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【スマホアプリ今日の1本】簡単高速モノポリー「LINE ゲットリッチ」

派手でサイクルの早い土地購入ボードゲーム。サイコロの出目が影響絶大

8月12日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

ボードを周回しながら、お金が派手に飛び交うゲーム内容となっている

 土地の売買とレンタル料の徴収、あるいは交渉を繰り返して土地の独占と相手プレーヤーの破産を狙うボードゲームに「モノポリー」があるが、これを簡略化して素早いサイクルのゲームにアレンジしたものが「LINE ゲットリッチ」だ。

 「LINE ゲットリッチ」は、最大4人の対戦相手と交代でボード上を進み、止まったマスの土地の購入や買収、あるいは支払いを繰り返して勝利を目指すボードゲーム。ベースとなっているゲームは「モノポリー」だが、交渉などの要素を排除したり、建設物の通行料(モノポリーで言うレンタル料)が簡単に跳ね上がるようになっていたりと、決着まで猛スピードで突き進むような内容となっている。

 勝利条件は同じ色の土地を4つ独占する、1列の土地を独占する、そして相手プレーヤー全員の破産。交渉の余地はないため、テクニックというよりはほとんどサイコロの出目次第で勝負が決まる。プレーヤーの腕が出るのは特殊なマスに止まった時で、「ワールドカップ開催」なら好きな土地の通行料を上げられ、「世界旅行」なら好きな土地へと移動できる。またスタート地点にぴったり止まれば好きな自分の土地を増築できるといったように、サイコロ以外でゲームを有利に進められるポイントがあって、ここでどのような選択をするかがかなり大事となる。

 対戦相手はLINEユーザー同士での自動マッチングとなっており、友人以外でもリアルタイムな対戦が可能。LINEのゲームというとリアルな友達と非同期で遊ぶようなイメージがあるが、この点は1歩踏み込んだ内容と言える。

 また本作ならではの要素として、ユーザーの装備によるステータス変化要素がある。ユーザーが装着するのは「カード」と「サイコロ」で、「カード」が強ければ建設費用や建物買収割引などが割り引かれるボーナスがあり、「サイコロ」も種類によって同様のボーナスが得られる。

 これらの強いカードやサイコロを手っ取り早く揃えるには課金が必要となっているが、プレイした感じでは大局を左右するようなものではなく、補助的な役割を果たす程度。サイコロの出目の影響は絶大なので、多少の差は運次第でいくらでも跳ね返せる。

 「モノポリー」は相手と自分の立場を常に考えながら、時に協力し、逆転を虎視眈々と狙うゲームだったのに対し、本作はバンバンお金が移動していく派手さと爽快さが特徴となっている。そのため全く違うゲームとなっているが、相手をボコボコに凹ませた時はかなり気分がいいので、その点ではよく考えられたタイトルと言えるだろう。

【スクリーンショット】

(安田俊亮)