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ASUS、G-SYNC対応の27型WQHDモニターの発売を開始

2,560×1,440ドットで144Hz/1msを確保。次世代PCゲーミングモニターの最右翼

8月22日発売開始



価格:
オープンプライス
実売価格:
99,900円

 ASUSTeK Computer(ASUS)は8月22日より、27型WQHD(2,560×1,440ドット)ゲーミングモニターの新モデル「R.O.G. PG278Q」の発売を開始した。価格はオープンプライスで、実売価格は99,900円前後。

最大の特徴はNVIDIA G-SYNCに対応していること

 「R.O.G. PG278Q」は、ASUSのゲーミングモニターブランド「Republic of Games」シリーズの最上位モデル。27型WQHD(2,560×1,440ドット)のTNパネルという大型サイズでありながら、リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms(GtoG)という最高水準を確保し、さらにPCゲーマー垂涎の新機能NVIDIA G-SYNCにも対応するという、PC向けのゲーミングモニターとしては最高スペックを誇る。

 G-SYNCは、NVIDIAが10月に発表した新技術で、NVIDIAの中核テクノロジーであるNVIDIA GeForceのGPUパワーを活かすことで、ゲーミングモニターの泣き所であるティアリングやフレームドロップによるカク付きを無くす画期的なテクノロジーとなる。原理的には、これまでモニター側で行なっていた画像の書き換え(リフレッシュ)を、GPUドリブンとすることで、原理的にティアリングやカク付きを無くすものとなる。G-SYNCを利用するためにはNVIDIA GeForce GTX 650Ti以降のビデオカードが必要となる。

 なお、G-SYNCはゲームとの相性があり、相性の悪いタイトルについては自動的に無効化される。この際、代わりに有効となるのがNVIDIA Ultra Low Motion Blurと呼ばれるテクノロジーとなる。これは画面の書き換え時に、バックライトを強制的に点滅させることで、CRTのような表示を演出し、残像感のない鮮明な画面を表示する技術となる。こちらはリフレッシュレートが120Hz/100Hz/85Hzの設定で利用できる。

 このモニターの注意点としては、入力端子がDisplay Port 1.2×1のみという点。HDMI端子がないため、プレイステーション 4やXbox Oneのようなゲーム機を繋ぐことはできず、PC専用のゲーミングモニターとなる。本体サイズは619.7×237.9×362.9mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約7kg。

【スクリーンショット】
正面
背面
端子は、Display Port 1.2のほかは、USB 3.0入力×1と出力×2のみ。非常に割り切ったモニターとなっている
角度調整
ピボットにも対応
ゲーミングモニターらしくスタンドが赤く光るようになっている

(中村聖司)