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【ChinaJoy 2014】Tencent、「Call of Duty Online」の正式サービスを開始
中国ユーザーの注目を集めた、軽快なゲーム性と戦場の臨場感が魅力の作品
(2014/8/3 11:56)
中国大手ゲームパブリッシャーTencentはChinaJoyで最新タイトルを出展し、高い開発力をアピールしていた。ブースには新しいゲームを求めるファンが長蛇の列を作り、順番がくると夢中になってプレイしていた。そんな熱心なTencentファンの一番人気だったのが、「Call of Duty Online」である。Activisionの正式ライセンスの作品で、基本プレイ無料のオンライン専用タイトルだ。
「Call of Duty Online」の開発はActivison ShanghaiとRaven Software。8月3日より基本プレイ無料のアイテム課金制で正式サービスをスタートする。会場では敵が波状攻撃を仕掛けてくるのを撃退する「サバイバルモード」をプレイできた。
まず雰囲気は「CoD」シリーズをきちんと踏襲していると感じた。グラフィックスは欧米の最新の作品と比べると、建物などのモデルがシンプルだが、崩れかけた中東の町並みや埃っぽい空気をきちんと再現している。なによりキャラクターの挙動、戦闘のテンポがスピーディで戦っていてテンションが上がる。敵は集団で襲いかかってくるが、初期の波のためか弱いためバリバリ撃ち倒す楽しさがあり、仲間と共に死角をカバーしながら戦うのは楽しかった。
武器は3つまで携行でき、種類はアサルトライフル、ハンドガン、LMG、バズーカーなどが確認できた。試合が終わると経験値が獲得でき、レベルアップしていくことで“足が速くなる”、“リロード速度が上がる”など、「技能」の習得でキャラクターを差別化していく。敵を倒すとトランプが入手でき、ポーカーの役がそろうと得点ボーナスが得られた。
ゲームモードは会場で見ることができたサバイバルモードのほか、多人数対戦、サイボーグ化したゾンビが攻めてくる「サイボーグゾンビモード」といったゲームモードがある。課金アイテムはペイントされたアサルトライフルや、グレネードランチャーが付くアタッチメント、さらに敵をマップ上に表示したり、爆撃を行なったりする“キルストリーク”の数々の技能も課金アイテムとして用意されている。
スクリーンショットやムービーを見るとグラフィックス的には1世代前かな、とも感じるが、軽快な操作性と、敵との攻防などゲームの感触、雰囲気は良好で、日本でもサービスができれば受けそうな感じだ。