「マジック・ザ・ギャザリング」新弾「イニストラードを覆う影」本日発売！

　ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは4月8日、トレーディングカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」の最新セット「イニストラードを覆う影」を発売した。価格は1パック350円(税別)。

　「マジック・ザ・ギャザリング(以下：マジック)」は1993年にアメリカで発売された世界初のトレーディングカードゲーム。デッキと呼ばれる60枚以上のカードの束を用いて戦う対人ゲーム。現在では世界中でプレイされており、独特のダークファンタジーな世界観や、綿密に練られたストーリーに加え、競技用カードゲームとしての細かなルール設定、ジャッジ制度など、プレイする環境が整っていることがファンの心を掴んでいる。

　また、プロプレーヤーを筆頭に世界中で賞金制の大会が催されており、国内でもプロプレーヤーチームが新設されたことも記憶に新しい。

最新セット「イニストラードを覆う影」発売

「イニストラードを覆う影」ブースターパック

デッキビルダーセット、エントリーセット5種

　今回発売された最新セット「イニストラードを覆う影」は、ゴシック・ホラーの雰囲気を漂わせる次元“イニストラード”が舞台。吸血鬼や狼男などマジックの世界観の中でも一際ダークな印象を持つ次元となっている。マジックはブロック(幾つかのセットのまとまり。現在は1ブロックあたり2セット)が変わるごとに次元が変わり、異なる世界観を楽しめることがその魅力の一つとなっており、イニストラードが舞台となるのは2回目となっている。

　「イニストラードを覆う影」では、かつて吸血鬼から人間を守護していた存在“大天使アヴァシン”が狂気に侵され人間に牙をむく。プレインズウォーカー“ジェイス”は、“タミヨウ”が残した「手掛かり」をもとに、アヴァシンに狂気をもたらした原因を探る。

プレリリースで配布された日付入りカードと、後日開催予定のゲームデーで配布予定の特別仕様のプロモカード

　カードシステムとしては、「マッドネス」、「昂揚」、「調査」、そして「変身」といったメカニズムが採用されている。総じて、イニストラードの雰囲気に合わせて“墓地”(使用したカードが置かれる場所)を参照するシステムが多く採用されている。「マッドネス」や「変身」はかつてイニストラード環境を楽しんだプレーヤーには懐かしいものとなっており、一方で「昂揚」や「調査」は初登場のシステムということもあり、今後プレーヤーによってどのような利用をされるのか注目したいポイントとなっている。

　「マジック」は、初めて遊ぶというプレーヤー向けに構築済みのデッキ「エントリーセット」(価格：1,200円、税別)や、未開封のパックを使ってその場で遊べる“ドラフト”や“シールド”といった遊び方(フォーマット)も用意されている。“ドラフト”や“シールド”は店舗によっては定期的に開催されているため、興味はあるが一緒にプレイする人が見つからないという人はぜひ足を運んでみて欲しい。

【製品価格】

「マジック・デュエルズ」大型アップデート実施

　「マジック」のデジタル版として配信されているiOS/PC/Xbox One用デジタルカードゲーム「マジック・デュエルズ」の大型アップデートが実施された。

　「マジック・デュエルズ」は、1人でも手軽に「マジック」を楽しめるゲーム。今回のアップデートでは、4月8日に発売された「イニストラードを覆う影」と1月22日に発売された「ゲートウォッチの誓い」の2セットが追加される。合わせて、新ステージなども追加されており、早速新しいカードセットを試したいというプレーヤーには最適となっている。

プロツアー「イニストラードを覆う影」をニコニコ生放送にて配信

プロツアー「ゲートウォッチの誓い」優勝者のジャアチェン・タオ選手

開催期間：4月22日～25日 (日本時間)

　「マジック」世界最高峰の大会“プロツアー”「イニストラードを覆う影」を日本時間の4月22日から25日の期間、スペインのマドリードにて開催される。賞金総額25万ドルと、のちに開催される「世界選手権」の参加権利をかけて、世界中からプロプレーヤーが出場する。日本からも渡辺雄也選手、山本賢太郎選手、八十岡翔太選手、瀧村和幸選手らを始めとするプロプレーヤーたちが参加予定となっており、その模様をニコニコ生放送公式チャンネルより生中継で配信する。

【配信URL】
4月19日 20時30分～22時30分：プロツアー「イニストラードを覆う影」直前生放送
4月22日 16時～2時：プロツアー「イニストラードを覆う影」生放送
4月23日 16時～2時：プロツアー「イニストラードを覆う影」生放送
4月24日 16時～2時：プロツアー「イニストラードを覆う影」生放送