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「グランツーリスモ6」、国際自動車連盟とパートナーシップを締結

「NISSAN CONCEPT 2020 Vision Gran Turismo」のフルスケールモデルを公開

6月25日 発表

国際自動車連盟の視察の様子

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、「グランツーリスモ」においてFIA(国際自動車連盟)とパートナーシップを締結したと6月25日に発表した。

 パートナーシップを締結したことを受け、「グランツーリスモ6」はFIA認定を受けた初めてのソフトウェアタイトルとなった。認定に際してはFIA審査員がポリフォニー・デジタルの東京スタジオを訪れ、ゲーム内のコースの審査が行なわれ、4つのコースが認定を受けた。将来的にはゲーム内のその他のコースに関しても審査を受ける予定となっている。

 次の活動としては、正式なFIAオンラインチャンピオンシップを2015年中に開催を予定している。

【コメント】

FIA会長ジャン・トッド氏

 この革新的な新しいパートナーシップにより、何百万人もの「グランツーリスモ」とモータースポーツのファンが、ご家庭内で、これまでより更に精密に細部までつくりこまれたコース上でのレースをお楽しみいただけるようになります。

 「グランツーリスモ」シリーズはモータースポーツに新しいファンを呼び込む重要な役割を果たしてきました。これから開催されるFIAオンラインチャンピオンシップの開発にFIA自身が関わることにより、「グランツーリスモ6」は今まで以上に現実世界のモータースポーツに近づいた体験を提供するようになります。FIAがポリフォニー・デジタルとソニー・コンピュータエンタテインメントと密接に連携し、世界中のレースファンにとってモータースポーツがより身近な存在になるための新しい施策を開発していくことを楽しみにしています。

山内一典プロデューサー

 私達はグランツーリスモ・シリーズが世界モータースポーツの統轄機関に正式に認定されることを誇らしく感じます。「グランツーリスモ」の15年を超える歴史の中で、これはこれまで頂いた最高の名誉だと感じています。このFIAとのパートナーシップは、私達のもつバーチャルとリアルのレースを1つの輪で繋げ、クルマとモータースポーツのエンスージアストの人口の拡大を図るという使命のなかで大きな前進となります。

FIA安全管理長ジャック・ベルガー氏

 FIAで保有している実際のコースデータとゲーム内のコースデータとの比較が終わるまで、私たちは「グランツーリスモ6」の開発に費やされた作業のレベルやディテールへのこだわりを完全に理解していませんでした。

 その再現度はコースそのものだけに留まらず、周辺の景観、ランオフエリア、グランドスタンドや建物にいたるまでがすべて正確に配置されているのです。

「NISSAN CONCEPT 2020 Vision Gran Turismo」のフルスケールモデルを公開

 日産自動車は、イギリス・ウェストサセックス州で6月26日より開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」の日産ブースで「NISSAN CONCEPT 2020 Vision Gran Turismo」のフルスケールモデルを公開する。

 日産デザインヨーロッパの若手デザイナーたちの手によりデザインの制作がスタートし、日産テクニカルセンターの空気力学などの技術チームと連携、2+2列シートのスポーツカーとして特別な空力調整が可能なレース技術が採用され、ゲーム内でのバーチャルなパフォーマンスが可能な限り現実に近づけられている。

 「NISSAN CONCEPT 2020 Vision Gran Turismo」は7月の無料アップデートによって配信される。

【日産デザインヨーロッパ社バイスプレジデント 長野宏司氏のコメント】

 現実世界では「日産コンセプト2020 ビジョングランツーリスモ」のようなスポーツカーを所有することはできないかもしれませんが、「グランツーリスモ」に収録されることで、誰でもこのクルマを運転し、日産ブランドがお約束するわくわくするイノベーションをご体験いただけます。

【NISSAN CONCEPT 2020 Vision Gran Turismo】
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(船津稔)