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正式サービス開始! 「コズミックブレイク2」オープンβテストレポート
新リーグやペイント、エモーションなどOBTで追加された新要素を全部試してみた!
(2015/5/1 00:00)
サイバーステップはWindows用オンラインアクションシューティングゲーム「コズミックブレイク2」のオープンβテスト(OBT)を4月24日から28日まで開催した。OBTも多くのユーザーが詰めかけ、多少のトラブルは発生したものの、CBTの時ほどの混乱はなかった。OBTのクライアントはCBTでプレーヤーから寄せられたフィードバックを反映させたもので、プレイデータはこのまま正式サービスに引き継がれる。
このレポートでは、前回レポートをお届けしたクローズドβテスト(CBT)バージョンから進化した部分など、OBTでの変更点などをまとめて紹介した。なお、正式サービスは、4月30日16時30分からスタートした。正式サービスに合わせて、ツインテールのキュートな新ロイド「リリレイン」が実装される。さらに一部ロイドの「グレードS」へのリミット解放も可能となる。
正式サービス以降にも、新たに解放されるロイドや新要素について、しっかりレビューするつもりだ。ぜひそちらの記事も楽しみにして欲しい。
新リーグ「ピッチャーズファイト」はガチンコバトルロイヤル
「コズミックブレイク2」は、ロイドというロボット生命体や武装した女の子を操作して、最大10対10の対人戦を楽しめるオンラインアクションシューティングゲームだ。CBTレポートでもゲームの詳細は紹介したが、今回初めて「コズミックブレイク2」に興味を持ったという方のために、改めてゲームのシステムをおさらいしておこう。
本作はロビーで待機しつつ、マッチングしたらバトルエリアに移動して戦うMOタイプのゲーム。アクションシューティングと銘打たれているように、銃による遠距離攻撃と、剣を使った格闘攻撃の2種類を使い分けつつ、キャラクターごとに持っている特殊な攻撃も駆使して戦う。操作はキーボード&マウスとゲームパッドの好きな方を選べる。
バトルでは、ロイドを3~5体組み合わせてチームを作り、最大10対10の対人戦を楽しめる。マッチングでプレーヤーの数が揃わない時にはNPCが参加してくるので、マッチングで延々と待たされるということがなく、サクサクと快適に遊ぶことができる。CBTまでは「ノービス」、「プライム」、「マスター」の3リーグがあったが、これがOBTでは「ルーキー」、「プライム」、「マスター」に変更になり、ルーキーステージはよりチュートリアル的な要素が強くなった。
ステージはルーキーが1種類、それ以外は3種類。制限時間内に何回か出現するタワーを守る攻防の中でプレーヤーやNPCを相手に戦う。勝敗はポイント制で、制限時間内に先に持ち点を失ったほうが負けとなる。
ステージには物理エンジンを使った武器にも使える岩や爆弾、木箱などのオブジェクトが散乱している。バトル中盤になると七色に輝くキューブが落ちてくる。中にはワンダービットというオプションパーツが入っている。パーツには盾やミサイルなど数種類あり、4つまでストックが可能。また、終盤に入ると、上空から隕石が降ってきてステージの一部が破壊される。例えば中央にある橋に隕石がぶつかって崩れ、入り組んだ瓦礫の中で戦うといった感じだ。ちなみに隕石落下に巻き込まれると即死する。
また、上記3つのリーグとは別に、OBTからは「イベントリーグ」という新しいリーグが導入された。これは「イベントチケット」というアイテムを使って参加する特別なリーグで、期間ごとにルールやステージが変わっていく。ボーナスステージ的な色合いが濃く、ノーマルなリーグに比べるとレアな報酬や多額の賞金が手に入る。ただしイベントチケットは毎日3枚しか配布されない。まれにクエストやメンテナンスの報酬として手に入ることもあるがレアなので遊べる回数には限りがある。
OBTで遊べたイベントリーグは「ピッチャーズファイト」というもの。名前から、爆弾を投げ合うようなバトルを想像していたのだが、実際には身を隠す場所がほとんどないサイバー空間でのガチンコ勝負だった。このステージで勝利した時の報酬が投擲系スキルの強化アイテムなので、この名前になっているのだろう。隠れる場所がないため、遠距離攻撃できるクラスが圧倒的に有利なステージだった。今後登場してくる別のステージでも、そのステージならではの強弱があり普段とは違う戦い方や編成が楽しめるようになっていると思われる。
プレーヤーが対戦に慣れてきて、より白熱したチームバトルに!
ロイドはアサルト、パンツァー、エアリアル、バスター、フォートレス、ジャマーという多彩な能力を持つ6つのクラスに分かれている。最初に選べる女の子は、パンツァーのルナスタシア、エアリアルのクリムローゼ、バスターのフィオナのうち1人。CBTではルナスタシアを使っている人が多かったが、OBTではその実情を反映してクリムローゼとフィオナが強化されたため、この2人を使う人も一気に増えた。特に今回はフィオナを選んでいる人が多い印象があった。
3人の女の子にはそれぞれコスモリーグに出ることになった細かい設定が用意されている。そして一見ただのロボットに見えるロイドたちにも、それぞれ胸に秘めた戦いの理由がある。最初にチュートリアルの指南をしてくれるゼロセイバーという先輩ロイドにはOBTからなかなか渋いボイスも入っていた。
クラスの特性と、筆者が使ったOBTバージョンの感想は以下の通り。
・アサルト…地上でも空中でも素早い動きのオールラウンダー。滞空時間は短めで、一撃の強さではパンツァーには劣るが、素早い動きで敵を翻弄できる。気がついたら近くに来ている神出鬼没さが魅力。
・パンツァー…大きな一撃で相手を吹っ飛ばす。味方に張り付いている敵を吹っ飛ばしたり、集団になっている敵の1人を味方のいる方向に吹っ飛ばして分断したりとライン戦で突破口を開く存在。
・エアリアル…素早い空中移動で空から攻撃をかける。射程や飛行距離はフォートレスに負けるが、スピードと近接で威力を発揮するスピアを使って上空から急降下して襲い掛かってくる。
・バスター…遠距離射撃を得意とする支援クラス。タワーの防衛や対空砲火で威力を発揮する。近距離攻撃を持っていないロイドもいて、間合いを詰められると不利になるため位置取りが重要。
・フォートレス…高高度からの爆撃を得意とする対空特化型のクラス。移動速度は遅いが、滞空時間はロイド中最長。巨大な機体が悠々と空を進むさまはまさに要塞。筆者の一番のお気に入りクラス。
・ジャマー…敵の移動速度を落とす範囲攻撃など、行動妨害を得意とするクラス。集団でもみ合っている時に使って防衛線を崩したりと、使いどころさえ心得ていれば効果的に敵を分断できる。
ひたすら混戦の殴り合いだったCBTと比べると、OBTではプレーヤーの動きがずいぶん洗練されてきた。リーグがスタートしてもすぐには前に出ず、相手の動きを伺いつつ集団で移動したり、目の届かないルートで敵の陣深くまで侵入して奇襲をかけたりと、反射神経だけではなく頭を使った読みあいが楽しくなってきた。
ペイント機能で女の子たちを自分色に染めろ!
システム面では、UIが細かく改善されている。まず、システム周りのボタンやリーグ参加ボタンは一回り大きくなり視認性が良くなった。公式4コマ漫画やムービーにアクセスできるインフォメーションのボタンも追加された。また、CBTにはなかった機能として、最大3人のグループでマッチングに参加できる「グループマッチング」や、キャラクターのエモーションなどが追加されている。
また、ロビーで待っている間が退屈というCBTのフィードバックを受けて、コミュニケーション要素として「エモーション」が実装された。OBTの時点で組み込まれたのは「アピール」、「喜び」、「悲しみ」、「コスチュームブレイク」の4種類。それぞれ「T」、「Y」、「U」、「I」キーに登録されている。
筆者が遊んでいたルナスタシアでは、アピールは大剣を横に振りぬく動作、喜びはリーグがスタートするときのセリフと共に大剣を構える動作、悲しみは地団太を踏みながら2種類ある負けセリフのいずれかを言う。一番気になるコスチュームブレイクについては、一部ロイドにのみ適応という注意書きがある。今回は条件を満たしていなかったのか、ボタンを押しても何の反応もなかったが、次回のレポートまでに試してみたい。
ちなみに、通常は操作しているキャラはずっとプレーヤーに背中を向けている。時キャラのエモートを見るには「Alt」+「C」ボタンでカメラの向きを変えると正面や横、斜めなど好きな位置から時キャラを愛でることができる。その日の気分で色を替えたり、編成したロイドを共通のカラーリングにしたり、仲良くなった人とチームカラーを作ったりと、色々と活用できそうだ。
OBTに合わせてスタートした「招待キャンペーン」は正式サービス後も継続して開催される。ロビーにいる専用NPCに話しかけると招待コードを発行してくれる。このコードを招待された友達が入力すると、招待した側とされた側双方が経験値が取得できるアイテムなどのキャンペーン特典をもらえるというものだ。招待は最大5人まで可能で、5人招待した人にはキャンペーン限定の「フレンドシップフラッグ」というアイテムがもらえる。招待キャンペーンについては公式HPに詳細があるので、気になる人はそちらもチェックしてみて欲しい。
今回はざっくりとOBTの内容について紹介した。次回のレポートでは、新ロイドのリリレインを使ってみた感想など、正式サービス後の内容をより詳細なレポートでお届けする予定だ。
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