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Xbox One期待の超大作「Quantum Break」の最新情報が公開
「Max Payne」、「Alan Wake」生み出したRemedyの最新作がついに日本デビュー!
(2014/9/20 13:01)
2015年発売のXbox Oneエクスクルーシブタイトルのひとつとして期待されている「Quantum Break」。2013年のE3に斬新なトレーラーと共に正式発表され、2014年のGamescomで久々の続報が公開され、2015年発売予定であることが明らかにされた。そして東京ゲームショウでは、「[インサイドXbox]ニコワン」において、Gamescomで公開された実機ベースのデモ映像を、日本語ナレーションを加える形で最新情報が公開されたので紹介しておきたい。
「Quantam Break」は、「Max Payne」や「Alan Wake」といった斬新なゲームデザインを採用したアクションアドベンチャーを生み出してきたRemedy Entertainmentの最新作。佳作で知られるスタジオだけに、2013年のE3で発表された際は、発売がいつになるのか心配されたが、意外にも早い2015年発売と発表され、ホッとしたゲームファンも多いのではないだろうか。
「Max Payne」では、バレットタイムと呼ばれる、時間をスローモーションにして映画「マトリックス」のような、ギリギリで敵の弾丸をすり抜け、1対多の局面を切り抜ける新システムを搭載し、ゲームファンの話題を集めた。「Alan Wake」では、光と闇にフォーカスをあて、フラッシュライトで闇の敵をひるませて倒すという独特のアクションを搭載。闇夜に包まれる夜間は恐怖の時間で、安全地帯は明かりの下だけという個性的なゲームデザインでXbox 360ファンを喜ばせてくれた。
そうしたRemedyの最新作だけに期待するなというのが無理な相談で、「Quantam Break」はRemedy開発というだけで非常に高い期待を集めているところがある。Gamescomで公開された実機ベースのデモ映像は、その期待を裏切らない非常に斬新なシステムをたっぷり盛り込んだRemedyゲーに仕上がっていた。
デモの説明を行なったプロダクトマネージャーの沖本真美子氏は、「Quantam Break」の魅力について「TV、ドラマ、ゲームがシームレスに繋がっている」と表現し、「Alan Wake」においてステージの途中で家屋のTVが突然映り出し、主人公に対して語りかけるというホラー感たっぷりの演出が行なわれたが、それを進化させたような演出が「Quantam Break」において展開されることを明らかにした。
詳細は不明だが、ゲームには主人公が下す決断により「ディレクターズカット」が作られ、TVドラマを通じてストーリーに関わる重要な情報が提示されるという。グラフィックスそのものも、全編がまるで映画のような独特のタッチで描かれており、「Alan Wake」同様、連続TVドラマを見ているようなゲームシーンと、映画のワンシーンのようなカットシーンは、さらに洗練された形で引き繋がれている。
ゲームデザインの根幹となるのは、主人公ジャックの「時を止める」能力だ。時の止め方は多種多様で、単純に時を止めて敵の側まで近づいて殴りつけたり、銃弾の動きを止め、任意のタイミングでそれを開放させたり、カットシーンでは、クルマがぶつかって来ようとする直前に時が止まったりなど、色んなパターンが用意されている。
ジャックは、時の狭間で活動しながら、1対多の圧倒的に不利な状況を打開していくことになるが、ジャックが妥当すべきである強大な力を持つモナーク社にも時を止める能力を備えた人物がおり、ジャックと同じように時空の狭間でも活動できるクロノスと呼ばれる重装歩兵を戦場に投入している。
このクロノスとの戦いが、デモのハイライトシーンとなるが、このバトルが凄い。ジャックは、動きが止まっている歩兵からライフルを奪い、クロノスに立ち向かうが、堅い装甲と重武装で固めており、なかなかダメージが与えられない。そこでジャックは、クルマをはじき飛ばしクロノスにぶつける。すると爆発が起こり、ジャックは果たして……? というところでデモは終了する。
残念ながら日本語版に関する情報はアナウンスされなかったが、「Halo 5 Guardians」と並んで2015年期待のXbox One独占タイトルのひとつだ。続報に期待したい。