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UBIDAY2014で日本語版初プレイアブル「Farcry 4」をプレイ

1人乗りのジャイロで要塞を急襲。もちろんステルスプレイも可能

11月2日 開催

場所:ベルサール秋葉原

参加費:無料

 ユービーアイソフトは11月2日、同社の新作ソフトを先行体験できる単独イベント「UBIDAY2014」をベルサール秋葉原にて開催した。本稿では日本語版が初プレイアブル出展された「ファークライ4」のプレイインプレッションをお届けする。

 「ファークライ4」はオープンワールドFPSの「ファークライ」シリーズの4作目。前作の「ファークライ3」は南国の島が舞台だったが、本作ではヒマラヤの山岳地帯へとガラリと変わった。小国「キラット」を開放するために、雪山や森林地帯で主人公が暴れまわるという作品だ。

 今回の試遊プレイではある砦を解放するというミッションがプレイできた。試遊台はいくつかに分かれており、敵に見つからないように戦う「ステルス」、象に乗って暴れまわる「ゾウライダー」、1人乗りのヘリコプターの様な乗り物ジャイロに乗って急襲する「ジャイロ」という3タイプが用意されていた。

 「ゾウライダー」については既にE3レポートでお届けしているので、今回は「ステルス」と「ジャイロ」についてレポートをお届けしたい。

敵に見つからないように進入。肉食動物を使って撹乱することも

新武器のオートボウガン。音は静かだがかなりの威力だ

 「ステルス」は文字通り敵に見つからないように砦の制圧を目指すミッションだ。

 最初は砦の外からスタートするので、なんとかして砦内に侵入するところから始まる。今回はグラップリングフックを使って、砦内に侵入した。

 当然の事ながら砦の中では敵兵士たちが巡回して侵入者が入ってこないか警戒している。ステルスのポイントは気付かれないように1人ずつ倒していく事だ。ステルスの試遊台ではスナイパーライフルと、今作から登場する新武器「オートボウガン」を装備しているので、これらを使い分けて進んでいく。

 スナイパーライフルは銃声が響き渡るので敵兵士に気づかれやすい。オートボウガンは音はそれほど大きくないが、威力はかなりのもので体に命中すれば敵を一撃で倒すことができたので、こちらを中心に戦っていったのだが、筆者の不注意で敵に発見されてしまった。

 敵に発見されると砦内の兵士はプレーヤーを攻撃してくるのはもちろん、さらにヘリやジープなどで他の拠点から増援の兵士が雪崩れ込んでくる。こうなるとスナイパーライフルやオートボウガンだけで戦うのは難しい。敵兵士を倒してアサルトライフルを入手し、砦内で暴れまわるというランボー的なプレイになってしまった。

 ちなみに上手いプレーヤーを見ていると、オートボウガンなどで着実に倒していきつつ、建物の中や裏を通って敵の背後をとり、ナイフで音を立てずに殺していった。敵兵士に見つからずに進めると敵の増援が来ないため、少人数だけを相手にして戦うことができる。

 またプレーヤーはスナイパーライフルとオートボウガンの他に「生肉」というアイテムも持っており、生肉を投げるとどこからともなく肉食動物が現われて付近にいる人間に見境なく襲い掛かる。これを使って砦内を混乱させつつ、オートボウガンで敵を処理していくというクリア方法もあるのだという。

1人乗りのジャイロで空から砦を強襲する「ジャイロ」

ジャイロに乗って空から強襲。難易度は高いがロマンのある戦い方だ

 もう1つの試遊台は1人乗りのヘリコプターの様な乗り物「ジャイロ」に乗り込んで砦を強襲するというタイプだ。

 こちらもスタートは砦の外からだが、ゲーム開始地点の目の前にジャイロが配置されているので、早速乗り込んで空から砦を強襲できた。空から一方的に攻撃できるのであれば簡単だ、と最初は思っていたのだが本作はそんなに甘くなかった。

 まずステルスとは違いすぐに敵に見つかるので、砦に入った瞬間に増援を呼ばれ、相手にする敵兵士の数が格段に増える。さらに砦内にはスナイパーが待ち構えており、こちらを的確にスナイプしてくる。さらにはロケットランチャーまで飛んでくる始末だ。

 動きまわっていれば敵の攻撃は受けにくいのだが、当然こちらの攻撃も当てにくい。静止しているとこちらの攻撃は当てやすいが、敵の攻撃を受けやすいというジレンマに陥る。ジャイロを使って一方的に無双するというのは難しいな、というのが正直な感想だ。

 こちらの試遊台は最初からグレネードランチャーを装備していたので、グレネードランチャーを使って地上にいる敵をある程度減らして、砦内に降りて戦うのが良さそうだ。砦内には備え付けのマシンガンや迫撃砲が配置されているので、これらを使い残った敵を一掃するのがいいだろう。

 難易度はともかく、空から砦を強襲するというシチュエーションはアツいので発売された暁にはぜひ挑戦して頂きたい。

山の間をウイングスーツで滑降するシーンも

ステージには悪役Pegan Minも登場。圧倒的な存在感で観客を沸かせた
ちなみにPegan Minと一緒に写真を撮ると「キラットの美味しい水」をもらえる

 さらに会場では「ファークライ4スペシャルデモステージ」と題し、本作を開発したモントリオールスタジオのリアム・ウォン氏が登壇しデモプレイを披露した。

 デモプレイで確認できたのは、雪で覆われた山岳地帯、山の間に作られた砦にウイングスーツを装備して高所から滑空し侵入。ランボーの様に様々な武器を使い分けて砦内の敵を一掃して、またウイングスーツで滑空して別の場所へ飛んでいくというプレイだった。リアム氏によると本作は高低差がある場所が多く、ウイングスーツを使った滑空は様々なシーンで利用できるという。

 もう1つが湖の近くの砦を制圧するというデモプレイだ。こちらは湖に潜り水中から地下水路を抜けて砦内に侵入した。本作では砦に侵入するという目的を達成するだけでもあらゆる方法が用意されているのだという。こちらのプレイでは最初はステルスプレイを目指していたが、残念ながら敵兵士に発見され同じランボーのようなプレイになってしまっていた。生肉を使って肉食動物を呼び寄せるシーンもあったのだが、逆に自分がトラに襲われてしまうというハプニングも起き、会場の笑いを誘っていた。

 リアム氏の次にプレイしたエレキコミックの今立進さんは、動物だけを使って砦を制圧するというコンセプトのプレイを披露した。このプレイではまず象に乗り砦の正面の扉をぶち破り中に突入。そこで一旦象を降り象を砦内に残したまま、砦を出て別の象に乗りこみ再度砦内に突入した。既に最初の象は砦内で大暴れしていてかなりの数の敵兵士が倒されていた。

 ここで今立さんは象を降り、さらに砦内に生肉をばらまいた。象だけでなく他の肉食動物を使っていこうという魂胆だ。そして砦を脱出し、ある程度の時間が経って砦内に戻ると、思惑通り地上の敵兵士は全滅していた。最後にグレネードランチャーを使い、旋回していたヘリを撃墜、砦の制圧に成功していた。

 侵入経路も戦い方も豊富でプレーヤーの数だけ攻略方法がある本作。「ファークライ4」は2015年1月22日発売予定で、プラットフォームはプレイステーション 4/プレイステーション 3/XboxONE/Xbox 360/PCとなっている。

(八橋亜機)