大輔氏が登壇。「Yahoo! JAPANがゲームアプリを出すというと、カジュアルなゲームを想像されると思うが、いい意味で裏切るような本格的なゲームを3DアクションRPGという形で提案した。GameBankの目指すところは、オンラインゲームを日本でどんどんやっていこうというもの」と語った。

【スクリーンショット】
GameBank代表取締役社長の椎野真光氏
GameBank制作部シニアプロデューサーの河井大輔氏

【「オービットサーガ」公式PV】

【「オービットサーガ」公式プレイ動画】

ガーディアンを呼び出して一緒にバトル

ゲームの中心となるメニュー画面。多数のボタンが並んでいる
アクションゲーム部分はフル3D。移動は「ターゲット」ボタンでほぼ自動

 早速、「オービットサーガ」を先行体験した内容をお伝えしよう。本作はガーディアンと呼ばれる仲間を引き連れつつ戦う、3DアクションRPGとなっている。

 メインとなるストーリーモードでは、アクションゲームのフィールドをクリアすることでストーリーを読み進めていく。ストーリー選択時にAPという時間で回復するポイントを消費する形になっており、イメージとしてはソーシャルゲームのクエストに近い。

 アクションフィールドは3Dの俯瞰視点で、地面をタッチすると主人公がその場所に向かって動き出す。画面右下にある「ターゲット」ボタンをタッチすると、近くにいる敵に向かって自動で接近するという機能もある。敵に近づくと自動で攻撃を仕掛ける。敵が弱いフィールドなら、「ターゲット」ボタンを連打しているだけでもクリアできるようになっている。また画面を素早くタップすると前転回避ができるといったアクションもある。

 仲間のガーディアンは、プレーヤーがフィールドで召喚する。画面下にあるガーディアンのリストの中から好みのものをタップすると、その場にガーディアンが呼び出される。ガーディアンはプレーヤーの後ろを追いかけてきて、敵を見つけると自動で戦闘する。呼び出しておけば勝手に戦ってくれるペットのような存在だ。

 ガーディアンを呼び出すと、左下にある青い丸のマークを消費する。強いガーディアンほど消費する数が多く、全てのガーディアンを出して行動できるわけではない。またガーディアンが倒されると、そのガーディアンは一定時間は再度呼び出せなくなる。ガーディアンを呼び出している間は、敵はガーディアンを優先して攻撃するため、常に何かしらのガーディアンが出ている状態を保つのがポイントだ。また一部のガーディアンには、強力な攻撃を仕掛けてすぐ引っ込むという単発使用が可能なものもいる。

 フィールドにいる敵を倒して、ゴール地点に到達すればクリア。プレーヤーとガーディアンそれぞれに経験値が入り、次のシナリオが選べるようになる。これを繰り返してゲームのシナリオを読み進めていくのが基本だ。

 ガーディアンは事前に好みのものを最大5つ選んでセットしておける。ガーディアンはガチャで入手でき、有料のものとゲーム内ポイントで挑戦できるものがある。当然ながら有料のものは能力が高いものが出やすい。強いガーディアンを見つけて成長させるというのが、本作の遊びどころの1つだ。

【スクリーンショット】
ストーリーモードで遊びたいシナリオを選んでスタート
シナリオパートでは登場キャラクターの会話が見られる
「ターゲット」ボタンで敵まで勝手に走り、近づくと勝手に戦闘を始める
ガーディアンを呼び出すと、主人公の近くに降り立つ
強力なガーディアンは見た目も派手な攻撃を繰り出す
連れていくガーディアンは事前に選んでおく

攻められると嬉しい? 自分の「島」を作る非同期型対戦モード

対戦は非同期のコンテンツ。他のプレーヤーとレートで競う

 もう1つのゲームモードは対戦要素。ガーディアンを呼び出して戦うというアクション部分は同様に、他のプレーヤーが組み立てた「島」に攻め入り、設置された罠やガーディアンを突破するという、非同期型の対戦コンテンツになっている。

 「島」は土台になる「地形パネル」を組み合わせてマップを作った後、ガーディアンと罠を好みの位置に配置していく。「地形パネル」には、道が細く行動が制限される場所や、触れるとダメージを受ける茨が伸びるものなどがある。ガーディアンは普段連れ歩いているものを流用して配置。罠は近づいた敵に砲撃したり、足を遅くしたりと、様々なものがある。

 自分の「島」には、他のプレーヤーが攻め入ってくる。配置したガーディアンや罠で撃退に成功したり、自分が他のプレーヤーの「島」に進攻して成功すると、対戦レートが増加する。逆に進攻・防衛に失敗すると対戦レートが減少する。これで他のプレーヤーとランキングを競う。

 他のプレーヤーに進攻されるゲームでは、一定時間攻撃されないアイテムが有料販売されたりするものだが、本作ではそういうアイテムは存在しない。進攻されてもガーディアンや罠などが失われるようなことは一切なく、逆にガーディアンの経験値がもらえる。進攻されるほど嬉しいと思えるような設計を目指したのだという。

【スクリーンショット】
まずは自分の「島」を作る。地形もアイテムのうち
ガーディアンや罠を好みの場所に設置していく
完成したら自分で進攻してみるテストも可能
他のプレーヤーの「島」に進攻。巨大なドラゴンも出てくるハードな戦い

ボタン連打で遊べる気軽さと、その先に待つ多数の要素が魅力

課金要素はガーディアンのガチャだけ
装備品集めも本作の重要な要素。ガーディアンの育成の先にアイテム入手がある

 キャラクターの成長要素は複数ある。ガーディアンはレベルアップして強くなるだけでなく、召喚時にプレーヤーの能力を底上げするものもいる。さらにガーディアンのレベルを最大まで上げると、ガーディアンごとに異なるアイテムが入手できる。アイテムは「島」の各種パーツや、プレーヤーが装備する武器・防具などの装備品となっている。ガーディアンからアイテムが得られるという仕組みにより、能力が低いガーディアンにも存在意義がある。

 装備品は主人公の能力を底上げできるもの。武器だと攻撃力、防具だと防御力と決まっているわけではなく、HPが増える武器や攻撃力が上がる防具もある。装備ごとにいくつかの能力が付与されており、レア度が低いからといって弱いとは限らない。外見も変化するので、アバター的な楽しみもある。

 ゲームで有料になる部分は、レアなガーディアンを入手するためのガチャだけで、他は全て無料で入手可能としている。装備品や「島」のパーツはゲームを進めることでしか入手できないが、これらをイベント等の企画向けに配布するのは可能だという。イベント限定アイテムとなれば、ゲーム内では自ずと価値を持つので、プロモーションの面でも扱いやすい設計を考えているのだという。

 ざっとゲームの全体像を見てきたが、実際にプレイした筆者の感覚としては、クエスト進行型のソーシャルゲームを大幅にリッチにしたという手ごたえだ。3Dアクションというと腕の差が出そうだし、ましてやスマートフォンでどれだけのアクションができるのかと懐疑的に思う人も多いだろう。本作はとりあえずボタンをポチポチ押しているだけでもゲームを進めらるので、アクションゲームだと気負う必要は全くなく、間口は広い。

 ただその先はやることが山ほどある。ストーリーモードを楽しみつつガーディアンの育成とアイテム収集、そこから主人公の装備品選びと「島」の設計、さらには他のプレーヤーとの対戦もある。装備の性能が極めて多彩にあるようなので、特定の能力を持った装備を探すとなると、結構なこだわりが出てくる。それでいてソーシャル性がさほど強くなくマイペースに進められる。間口が広く、奥が深いというのも納得のいく設計だ。

 本作の事前登録者数は、5月29日時点で5万人を突破。事前登録得点としてレアガチャに使える「星鉱石」を5個(1,000円相当)配布する予定だったが、5万人を突破したことを記念して10個に増量された。今後事前登録者数が10万人を突破した場合は、さらに5個追加し合計15個になる。また8月には、スマートフォン向けローグライクRPG「ドラゴンファング ~竜者ドランと時の迷宮~」とのコラボレーションを実施するとしている。

【スクリーンショット】
グラフィックスはリッチでも操作は簡単。それでいてやり込み要素もある

[お詫びと訂正]
記事掲載、当初タイトルの発売日に誤りがありました。正しくは6月17日となります。ここにお詫びして訂正させていただきます。

(石田賀津男)