ニュース

マウスコンピューター「東京グラドルフェスティバル」に出展

G-Tune+Oculus Rift+吉田早希さんによる会場限定コンテンツを体験!

8月10日 開催

会場:渋谷Milkyway

出展中のハイスペックノートパソコン「G-Tune」、Oculus Riftによる会場限定コンテンツ
マウスコンピューターの杉澤竜也氏。吉田さんが個人的にOculus Riftを購入したのがキッカケで今回の出展に至ったという。とてもいい話だ

 マウスコンピューターは、8月10日に渋谷Milkywayで開催された「東京グラドルフェスティバル」にハイスペックノートパソコン「G-Tune」とイベント会場限定のOculus Riftコンテンツをそれぞれ出展した。

 「東京グラドルフェスティバル」は、グラビアアイドルの倉持由香さんがニコニコ生放送にて配信中の番組「倉持由香を尻た~い グラビア考察部(仮)」から生まれたイベント企画。トークショー、2ショットチェキ撮影会(衣装チェンジあり)、グラドルと一緒に缶バッチを作るコーナー、グラドル写真をラミネート加工するコーナーなどが用意された。

 イベント中のステージでは、マウスコンピューターの杉澤竜也氏とグラビアアイドルの吉田早希さんが「G-Tune」とイベント会場限定Oculus Riftコンテンツをアピール。出展の経緯は、吉田さんがOculus Riftを個人的に購入したことがキッカケ。購入したはいいもの「Oculus Riftを買ったが、その動作に必要なPCを買うお金がなくなってしまった(吉田さん)」と、行動派ゲーマーらしい失敗談を披露。困り果てていることを知った杉澤氏が「うちはゲーム向けにいいPCを作っているので『Oculus Rift』を動かすのに最適ですよ、とPCを提供させていただいた」という。

 出展されたのは、マウスコンピューターのハイスペックノートパソコン「G-tune」とOculus Riftのセット2台。コンテンツ制作には、パーソナルVR開発者団体「Oculus Fes」が協力。360度映像が撮影できるビデオカメラで吉田さんを撮影し、「Oculus Riftチュートリアル」、「吉田さんが装着者の周囲を動き回る」、「ガラステーブルに寝そべった吉田さんを下から眺める」、「吉田さんに膝枕をしてもらう」をそれぞれリクエストして閲覧する仕組みとなっていた。

 インディーズ系ゲームイベントなどでOculus Riftおよび専用コンテンツのいくつかを体験済みの筆者だが、今回のイベント限定コンテンツには心底驚かされた。Oculus Riftのほかにイヤフォンを装着するのだが、音声と映像で感じられる“吉田さん”の存在感があまりにも自然で「VRもついにここまできたか!」と天に向かって叫びたくなるクオリティ。VRコンテンツを評する際、よく“臨場感がある”という表現が使われるが、今回のそれは“身近に感じられる度合い”が桁違い。VRコンテンツにつきものの「不自然さ」の大部分が払拭されて、さらなる進化を遂げた未来を想像しただけで、咲き乱れる夢と希望に脳が破裂しそうになる。

 そうこうしているうちにふと気になり、体験者の表情をしばらくリサーチし続けた筆者。Oculus Riftを外した直後の体験者の表情は(こういっては失礼かもしれないが)「この人たちは、過去にこんなステキな笑顔をしたことがあるのだろうか?」というくらい爽やかな笑顔の連続(自分も含め)。そういった意味では、今回展示されたコンテンツが「この場限り」という点が本当に悔やまれる。体験した筆者が「これセットでいくらですか!?」と脊髄反射で口走ってしまったくらいで、ファンの方々はいわずもがな。もしファンでないとしても「体験した全員が吉田さんのファンになってしまうのでは?」といいたくなるほどの圧倒的な潜在力が感じられた。

 権利関係など厳しい事情もあるだろうが、もし可能性があるのなら、今後もファンのみなさんが体験できる機会があらんことを切に願う。なお、吉田さんとは別にOculus Riftに興味がある方は「Oculus Festival in Japan」公式サイトのお知らせをチェックしてみてはいかがだろうか。

Oculus Rift。今回の出展ではDevelopment Kit 2を使用
Oculus Rift装着例。VRの利点をぞんぶんに活かしたコンテンツにつき、誰もが前後左右上下にゆらゆらと……
特別出展されていた膝枕コンテンツのiPhone版。膝枕コンテンツは会場限定だが、今回の制作にも携わられている伊藤周氏のOculus Riftアプリ「Hiyoshi Jump」でそのポテンシャルは体感可能。会場限定コンテンツも小型カメラ「GoPro」を複数組み合わせることで360度画像を実現している

Oculus Riftに投影される映像を「G-Tune」モニタ上で再現していただいた。しかし、これだけのコンテンツが今回のイベント限定とはもったいない……

吉田早希さん(上写真・右)と倉持由香さん(同・左)。倉持さんは「グラドル自画撮り部」部長、吉田さんは副部長。ともにコアゲーマーとしても知られており、今回の出展およびコンテンツはそうしたおふたりの“ゲーム愛”から生まれたものといっても過言ではないだろう

(豊臣和孝)