【スマホアプリ今日の1本】「Flappy Bird」を超える絶望級難易度！ 「Swing Copters」

相変わらず画面はシンプルだが、絶望級の難易度。このスクリーンショットを撮るだけでも大変

　あまりの即死ぶりと中毒性で爆発的に話題になり、直後にアプリストアから削除されたりと様々な話題を振りまいた「Flappy Bird」。このタイトルで一躍スターとなったDong Nguyen氏とそのスタジオ.GEARSより、新たなアクションゲーム「Swing Copters」が配信された。

　「Swing Copters」は、左右に移動しながら飛び立つキャラクターをタップ操作のみでできるだけ上空へ進めていくアクションゲーム。タップ操作でできるのは、キャラクターの向く方向のみ。キャラクターは右を向いた状態だと右へ、左を向いた状態だと左へ進んでしまうので、移動方向をタイミング良く切り替えながら障害物を越していく必要がある。

　早速プレイしたのだが、これが「Flappy Bird」を遥かに超えたシビアさになっている。キャラクターは左右へフラフラしながら上昇していくが、このフラつきに加速性と慣性が働いており、タップが遅ければ行き過ぎてアウト、早ければ逆方向に戻り過ぎてアウトになる。少しタップのタイミングをコンマレベルで間違うだけで障害物へ突っ込んでいくため、1つ目の障害物すら簡単には越えさせてくれない。

　「Flappy Bird」の次回作ということで即死ゲーということは覚悟していたが、ユーザーの期待に大いに応えた結果、もはや娯楽を越えてストイックすぎる何かのスポーツの域まで難易度が到達しているように感じる。

　そして、この死ぬほど難しいゲーム内容と何も考えていなさそうなキャラクターの表情とのギャップも相変わらずで、本作に真剣に取り組めば取り組むほど、キャラクターが障害物にぶつかって落ちていく時の間抜けさが虚しく、思わず笑ってしまう。そして、何度もゲームをリスタートしては悔しさだけが蓄積されていく。

　ちなみに4つのメダルを獲得すれば新たなキャラクターがアンロックされるらしいが、1つ目のメダルを獲得する前から絶望するレベルである。「Flappy Bird」フィーバーに対するNguyen氏の1つの解答とも言える本作だが、腕に自身がある方はぜひトライしていただきたい。

【スクリーンショット】

どこまでも間抜けな表情のキャラクターがひたすら地面に落ちていく。今回の挑戦での最高スコアは「7」でした