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「コズミックブレイク2」クローズドβテストレポート

まだまだ改良の余地はあるが、対戦はなかなかの熱さ!

たくさんの強化、カスタマイズ要素で自分だけのロイドが作りだそう

キャラクターのカスタマイズ画面。CBTではまだパーツが少なかった
コスモピースでカートリッジを購入する
ショップ画面

 ロイドには「C」から「S」までのレアリティがあり、それぞれにコストが設定されている。レアリティ高くなるほど強力な攻撃や特殊な攻撃が使えるようになるが、ランクの高いロイドはコストも高く、チームのメンバーをすべて上位ロイドで固めることはできない。例えばノービスリーグは50、プライムは84、マスターは116のコスト内でロイドをやりくりしなければならない。

 ロイドが持つ武器にもそれぞれコストが設定されている。例えばランク「A」のルナスタシアは本体のコストが25、装備する武器がランク「A」のドゥームスレイヤーの場合、そのコストが5なのでトータルでコスト30になる。もしノービスにこのルナスタシアを登録した場合、残りのコストは20しかないので「C」や「B」のロイドしか登録できない。得意なクラスだけで編成するのか、色々なクラスを組み合わせて状況に応じて使い分けるのかといった編成を考える作業は、本作の楽しみの1つだ。

 武器やパーツはゲーム内通貨を使ってストアで買うことができる。CBTでは必要最低限の武器と装備しか販売されていなかったので、カスタマイズで遊ぶには少々物足りない感じだった。色々なパーツや武器が増えていけば、自分だけのロイドを作り上げる楽しみが増しそうだ。

 キャラクターのカスタマイズというと、ベースに装飾をつけたり一部を交換したりというイメージだが、本作のロボはコアという部分以外すべてのパーツを入れ替え、まったく違うロボットにしてしまうこともできる。装備が少ないCBTでも、色々なロボのパーツを組み合わせてみたこともないような外見に変貌したロボを見かけた。

 そんな自由度の高さは魅力的な部分なのだが、そのためのUIが非常にわかりづらいのは残念な部分だ。パーツには「AM」、「SS」、「HD」といった記号で管理されているが一見しただけではどこのパーツなのかわからない。さらに、パーツを替えることで見た目以外の何が変化しているの表示はない。購入時に現在の装備と見比べたり、すでに持っているものなのかどうかを確かめることもできないため、カスタマイズの敷居が非常に高く感じるので改善して欲しいところだ。

 キャラクターの能力強化には「カートリッジ」を使う。これは防御力や攻撃力などのステータスをアップしたり、ダッシュ攻撃やダッシュ移動など特殊な技能を習得できるアイテム。「C」から「S」までのランクがあり、自分のランク以下のカートリッジしか使えない。このカートリッジはコスモピースというアイテムで入手できる。CBT中はリーグのたびにクローズドβピースという特別なピースが配布され、それを使えばどのカートリッジにでも交換することができた。正式サービス後はおそらくもっと入手難易度が高くなるはずだ。

 マスターピースは入手するとアイテムとして手に入り、その能力を覚えさせたいロイドにインストールして使用する。覚えられる技能によっていくつか系統があり、同じ系統の技能は使える数に制限がある。例えば同じ「ブーストランニング」という技能でも前方にダッシュするカートリッジと後方移動に特化したカートリッジは同時には使えない。

 また「強化継承」という形で経験値を獲得することもできる。これはいわゆる合成で、経験値アップアイテムや使わないロボなどを合成することで、その経験値を獲得できる。CBTでは一部のロイドに限って、アイテムを使ってランクの上限とレアリティを上げる「リミット解放」を使うことができた。ランクが上がると強くなるが、必要コストも増えるのが注意点だ。

まだまだ改良の余地はあるが、対戦はなかなかの熱さ!

リーグに登録したらマッチングまではロビーで自由に過ごせる

 今回のCBTではストアの中にある「アイテム」、「ポケット」、「ガラポン」などが未実装でアイテムはテスト用に用意された限定的なものだった。システム的にもゲームバランス的にも、修正の余地は大きく、テストの間にも毎日のようにアップデートが行なわれてどんどん変わっていった。そのため、今の時点では本作が面白いか、ストレスフルなのか判断するにはやや時期尚早だ。

 最終日には上位のロボがNPCとして登場していた。より巨大になり、全方位への拡散ミサイルなど攻撃も楽しそうなものがそろっていた。今後も人間タイプもロボタイプもまだまだ多数の機体が追加される。本作はeスポーツも意識したゲームとしてやりこむ余地もかなりあるが、逆にお気に入りの女の子たちをカスタマイズして気軽に遊ぶこともできる。操作も単純で、こういったゲームに慣れていない筆者でも状況によってはトップランカーになることができた。興味を持っていただけたなら、ぜひとも実際に遊んで進化のほどを確かめて欲しい。

(石井聡)