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DeNAが麻雀でe-Sports? 「雀神クロニクル」社内大会を開催

素早いサイクルで盛り上がる対戦! DeNA社内の雰囲気もあわせて紹介

4月27日 開催

社内にあるカフェで行なわれた「リアル最強決定戦」

 ディー・エヌ・エーが配信するAndroid/iOS「雀神クロニクル ~神速バトル麻雀~」。1回40秒で決着する超スピード麻雀として弊誌でも紹介したが、今回DeNAでは本作の「リアル最強決定戦」を4月27日にDeNA社内で開催した。

 「リアル最強決定戦」は、対戦形式でプレイしていく「雀神クロニクル」を使って、リアルでトーナメント戦を開催するというもの。DeNAでは、以前より社内エンジニア向けの勉強会は定期的に開催しているというが、このようなゲームを使ったイベントは異例だという。

 今回は取材という名目で、会場となったDeNAの社内カフェに潜入することができた。フランクな雰囲気でイベントを楽しむDeNAの様子も含めてお伝えしていきたい。

【カフェの様子】
普段は食事が楽しめるほか、勉強会としても使用される。フロアの奥側の窓からは、夜景が一望できる

目指せユーザーイベント! 大会向きの「雀神クロニクル」システム

1分以内で終わる試合。その中に麻雀の悲喜こもごもが詰まっている
チャイナドレスで銅鑼を持つのは社員の林さん。銅鑼の音で雰囲気を盛り上げていた

 大会は社内から集まった8人参加のトーナメント戦で、勝負は1プレイによって決定。

 カフェは社員が自由に出入りできる状況で、イベントを観戦する人、大会を横目にコードを書き進める人など様々。カフェではアルコールも飲めるが、参加メンバーは大会前に酒を断つという気合の入れよう。しかし試合で負けると、途端にビール缶を「プシュッ」と開けて、早々にリラックスモードに突入していた。

 「雀神クロニクル」はいわば1人麻雀を対戦型にアレンジしたような作りで、鳴きはなく、手作り中は相手の手は関係ない。しかもフリテンもないので、テンパイした後でも最後の1枚まで手役を伸ばすことができる。

 対戦が盛り上がるのはその手作り後で、お互いリーチをかけていればリーチ合戦となり、手配オープンでツモり合い、めくり合いへと展開する。手を作り、ここで上がり切ることで初めて点数を獲得できるので、もっとも盛り上がる場面となる。

 試合では、初戦からチンイツが飛び出したり、リャンメン待ちが間三萬に負けたり、実に麻雀らしい展開が続々と見られた。待ち時間がないので、手作りはサクサクと進められるのだが、素晴らしいツモが続いて狙い通りの手役へ発展していくと、会場からは自然と「おおー」という歓声が上がる。

 良い手でリーチをかけて、開けた相手も良い手であれば、リーチ合戦は俄然盛り上がる。跳満以上確定同士、しかも上がって逆転が決まったりすれば、大きな拍手が起こっていた。

機材トラブルの関係で途中から2スクリーンに。参加した社員は真剣なあまり抱え込むようにして端末を持っていた
跳満炸裂で逆転! 会場が最大に盛り上がった場面
本作ディレクターを務めるサン電子の中西栄二氏も駆けつけた。中西氏はプロ雀士であり、本作は渾身の企画だという

優勝した“DISCO先輩”(左)と総合プロデューサーの椙原誠氏(右)

 大会で優勝したのは、普段から「雀神クロニクル」をプレイしまくっているという“DISCO先輩”。初戦から強気の姿勢で攻め、高得点をコンスタントに叩きだした見事な勝利だった。

 今回の社内大会は社内で「雀神クロニクル」をプレイしている人が多いというのが開催の1つのきっかけだったというが、総合プロデューサーの椙原誠氏によれば、今後企画しているユーザー参加イベントの前哨戦としての意味合いもあったという。社内大会を通じて手応えは確かにあったようで、ユーザーイベントが実現すれば「麻雀によるe-Sportsが発展するかも(笑)」と冗談交じりに今後の展望を述べていた。

 麻雀の爽快な部分を凝縮した「雀神クロニクル」は、かねてからの麻雀ファンほどハマりやすい要素を秘めているし、大会形式ではギャラリーとしてもその盛り上がりを楽しむことができた。「雀神クロニクル」のユーザーイベントはもちろん期待したいが、これをきっかけとしてDeNA主催のゲームイベントが増えていくことも期待したい。

DISCO先輩にはトロフィーと、発売済みの「アカギ」全巻セットがプレゼントされた
iTunesで購入

(安田俊亮)