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「マジック・デュエルズ・オリジン」をプレイアブルで体験

「MTG」デジタル最新版。無料でも長く遊べる改良されたシステムをチェック!

4月25日~26日 開催

会場:幕張メッセ 1ホール~11ホール、イベントホール

入場料:
1,500円(前売り)
2,000円(当日券)
2,500円(2日間通し券・前売り販売のみ)

 ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは、カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」(MTG)のデジタル最新版「マジック・デュエルズ・オリジン」の体験版を「ニコニコ超会議2015」の中で公開している。プラットフォームはSteam、プレイステーション 4、Xbox One、そしてiOS。Steam版とiOS版、Xbox One版は7月配信予定で、PS4版は遅れての配信となる。ダウンロード、利用料金は無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。

【「マジック・デュエルズ・オリジン」トレーラー】

デジタル最新版「マジック・デュエルズ・オリジン」が登場
PC版とiOS版が会場には用意されていた。UIや動作が洗練された印象

 「マジック・デュエルズ・オリジン」は、「MTG」のバトルをデジタル上で楽しめるカードゲーム。昨年は「マジック2015」が配信されていたが、本作はその最新版となる。

 チュートリアルから「MTG」のルールを学び、ゲームを進めながらデッキを研究していくという流れは前作と同様だが、本作ではシステム的な改良が多く施されている。

 例えば、カードの入手はプレイによって手に入る「ゴールド」を使用し、好きなカードと交換していくスタイルになった。よりゲームらしさが増した印象で、ゴールドは手っ取り早くリアルマネーで購入もできるが、じっくりプレイすれば最後まで無料でプレイすることも可能になっている。

 またリリース後も最新のエキスパンションセットを反映したDLCが定期的に配信されるほか、ストーリーモードとは別に「クエスト」の配信もあり、プレーヤーが長く遊べるような工夫も盛り込まれている。

 面白いのはストーリーモードで、「MTG」の象徴的キャラクターである5人の「プレインズウォーカー」のバックグラウンドがなぞられていく。「プレインズウォーカー」のストーリーを個別に追うことで、ゲームのルールだけでなく世界観も理解しやすい仕組みだ。

 今回はタブレット版を触ることができたのだが、前作よりもレスポンスが良く、操作しやすくなっているように感じた。ほかにも手元のカードを場に出すようなスライド操作にも対応していて、UI的にも洗練された印象だ。

 そして、今回はじめて「プレインズウォーカー・カード」が実装されるほか、双頭巨人戦モードを含む多人数戦も充実している。

 ただしデジタル版の制限もあって、コモンカードはデッキに4枚組み込めるが、アンコモンなら3枚、レアなら2枚、神話レアなら1枚が組み込める。リアルとは少し違うので、その点だけ注意が必要だろう。配信は7月ということでまだ時間はあるが、無料でスタートできるので、時間がないというかつてのプレーヤーにも1度触っていただきたいタイトルだ。

ブースの他のスペースでは、日本国内外の強豪プレーヤーに対する来場者の挑戦イベントが開催されていた。ただし3分ごとになぜかバスケを行なうという変則ルールで、ゴール数の差でライフがやり取りされる。真剣だけど笑ってしまうような、ユニークなイベント戦となっていた

(安田俊亮)