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ワーナー、「LEGOムービー ザ・ゲーム」のデモプレイを披露

日本語完全収録の完成間近版を体験。友人や家族と楽しみたい明るい1作

9月18日~21日 開催(一般公開日 20日~21日)

会場:幕張メッセ1~9ホール

入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

TT GamesゲームディレクターのMike Taylor氏

 ワーナーは、東京ゲームショウ 2014でメディアツアーを実施し、その中で「LEGOムービー ザ・ゲーム」のデモプレイを披露した。披露されたのはPS4版で、日本語字幕や吹き替えの入った完成目前のバージョン。

 デモプレイと説明を行なったのは、開発元TT GamesゲームディレクターのMike Taylor氏。日本ではプレイステーション 3/4、Wii U、ニンテンドー3DSで11月6日に発売を予定している「LEGOムービー ザ・ゲーム」は、映画「LEGOムービー」の世界とストーリーをベースとして冒険していくアクションゲームとなっている。

【プロモーションムービー】

映画準拠のアクションゲーム。謎解きあり笑いありの飽きさせないゲーム進行

床や地形などを見るとすべてレゴブロックで作られていることがわかる。よりレゴらしさが増した世界でゲームが楽しめる

 プレーヤーは、主人公のエメットをはじめ、映画でも主要キャラクターとなる「ワイルドガール」や「ウィトルウィルス」を操作して、敵との戦闘、レゴブロック世界の破壊と組み立てを行ないながらステージをクリアしていく。

 ゲー ムは、映画のワンシーンがそのままムービーとして流れた後、場面に応じたステージをプレイしていくという順序で進んでいく。冒頭はマグマの沸き立つ洞窟の中で、預言者の「ウィトルウィルス」と悪役の「おしごと大王」が退治している場面からスタートする。

、映画でも同様のシーンから始まるが、プレーヤーは「ウィトルウィルス」を操作して「おしごと大王」の部下の攻撃を躱しつつ反撃を試みていく。TT Gamesは「レゴ」シリーズの前作にあたるWii U「レゴシティ アンダーカバー」の開発も担当しているが、グラフィックス表現も映画に準拠しているため、壁や床、煙や炎といったステージ環境やエフェクトがすべて「レゴブロック」で表現されている。

 また「レゴシティ アンダーカバー」では人型ブロックの「ミニフィグ」の体を戦闘シーンなどで伸縮させるなどの誇張表現を用いていたが、これも映画に準じてミニフィグをリアルに動かせる範囲でしか動かないようになっている。実際に見てみると新世代機の表現力も相まって、「レゴシティ アンダーカバー」とはまた違ったレゴ世界が作られていることがわかる。

 なお操作するキャラクターは場面に応じて複数人から切り替えることが可能。キャラクターごとに、女性であれば高いジャンプ力、現場作業員であればひび割れた床の破壊や機械の修理などの異なる能力が備わっていて、これらを切り替えることでステージのギミックとミッションを突破していく。

 プレゼンの説明の後実際にプレイすることができたが、ゲームはギミックによる謎解き要素が詰まった内容となっている。例えば工事現場のシーンではエメットと女性作業員が使用でき、作業員の能力を使いながら、女性のジャンプ力が必要だったり、1人でクレーンによって足場を動かし、もう1人がその先にあるギミックを動かすといった切り替えも必要になる。なおすべてのステージで2人プレイが可能なので、協力してステージを進めることが可能だ。

 それぞれの難易度はそれほど高くはないのだが、上の他にも鉄球クレーンで建物を破壊する、サボっている作業員に電気ショックで気合を入れる、映画の主題歌「Everything Is Awesome」音楽に合わせたリズムゲームが始まるなど、様々な要素が詰まっていて飽きさせない。

 また日本語版の音声で嬉しいのは、映画版と同じ声優陣による新規音声がゲーム版のためにが収録されており、ゲーム中にふんだんに使用されていること。戦闘中やミッション中も結構しゃべるので、キャラクター同士のコミュニケーションも楽しみながらゲームをプレイできる。

 映画を見たという人も、改めてゲームを楽しめることと思うし、ギャグ満載の映画同様本作も笑いどころがたくさん含まれているので、友人や家族と一緒のプレイをぜひオススメしたいタイトルだ。

それぞれのステージでは謎解きや探索の要素もある。バイクによるチェイスなど迫力のシーンも再現
必要なブロックを探すリアルなレゴを意識したミニゲームもある
映画のカットシーンもところどころで挿入される

(安田俊亮)