ニュース
名作シムがMMORPGに大変身? 「Civilization Online」
村の発展と他民族との戦いをチュートリアルで体験
(2014/11/22 00:18)
2KとXLGAMESが共同開発しているMMORPG「Civilization Online」。G-STAR2014では大きなブースとたくさんの試遊台を設置、人気を博していた。韓国で第2次クローズドβテストを11月24日より始める予定だという。
本作は名作シミュレーション「Civilization」シリーズを受け継ぎながら、MMORPGとして楽しめる作品を目指している。会場では本作の基礎が学べるチュートリアルがプレイできた。このチュートリアルから作品の魅力を見ていきたい。
集落に根付き、そして他の村を支配下に。ゲームの基本を試遊台でプレイ
「Civilization」シリーズは“人類の歴史”をモチーフに、いくつもの文明が生まれ、ある時は戦い、ある時は協力しながら進歩していくシミュレーションゲームだ。1991年に誕生し、現在でも続編が作られており、世界中にファンが多い。
プレーヤーは自分の文明を育て、進歩させ、他の文明よりも優位に立つように努力していく。武力で滅ぼすだけでなく、宇宙船を建造して他の星に旅立ったり、国連事務総長選挙に勝てば平和的勝利となるなど様々な勝利条件がある。ターン性のゲームシステムで、「次の1手をどうするか」というところに深い戦略性がある。
「Civilization Online」はこうしたシミュレーションゲームのエッセンスを活かしたMMORPGとなっている。試遊台では、ゲームの序盤がプレイできた。プレーヤーは最初に炎でマンモスを倒し、迷子の子を見つけて彼女を送り返す過程で、1つの集落を見つける。ここがプレーヤーの最初の“街”となる。
ゲームはクエストドリヴンのMMORPGとして進行しながら、「Civilization」シリーズならではの展開を見せていく。建物を建て、攻めてくる他民族から村を防衛し、そして壊れた建物を建てていく。資源は狩猟で食料を調達したり、木や石材を集める。生えている木を切り倒して大木を肩に担ぎ、建設中の建物に近づくと、その木がそのまま建物の柱になるような、おおざっぱな表現が楽しい。
敵の撃退は直接たたくだけでなく、炎の壺が置いてあるやぐらの上に上り、壺を抱えて敵に落とすと周囲に炎が燃え広がる。敵は象に乗った大型ユニットもいて、これをいち早く倒す必要がある。村のユニットといかに協力して敵を倒すかを学んでいくのだ。
村を強化したら、敵の村への侵攻だ。村の外れにはすでに大型ユニットなどが待機しており、彼らと協力しながら進む。自分も大型の犬のようなユニットにまたがっており、子に動力を活かして戦場を移動しながら戦いを支援していく。敵を全部滅ぼした瞬間、村がものすごい速さで発展し、そして発射台が作られ、宇宙船が飛び立つムービーで、試遊の終了となった。
公開されているスクリーンショットやムービーでは、軍艦による戦いや、ヘリコプターが飛び交う工業都市なども描かれている。人類の文明を描く「Civilization」シリーズだが、長期間プレイするMMORPGと時間のスパンをどう調整していくのか、ユニークな切り口の作品なだけに興味深い。近日行なわれる第2次クローズドβテストの内容が気になるところだ。