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インテル「Intel Club Extreme オーバークロック・イベント」を開催
Pentiumのオーバークロックでゲームの快適さは変わるのかを検証!
(2014/9/6 20:08)
インテルは9月6日、同社の商品の上級者向けファンクラブ「Intel Club Extreme」のファンイベント「Intel Club Extreme オーバークロック・イベント」を秋葉原のe-sports SQUAREにて開催した。
イベントでは世界的オーバークロッカーのduck氏などを招き、Devil's Canyonでの極冷オーバークロックのデモンストレーションや、Pentium Anniversary Editionの「Pentium G3258」を使用した初心者でも可能なオーバークロック講座などが行なわれた。
また会場では最新のCore i7を搭載した各社ショップブランドのPCも出展され、ファンにはたまらないイベントとなった。出展されていたのは、マウスコンピューターのG-Tune、TSUKUMOのG-GEAR、ドスパラ、パソコン工房、サイコムの各最新ゲーミングPC。
そんな中、「インテル Pentiumプロセッサーのオーバークロックでゲームの快適さは変わるのか?」と題されたコーナーが用意されていたので、ここで詳しくお伝えしたい。このコーナーでは、伝説のゲーマーであり生放送主としても知られるGODSGARDENの総師範KSKさんと、ゲーマーとして「魔王」の愛称を持つ青木志貴さんをゲストに迎えゲーマーのためのオーバークロックを実践的に行なうという内容。
オーバークロックとは、CPUの定格の動作クロックを引き上げ標準より速く動作するようにすることだが、もちろんオーバークロックを行なうことで発熱量などが増大するため、安定した動作をキープするために、各種調整を行なう必要がある。オーバークロックの作業を行なうためにはある程度のPCの知識が必要なのはもちろん、各種設定が面倒であることもあり、PCゲーマーでも常日頃からオーバークロックを頻繁に行なっている人は少ないかもしれない。
今回のイベントでは定格3.2GHzを4.4GHzまで引き上げ、フレームレートが上がるかどうかが検証された。PentiumはローエンドのCPUながらオーバークロックの耐性が比較的強く、オーバークロックにチャレンジしやすいCPUということで、今回選定されている。
ゲームがカクカクして動きにくいとき、よりパワフルなビデオカードなどに買い換えるといった方法が手っ取り早いが、CPUのクロックを引き上げることで、フレームレートのアップに寄与することもある。総師範KSKさんも、「(生主として)ゲームを動かし画像をキャプチャーしハイレートで配信していると、それだけでCPUをパワーをくう」と言い、ビデオカードだけでなく、CPUパワーが必要な環境であると語った。
まず最初に「Wolfenstein: The New Order」を定格で動作させるとフレームレートが悪いときは12~19となり、カクカクしてプレイしていた青木志貴さんも「やりにくい」を連発。素早い動作ではワープするうこともあり、明らかにマシンパワーが足りていない状況となった。
ここでオーバークロックを行なったところどうなるのか? オーバークロックはWindowsが起動する前のBIOS画面でCPUのクロックと電圧の設定を行なう。イベントでは、あらかじめ設定されているプロファイル設定の切り替えで、あっさりとオーバークロック完了。もちろんプロファイルの設定を行なうときはPCのバランスを考え試行錯誤する必要もあるが、設定さえ済ませれば、切り替え自体は一瞬で終了となる。設定項目数が多かったという話も今は昔。現在は簡単に執り行なうことができる。
実際にオーバークロックして再度「Wolfenstein: The New Order」をプレイしてみたところ、平均フレームレートは30~40辺りという数値となった。ゲーム内のグラフィックス設定が切り替わっていたようで、一時は60辺りに張り付きとなり、これはこれで出来過ぎな結果となったが、基本的に予想範囲の数値となり、オーバークロックによるゲームへの恩恵が認められる結果となった。
前述の通り、総師範KSKさんも配信を行なうことを考えるとCPUの重要性は高いことを認めており、ビデオカードをアップするコストを考えると、オーバークロックにチャレンジするのもいいかもしれない。































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