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米Microsoft、「Kinect for Windows v2 Sensor」を7月15日に発売

Xbox One版KinectがついにPCにも発売開始!

7月15日発売予定



価格:199ドル(北米)

 米Microsoftは、Xbox OneのKinectセンサーをWindows PCに対応させたキット「Kinect for Windows v2 Sensor」を7月15日より発売することを明らかにした。対応OSはWindows8/8.1。価格は199ドル。日本での発売は“近日中”としている。現在市販されている「Kinect for Windows」との互換性はなく、Kinect対応タイトルの開発には、別ライセンスとなる「Kinect for Windows SDK v2.0」の入手が必要となる。

「Kinect for Windows v2 Sensor」。見た目や機能は「Kinect for Xbox One」と同じで、コネクタ形状が異なるため、Xbox Oneに繋ぐことはできない

 「Kinect for Windows v2 Sensor」は、現在Xbox OneのKinect同梱版で提供されている「Kinect for Xbox One」のWindows版。今秋単体での発売が予定されている「Kinect for Xbox One」との違いは、対応ソフトウェアが存在せず、その使い道はデベロッパーに委ねられているところだ。

 新型Kinectは、1080pでのキャプチャーに対応し、より精度の高い検知が可能になっているほか、より幅広い角度、手前奥共により深い距離でも使えるようになっているなど、使い勝手が大幅に向上している。

 機能面での大きな違いは骨格トラッキングがより精密かつより高機能になっているところ。データ取得箇所が20カ所から25カ所となったことで、グー、チョキ、パーの違いが認識できるほか、骨格データの取得人数が2人から6人に増え、さらにそれぞれの運動ベクトルやその強さまで検知可能になっているなど、エンターテインメント利用はもちろんのこと、教育や医療など様々な分野で大きな可能性を秘めたデバイスとなっている。

(中村聖司)