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開発者によるPS4「The Order: 1886」デモプレイ

占拠された飛行船内での激しい戦い、ステルスなど多彩なゲーム要素も

1月28日~2月1日開催

会場:Taipei World Trade Center

 今回のSCETブースでは、米Ready At Dawnが開発しているプレイステーション4向けアクションシューティング「The Order: 1886」を強くプッシュしていた。SCETのオープニングセレモニーでは、織田博之氏が主人公「ガラハッド」、そして江口達雄氏が様々な発明品でガラハッドをサポートする「ニコラ・テスラ」のコスプレで登場するなど、ファーストパーティータイトルとしてはもっとも力が入れられているタイトルとなっている。

 1月30日に「The Order: 1886」のイベントが開催され、クリエイティブディレクターのRu Weerasuriya氏がゲームの解説とデモプレイを行なったので紹介しよう。

独特の世界観と、迫力たっぷりな戦いが台湾ユーザーを魅了

クリエイティブディレクターを務めるReady At DawnのRu Weerasuriya氏
コスプレのモデルとフォトセッションガラハッドが本当によく似ている
デモプレイでゲームの魅力を紹介
繁体字中国語字幕版の2月20日の発売が告知された
こちらは織田氏のコスプレ姿

 「The Order: 1886」は“半獣”と呼ばれる人間社会に隠れ住み、人間を狩る存在のいる我々とは異なる歴史を歩んでいる世界を描く。舞台となるのは19世紀のイギリス・ロンドンここには半獣と戦い続ける「騎士団」と呼ばれる存在がいた。

 この世界は産業革命以降、我々と異なる技術を発展させている。マグネシウムの粉をばらまき発火させることで爆発させる特殊銃や、雷のような電気を発する電撃銃などの武器や、高性能の飛行船など、ロンドンで展開する風景はわずかに異なる。

 騎士団は天才科学者ニコラ・テスラの協力などで半獣と戦う力を手に入れていたが、産業革命の影響に苦しみ、階級間の格差に憤る市民が蜂起し、大英帝国に反旗を翻してきたのだ。騎士団は半獣と共に反乱する人々とも戦わなくてはならなくなる。主人公の騎士団員ガラハッドは、その歴史のうねりに巻き込まれていく……。

 イベントではWeerasuriya氏のデモプレイで、ゲームの特徴が紹介された。「The Order: 1886」は現実の世界とはわずかに異なる19世紀のロンドンの描写、激しいアクション、様々なゲーム要素と魅力たっぷりの作品で、映像を見ているだけでも引き込まれる。今回は巨大な飛行船を占拠した反乱軍に立ち向かうシーンが紹介された。

 「The Order: 1886」は基本はTPSであるが、銃撃戦だけでなく、様々なアクション要素が盛り込まれている。今回は敵が占拠する飛行船の上に密かに降り立ち、ロープを使って飛行船の側面を通り内部に侵入、特殊な装置を使って船内の電源を落とすというステルスアクションシーンが紹介された。

 騎士達の会話シーンから、ロープを使った飛行船の側面の降下、そして内部への侵入と、ロード画面は一切なく、イベントとアクションシーンがシームレスにつながる。プレーヤーをゲーム世界に没入させるこの流れるような展開に力を入れているとWeerasuriya氏は語った。飛行船の電気をショートさせる秘密兵器は真空管のようなレトロなデザインで、独特の世界観を感じさせる。

 さらに船内での激しいアクションシーンも紹介された。こちらの展開は、日本でも1月30日に公開された動画で見ることができる。障害物に身を隠し、敵が身を乗り出した瞬間を撃つというのが基本スタイルだが、敵に接近しての接近戦攻撃や、騎士だけ持つ特殊能力“ブラックサイト”を使い、スローモーションに変化する世界で敵を打ち倒すといったシーンも見ることができた。特にショットガンのエフェクトが非常に派手で、見応えがあった。

 PS4だからこそ実現できる美しいグラフィックス、激しいアクションシーン、独特の世界観と、接近戦やステルスアクションといったゲーム要素で、デモプレイを見ているだけでゲーム世界に強く引き込まれた。Weerasuriya氏が最後に「繁体字中国語字幕版も他国と同じ2月20日に発売します。コレクターズエディションや、バンドルパックも発売するので、予約をお願いします」と語ると、会場からは大きな拍手が上がった。

【The Order: 1886 ゲームプレイ映像「アガメムノン号」】
今回のデモプレイは、このムービーと同じステージで行なわれた

【ステージイベント】
潜入シーンから会話シーン、アクションシーンまですべてシームレスにつながっていく
こちらはムービーでも紹介している激しい銃撃シーン

(勝田哲也)