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開発者Glen Schofield氏が語る「CoD アドバンスド・ウォーフェア」

エグゾスケルトンが生むまったく新しいゲーム体験を隅々まで楽しんで欲しい!

9月18日~21日 開催(一般公開日 20日~21日)

会場:幕張メッセ1~9ホール

入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

 スクウェア・エニックスはMSのクローズドブースにて「コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア(以下、『CoD AW』)」の開発元であるSledgehammer Gamesでgeneral manager兼co-founderを務めるGlen Schofield氏によるプレゼンテーションを開催した。プレゼンテーションでは、本作の魅力と、注目ポイント、そして開発者が特に力を入れた部分が語られた。

Sledgehammer Gamesでgeneral manager兼co-founderを務めるGlen Schofield氏
エグゾスケルトンが新たなゲームプレイをもたらす
新兵器専門のチームが作られたという
世界各地の5つの原発がテロリストに同時占拠されたのが物語の始まりとなる
乗り物はマルチプレイでもつかえる

 「CoD AW」は、Xbox 360やPS3でも発売されるが、開発側はあくまでPS4、Xbox Oneの次世代機に向けたゲーム製作を行なったという。「CoD」シリーズはこれまで開発期間は2年で作られていたが、「CoD AW」は特別に3年という期間をかけて開発されている。「このプラス1年での磨き込み、ストーリーの練り込みが、本作をすばらしいものにした」とSchofield氏は語った。

 「3年の開発期間」、「次世代機へのフォーカス」という点と共に重要なのが、「革新的な要素」だ。Sledgehammer Gamesはこれまでの「CoD」シリーズに寄せられたユーザーからの声を集め、新しい「CoD」を生み出すべく開発を進めていった。展開するストーリーはより没入感の高いものを目指し、ゲームプレイにはこれまでにない要素を積極的に盛り込み、よりプレーヤーを熱中させるマルチプレイ、毎日繰り返してプレイしてしまう熱中度を実現させるためにアイディアを集めていった。

 こういった要素を実現させるために開発者が出したのが「アドバンストソルジャー」、未来の兵士である。「CoD AW」での兵士は「エグゾスケルトン」という強化外骨格で、常人の数倍の力を発揮し、高い身体能力を獲得する。また様々なセンサーや武器を活用し、五感以上の超感覚や、情報処理能力を獲得する。こういった要素をプレーヤーに実感させるため、ゲームプレイはもちろん、UIも一新し、アドバンストソルジャーとしてのプレーヤーの能力を表現しているという。

 武器に関しては、シリーズの大きな魅力だが、「CoD AW」は“近未来の武器”専門のチームを開発内で作り、350もの武器を登場させた。発射音や作動音など音にも注目して欲しいとSchofield氏は語った。

 エグゾスケルトンは常人の数倍の握力、光学迷彩によるクローキング、ブースト噴射によるジャンプやホバリング、マグネットグローブによる登坂力など、多彩な機能を持っている。そしてこれらの能力はゲームプレイを大きく変える。特にブーストジャンプによる飛行や、スライド、空中での軌道変化などが可能になり、従来のFPSにはなかった縦の方向での変化がもたらされる。プレーヤーは新しい戦闘スタイルを身につけることになる。

 ホバーバイク、ホバータンク、1人乗りの潜水艦など未来の乗り物も登場する。これらでマップを駆け巡る感覚を味わうことができる。こっら乗り物はマルチプレイでも登場し、乗るだけでなく、2人乗りで戦うといったこともできる。

 ストーリーにも力を入れている。「CoD AW」の大きな要素となるのが、“民間軍事企業”の存在だ。国家以上の力を持ち、議会など民主政治の制約に縛られない彼らの存在がストーリーの根幹をなす。本作のシングルプレイでは、これまでのシリーズと異なり複数の主人公ではなく、1人の主人公にフォーカスしている。1人の新兵が成長していく過程が描かれる。脇役達にも深いバックグランドが与えられており、強く感情移入できるストーリーを作ることができたとSchofield氏は語った。

 ゲームの説明はここまでで、質疑応答で筆者はこれまでと大きく感触が異なるマルチプレイをあえて投入した意気込みを聞いてみた。Schofield氏は「最初は驚かれるかもしれないが、これまでと異なるゲーム体験を実現するために作りました。アドバイスとしては、とにかくまずやり込み、本作ならではのプレイ体験、戦いの楽しさを感じて欲しい。きっとものすごく楽しめる対戦ができるはずです」と答えた。

 本作はエグゾスケルトンという新しい要素を表現するために作られており、やり込むことで空中で1回転したり、華麗に弾を避けたり、多彩で自由度の高い機動ができるようになるという。新しいゲーム体験、それこそが本作が目指すものだと、Schofield氏は本作のテーマを強調した。

 Schofield氏はユーザーへのメッセージとして、「沢山言いたいことはあるんですが、東京ゲームショウにこれてとても光栄ですし、我々が3年という歳月をかけて作った『CoD AW』のストーリー、マルチプレーヤー、協力プレイをたっぷり、隅々まで楽しんで欲しいです」と語った。

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(勝田哲也)