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「宇宙の海は俺の海」、宇宙海賊戦艦アルカディア号が超合金で発売
ドクロの艦首の“999版”、宮武氏がブラッシュアップした“決定版”が登場
(2014/7/9 00:00)
バンダイは漫画家・松本零士氏の作品に登場する宇宙戦艦をモチーフとした超合金「超合金魂 GX-67 宇宙海賊戦艦アルカディア号」を10月に発売する。価格は30,240円(税込)。全長47cm。
宇宙海賊戦艦アルカディア号は、松本零士氏が生み出した宇宙海賊キャプテンハーロックと、彼の40人の部下が乗る船だ。様々な作品で多彩なデザインで描き出されているが、今回の「超合金魂 GX-67 宇宙海賊戦艦アルカディア号」は、1979年の映画「銀河鉄道999」に登場したアルカディア号をモチーフとしている。マッコウクジラの頭部のような丸みのある艦首にドクロのレリーフが配置されている非常にインパクトのあるデザインである。
「宇宙戦艦ヤマト」と同じように第2次世界大戦の戦艦を思わせるような艦橋や砲塔を備えながらも、宇宙戦闘機のような翼とエンジン、大航海時代の帆船のような船尾楼にドクロが描かれた海賊旗と、そのデザインは独特で、30年以上の時を経ても魅力は色あせない。
「超合金魂 GX-67 宇宙海賊戦艦アルカディア号」ではオリジナルデザインを手がけたカニックデザイナーである宮武一貴氏が徹底したディテールアップを行ない、フォルムにも手を加えられている。原作者の松本零士氏、東映アニメーションも監修を行なった、アルカディア号の立体物の決定版といえるだろう。
本作では艦首部など各所に金属パーツを使用し、重厚な宇宙戦艦の雰囲気を再現している。ブリッジや船尾楼の窓部分にクリアパーツを使用。同スケールの銀河鉄道999号ミニフィギュアを、専用スタンドでアルカディア号と共にディスプレイできるので、映画の名場面を再現した飾り付けが可能だ。
さらにサウンド&ライト ギミックも充実。ブリッジ、船尾楼、エンジンノズルを発光させることが可能で、特にエンジンノズルは、噴射の効果音に合わせて、臨場感ある噴射表現の発光をさせることができる。赤外線リモコンによる操作で、劇中BGM3種、効果音(SE)5種を鳴らすことも可能だ。リモコンを操作しながら各所を発光させ、様々な角度から眺めたくなってしまいたくなる超合金だ。
「宇宙の海は俺の海」。どの組織にも属さず、己の思うまま、自分を慕う仲間と主に星の海を最強の宇宙戦艦で進む。キャプテンハーロックは多くの人が憧れたヒーローだ。高価だが、自分が憧れた“想い”を結晶化した作品である。ハーロックの掲げた“自由の旗”に思いをはせた人に、手にとってもらいたいアイテムだ。
(C)松本零士・東映アニメーション