ニュース

「コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア」、公開生放送を配信

松田社長も参戦! 本作の魅力を字幕版発売直前に紹介。先行体験イベントも明らかに

11月5日開催

会場:e-sports SQUARE

 スクウェア・エニックスは秋葉原e-sports SQUAREにて、ニコニコ動画の「『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』発売直前公開生放送」を行なった。このイベントでは、スクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐氏をはじめ、声優達のゲストや、来場者がシングルプレイや、様々なマルチプレイを体験し、本作の魅力が紹介された。

 「コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア(以下、「CoD AW」)」はプレイステーション 4 / 3 /Xbox One/Xbox 360 /Windows用FPS。字幕版が11月13日、吹き替え版が12月4日に発売予定。現在から40年後の未来の戦争が描かれる。

 イベントではさらに、発売に先がけe-sports SQUAREにて先行体験イベントが開催されることが発表された。また、「CoD AW」でもこれまでのタイトルと同じように全国大学対抗戦の開催も明らかになった。対抗戦の詳細は後日改めて発表されるという。

【今後のイベント】
e-sports SQUAREにて発売前の本作を先行体験できる
日本マイクロソフトも「CoD AW」関連イベントを開催する

キャンペーンからアップリンクまで様々なモードで、「CoD AW」の魅力を紹介

スクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐氏

 「CoD AW」の最大の特徴は「エグゾスケルトン(エグゾ)」という強化外骨格を装備した兵士達による未来の戦いが描かれる。エグゾによって兵士達は常人を遙かに超えるジャンプ力や、ブーストによるダッシュや2段ジャンプが可能になる。これまでのシリーズより派手でスピード感のある戦いが魅力だ。

 イベントでは、本作のローカライズプロデューサーを務める塩見卓也氏がゲームの概要や魅力を紹介した。ゲストとして「CoD」ファンにはおなじみの声優の白熊寛嗣さん、岡林史泰さんが登壇、さらに昨年の大学対抗戦で活躍したゲームマスター選抜チームと、中央大学FPS部も登壇し本作の様々なモードに挑戦した。

 そして「CoD」シリーズのイベントでいつも活躍するのが松田社長。ハンドガンにこだわる戦い方でファンに知られているが、「今回はアサルトライフルを使います」と、ゲームに対してさらなる意気込みを込めたコメントをした。松田社長は協力プレイの「エグゾサバイバル」で活躍したが、イベント全体の感想として「他の人達のプレイを見ていると本当にやりたくなる。どのマップも複雑で面白い。改めて『CoD AW』は良いゲームになったなと。皆さんにも楽しんでいただければと思います、よろしくお願いします」と語った。

【発売直前公開生放送】
本作のローカライズプロデューサーを務める塩見卓也氏
声優の白熊寛嗣さん、
声優の岡林史泰さん
会場には多くのファンの姿も
「Xbox One Call of Duty: Advanced Warfare Bundle」の先行公開も行なわれた

 イベントでは「CoD AW」の様々なモードを実際のプレイで紹介していった。「キャンペーン」は白熊さんが挑戦し、PVでおなじみの韓国での戦いが展開された。敵の攻撃で崩壊するソウルの街にエグゾを装備した兵士、巨大な多脚機械、群れをなして襲いかかってくるドローン……実写かと見まごう街の中で、様々な未来兵器が登場する。

 ここではエグゾを使った戦いや、敵の位置を察知するグレネードなどを使う本作の基本要素が紹介された。今回はXbox One版が使用されたのだが、リアルなソウルの町並みも目を惹いた。エグゾには様々なタイプがあり、最初のステージでは2段ジャンプができる機動性に優れたものだという。重装甲のものなど、ステージによって使えるエグゾは変わってくるとのことだ。

【キャンペーン】
様々な未来兵器が登場、エグゾの機能をフルに使うキャンペーン

 そして松田社長と白熊さん、岡林さん、さらにアシスタントの渚さんを加えてプレイしたのは「エグゾサバイバル」というモード。4人が協力して攻め込んでくる敵と戦うモードで、連携が必要となる。松田社長が倒されたときには「社長を助けろ!」と大騒ぎになり、大きく盛り上がった。このモードではウェーブの合間に武器やエグゾのアップグレードが可能で、特にエグゾのパワーアップが攻略のコツだという。さらに会場から有志を募り、「チームデスマッチ」も行なわれた。

【エグゾサバイバル】
社長を守れ! と大きく盛り上がった「エグゾサバイバル」

【チームデスマッチ】
会場のユーザーと戦った「チームデスマッチ」

 拠点防御して戦う「ドミネーション」さらにボールを持ってゴールにシュートする「アップリンク」はゲームマスター選抜チームと、中央大学FPS部で行なわれた。アップリンクのルールは東京ゲームショウの記事を参考にして欲しい。この戦いで驚かされたのは、両チームの巧みさである。「CoD」をやり込んでいるだけに、敵との戦い方に慣れているだけでなく、飛び跳ねダッシュする本作ならではの動きも使いこなしている。尾の激しくトリッキーな戦い方は、「こんな風にうまくなりたい」と強いあこがれを生むプレイだった。

 この戦いでは、倒されることなく敵を倒したりアシストすることで使えるようになる「スコアストリーク」も多用された。攻撃型ドローンを呼び出したり、爆撃要請したり、砲台を設置したり様々な種類があるが、特に敵の視界をゆがめる「システムハック」は強力だった。ハックされている間は視界がおかしくなるだけでなく、エグゾの機能も使えなくなるという。かなり強力な妨害だ。

 「CoD AW」はこれまでと大きくゲーム性が変わっている部分もあって、ファンからは戸惑いの声も聞かれている。しかしエグゾが生む機動性と、スピーディな戦い、そしてシリーズを受け継ぐシビアな駆け引きと、非常に面白くエキサイティングな戦いが体験できるゲームだと感じた。発売が楽しみな作品である。

【ドミネーション】
ゲームマスター選抜チーム(左)と、中央大学FPS部
中央は落下してしまう場所があるなど、マップがかなりユニークだ

【アップリンク】
ボールを運ぶ「アップリンク」。海のそばは一定間隔で波が押し寄せる
Amazonで購入

(勝田哲也)