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「バイオハザード リべレーションズ2」最新情報公開

クレアなどのキャラクターや物語の導入部を紹介

2015年初頭 発売予定

価格:未定

キーアート

 カプコンは2015年初頭の発売を予定している「バイオハザード リべレーションズ2」の最新情報を公開した。プラットフォームはプレイステーション 4/3、Xbox One/Xbox 360、Windows。

 シリーズ2作目となる「バイオハザード リべレーションズ2」は9月1日に開催されたソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアのカンファレンスで初めて発表された。「2」とはなっているが、単純に前作の物語の続きではなく、「同じコンセプト」、「同じ精神」で制作されたと言う意味での“続編”としている。

 また同作のポイントとしては、「バイオハザード」シリーズの持つ様々な要素の中でも特に「恐怖」にフォーカスすると同時に、ストーリー的に「ミッシングリンク」を埋める内容となっている。連続ドラマのような構成でクライマックスが連続するハラハラドキドキするといった前作の特徴はそのままに、さらにプレーヤーを驚かせるような内容に仕上がっているという。

【「BIOHAZARD REVELATIONS 2」1st Trailer】

【物語】

嵐の島が舞台

 すべてのバイオテロの始まりとなった、ラクーン事件における数少ない生存者のひとりであるクレア。

 彼女はその後、バイオテロや薬害を告発し、被害者を支援するNGO団体「テラセイブ」に所属し、多忙な日々を送っていた。

 2011年-。

 テラセイブの本部が突然の襲撃を受ける。クレアと、彼女の友人であり新入職員でもあるモイラは、何者かに拘束されてしまう。

 孤島に打ち棄てられた収容所で目覚める2人。状況も掴めぬうちに彼女たちが目にしたのは、人ならざる物に無残に殺されてゆく仲間の姿だった……。

 絶望的な状況から、クレアとモイラの脱出劇が始まる。

キャラクター/敵キャラクター

【クレア・レッドフィールド】

 すべてのバイオテロの始まりと言われる、1998年に発生したラクーン事件での数少ない生存者。

 その後、NGO団体テラセイブ幹部の「人々をバイオテロから救うための組織」という言葉に共感し、身を置くことに。以来、世界中を飛び回る多忙な日々を送っている。

 テラセイブ本部で襲撃を受けて収容所に監禁されてしまい、脱出の糸口を探るが……。

【Claire Redfield】

【モイラ・バートン】

 バリー・バートンの娘であり、クレアの親友。

 クレアに憧れ、若干20歳にしてテラセイブに入った。快活で男勝りな性格。少々クチが悪いイマドキの女の子である。

 クレアと共に収容所に監禁され、その先で、狂気の光景を目の当たりにする……。

【Moira Burton】

【敵「アフリクテッド」】

 収容所をさまようクレアとモイラに襲いかかる、異形の狂人。

 彼らは生きている人間を見つけると獣のように襲いかかり、その命が尽きるまで容赦なく痛めつけ続ける……。なぜそこにいるのか。どうしてそうなったのか。すべては、孤島の存在と同じく謎に包まれている。

【Afflicted】

ゲームシステム

武器を持つクレアと、ライトを持つモイラ

 「バイオハザード リべレーションズ2」では、クレアとモイラの2人の特長を活かして切り替えながら二人三脚で逃避行を続けることとなる。

 クレアは軍務経験こそないものの、数々の死地から生還してきた経験もあり、刃物や銃器の扱いに慣れている。一方モイラの方は戦闘経験はまったくないため、武器を持って戦うことができない。コンバットナイフとライトを手にいれた2人は互いにサポートし合って進むこととなる。

 クレアとモイラの操作はリアルタイムに切り替えられる。

 クレアは入手できる全ての武器を使いこなすことができ、不意を衝かれても血路を開くことができる。通常はクレアを中心にプレイすることになるだろう。

 一方、モイラはライトが主な装備となる。ライトは隠されたアイテムの探索に必須なほか、強力な光量を活かしてクリーチャーへの目つぶしとしても使用することができる。ライト以外にも彼女の扱える道具はあるのかもしれない……。

通常は戦えるクレアを使うことになりそうだ
モイラはライトを使いアイテムの探索や、ライトを使ってクリーチャーに目つぶしを行なったりする

クレアの在籍する「テラセイブ」とは?

 「テラセイブ」とはクレアが所属するNGO団体。1998年のラクーン事件以降、爆発的に世界に広まったバイオテロや、薬害の根絶を目指して組織された。被害者の支援活動や一般市民への啓発、バイオテロや薬害を秘匿する政府や企業の告発も行なっている。

 実は「テラセイブ」は2008年に公開されたフルCG映画「バイオハザードディジェネレーション」で初めて登場した団体。この作品内で既にクレアは「テラセイブ」の一員として活躍している。

フルCG映画「バイオハザードディジェネレーション」から

物語のプロローグ

 テラセイブ本部ではパーティーが催されていた。晴れてテラセイブの一員となったモイラはクレアとの再会を楽しんでいる。すっかり大人の女性へと成長したクレアの姿と、まだまだあどけなさが残るモイラの表情が印象的。

 ところが、賑やかなパーティーはヘリの爆音に破られた。瞬く間にパーティー会場は特殊部隊員たちに制圧されてしまう。

「クレア・レッドフィールド。機密情報漏洩、スパイ嫌疑で拘束する」

 身に覚えのない嫌疑を告げられ、クレアとモイラは捕えられててしまう。

 何者かに捕えられたクレアが目覚めたのは古びた独房の中だった。腕に見慣れないブレスレットが付けられている。ここからは、まずは一緒に捕えられたはずのモイラの行方を探すこととなる。

 モイラのものと思われる「誰か助けて!」という叫び声をたよりに、クレアはモイラを探し出す。タイミングを見計らったように檻が解錠され2人は合流を果たした。あまりのタイミングの良さに、まるで何者かに観察され誘導されているかのようなのだが……?

目覚めたクレアの腕に輝くブレスレット。何か意味があるのだろうか?
クレアはなんとかモイラを探し出す

 2人揃ったところからこのゲームはスタートとなる。収容所らしき建物の中は至るところに死体や血痕が放置され、とてもまともな場所とは思えない。2人は脱出のための探索を始める。

 収容所では、異形の「アフリクテッド」と対峙。明確な殺意をもって襲いかかる「アフリクテッド」から何とか逃れ、2人はなんとか地上へと辿りつくことができた。地上にたどり着くことはできたものの、そこはまだ収容所の中。

 「夜の恐怖、夜ではない恐怖……」腕輪からカフカの詩が聞こえてくる。何者かが彼女たちを観察し、もてあそんでいるかのようだ。2人はこの場所から生還する事ができるのだろうか?

カフカの詩が流れる腕輪……どこにはどんな意味があるのか?
施設のあちらこちらに設置されたカメラをとおしてクレア達を見つめる何者かの“眼”が気になるところ

逃亡は続く。無事に謎を解きこの収容所から抜け出ることができるのだろうか?

(船津稔)