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【特別企画】「ブラ三」の「ブショーデュエル」が6対6のカードバトルに大リニューアル!
武将育成がマゾい「ブラ三」に、効率良くレベリングできるシステムが登場の予感!!
(2014/6/27 16:00)
マーベラスAQLが運営するブラウザゲーム「ブラウザ三国志(以下「ブラ三」)」。「ブラ三」自体の説明は改めてする必要は無いと思うが、武将を集め、拠点を開発し、領土を拡大していくストラテジーゲームだ。
プレーヤーはプレイ開始時に自分の城とスターターの武将カード1枚が与えられ、拠点を開発することで国力を高め、出兵して戦いに勝利することで領土を拡大していく。最終的に雲南・北平・業・長安・建業・成都・許昌の7つの城を制圧することが目標となる。なお、単独での城や砦の攻略は非常に困難で、同盟員と出兵時間などを合わせなければ攻略できないため、同盟員とのコミュニケーションがキーとなる。
ブラウザゲームとして長い歴史と人気を持つ本作。サービス開始から5周年を迎えるということもあり、今後大きくアップデートや調整などが行なわれる予定だ。その大規模ブラッシュアップ第1弾とも言えるのが今回テストに参加した新「ブショーデュエル」。自分が所持する武将カードを自由にセットし、ほかプレーヤーと対戦するという今までの「ブショーデュエル」の持ち味は活かしながら、違ったベクトルのシステムにリニューアルされている。新たな「ブショーデュエル」はどのようなものなのか? 公開テストに参加してみたので、インプレッションをお伝えしていこう。
とにもかくにも“新”「ブショーデュエル」で遊んでみる!
まずは、“新”「ブショーデュエル」のルールを説明。
【基本ルール】
・セットできる武将は6人・セットできるデッキコストは合計20まで
・対戦相手は毎日02:00、16:00、21:00に更新される
・対戦可能な相手は毎回5人選ばれる
・1度対戦した相手とは、更新されるまで対戦することはできない
・戦闘終了後には成績に応じて経験値、DP、スコアが報酬として手に入る・獲得DPによりランキングが変化する
うん。筆者にとってはわかりやすいルール! 一言で言えば「艦これ」の演習に近いシステムといえば、ピンとくる人も多いでしょ? ただ、もちろんそのまんまという訳ではありません。デッキの組み方によって、武将のスキルや能力値が大いに関連する「ブラ三」ならではの要素で味付けされている。
さて、リニューアル前の「ブショーデュエル」では、デッキを組む際にメインとなる武将、攻撃武将、防御武将など、役割が明確に分けられていたが、“新”「ブショーデュエル」では完全に撤廃されている様子。また、週に1度セットしたら自動的に戦闘が行なわれていた旧作とは異なり、より能動的に戦闘ができるようになったのは大きな違いだ。
1点注意してもらいたいのは、各更新につき5人と対戦できるが、対戦相手の更新時にはまだ戦闘していない相手も含め更新されてしまうところだ。武将の育成戦闘で負けても失うものは何もないので、できれば相手が格上でも全員と戦闘したい。
今回のテストに参加するにあたり、特別にCP付きのまっさらなアカウントを用意してもらった。武将がいなかったらテストも楽しめないからね。というわけで、ブショーダスをぶん回すぶん回す! おお、URカードが2枚も出た! 「リアルでこんなに所持してないわあ。持ち越ししたいわあ」と首をもたげる邪念を振り払いつつ、今回のデュエルに参加させるメンバーを選抜。
ただの殴り合いではないトレーディングカードゲームに近い戦術性も!
で、結局今回組んだメンバーは、「UR呂布・貂蝉」、「UR曹操」、「SR顔良」、「SR公孫サン」、「SR祝融」、「SR黄忠」の6キャラ。コンセプトもテーマも感じられないって?そんなことありません。きっちりとレアリティ降順で並べ替えをして上から順番に選んだキャラたちなんですから!
とはいえ、いかにレアリティの高いカードでデッキを組んでも所詮は全員レベル0からのスタート。ブショーデュエルでは当然、武将能力の総合値でデッキの強さが決まります。ライバルとなる他プレーヤーたちは、本編で鍛えに鍛え上げられた武将たちでデッキが構築されており、まったく太刀打ちができません。とはいえ、遠征でチクチクレベルを上げる時間もないし、今回はブショーデュエルだけに挑戦してどこまでレベルを上げることができるかチェックしてみましょう。
デッキのステータスは、攻撃、知力、歩防、槍防、弓防、騎防、移動の7項目に分けられています。攻撃は読んでそのまま、どれだけ相手武将にダメージを与えるかを決めるステータス。知力はスキル発動率と攻撃時に会心率発生に関わるステータス、各防はそれぞれの科に属する武将から受けるダメージに対する防御力、そして、移動は各武将の行動順に関するステータスになってます。構築されたデッキは、各武将が持つこれらのデータをもとに総合力を決定。ここは、旧作に比べ大きく変わったところかな?
単に攻撃力だけを考えて組むのではなく、バランスを考えてデッキを構築、成長させるのが吉。ちなみに、筆者がその事実に気が付いたのは、テスト参加から四日目を終えた夜のことでした……。説明書を読まずにゲームを始め、最悪詰むというクセはいくつになっても治らないものだな。
今回選抜したキャラは、筆者のイメージで成長をさせたので、呂布・貂蝉、顔良、祝融、黄忠は攻撃にベタふり。曹操は知力と攻撃に。そして、公孫サンは機動力を育成。さらに、兵科のバランスを考えないで組んだので、騎馬と弓の二兵科のみというバランスブレイクぶり。単純に組めば良いだけのゲームバランスではなく、トレーディングカードゲームの要素も考えられた設計になっているのかなという印象。
戦闘は3ラウンドで決着がつけられるので、たとえば攻撃力上昇スキルを持つキャラを入れ、知力が高いデッキであれば毎ラウンド攻撃力上昇スキルが発生し、攻撃力がガンガンあがり、一気に相手を殲滅するといった戦術も可能に。うーん、夢デッキ!
今回組んだデッキでは呂布・貂蝉のスキル「鬼神の極意」が猛威を奮ってくれる。このスキルは武将の攻撃力を108%上昇させるもので、3ラウンドとも発動すれば威力は絶大。さらに、公孫サンは移動速度を重視したステ振りにした。これは瀕死の相手武将に、相手の手番前に攻撃し、止めを先に刺してしまうことを狙ってのものだ。ただし、攻撃する武将は指定できないので、うまいこと攻撃することを願うばかりになっちゃいますが……。
他の武将もスキルは攻撃力を上昇するものを持っている。うまいことハマれば全武将の攻撃力が2倍以上上昇するので、格上相手とのデュエルにも勝利を収めることが可能だった。ただし、格上プレーヤーは歴戦の強者揃い。当然、相手も同様にスキルが発動します。さらに、レベルの高い武将デッキなのであっという間に消し炭にされることの方が多く、金星にガッツポーズというシーンはおいそれとありません。
ただ、完全敗北(全武将が消し炭にされる)以外であれば経験値を入手でき、さらに、格上であればあるほど入手経験値が多かった印象。前述したように、負けてもデメリットは無い(テスト参加時)のでダメ元でもガンガンとデュエルをしていくスタイルを推奨する。ダメ元でもスキルがハマり、大金星を上げることができれば、レベルも一気にあがりウハウハ! くそう……。テストアカウントでなければ……。
ただ、ここで感じた注意点をひとつ。「ブラ三」本来の戦争をメインに成長させた武将は、恐らく攻撃か移動速度にベタ振りしているプレーヤーが多いと思う。何度も繰り返しになるが、スキルの発動率は知力に依存しているので、戦争用の武将をメインに使用して戦おうとすると、思ったようにスキルが発動しない可能性が非常に大! 筆者もその事実に気づくまでは、「これスキル意味あるの?」と感じるくらい薄い発動率だった。後半、呂布や顔良など脳筋武将たちの知力にステ振りをしたところ、面白いように毎ターンスキルがチェーンするようになった。
戦争に勝つために従来通りのステ振りでいくか、「ブショーデュエル」をメインにレベリングをするため、ちょっと違ったステ振りにするか非常に悩ましい部分になりそうな予感だ。
新「ブショーデュエル」はレベリングに最適なシステム!
さてさて、テストに参加して4日目。ここで一旦、成長報告をいたしましょう。レベル0からスタートさせたデッキですが、各武将のレベルは46~48となかなかの成長っぷりを見せました。各地に遠征をさせて武将を成長させるという従来の方法に比べると効率はなかなかのものではないでしょうか?
テスト当初は、ブショーデュエルに参加できる機会が少ないなあ、と思いはしましたが、実際に導入された後は各勢力との駆け引きや戦略で大忙しになるに違いないので、案外回数としては適切なのかなという印象。また、相手プレーヤーとデッキの差が大きくても勝利することもあり、負けても報酬がおいしいのでサブゲームとしての出来はなかなかのもの。
少し不安な点があるとすれば、マッチングのシステムでしょうかね。今回のテストでは、特別にガチャを引くことができ、レアリティの高い武将のみで挑戦しましたが、スタートしたばかりの新米プレーヤーが猛者たちとばかりマッチングされると涙目になっちゃうかもしれません。実際、筆者も若干涙目になりましたし。
短い期間ではありましたが、本テストに参加した筆者なりの感想は、「新たに入手した武将の育成に非常に向いたコンテンツ」になっているというもの。
エース級を数枚所持していれば、遊ばせている時間はもったいないので、積極的に参加させたいところ。そこに加え、新戦力となりうる武将を参加させれば、バランスを崩すことなくレベリングが可能な予感。今回のリニューアルで毎日「ブショーデュエル」に参加することが可能なので、戦争に敗北し手詰まりになってしまった場合に残りの期間を「ブショーデュエル」に集中させて次のクールに備えるといった利用も効果がありそうです。
もちろん、筆者のように全員レベル0から始めても、数日で武将をある程度のレベルまで成長させることが可能なので、新規プレーヤーには「ブショーデュエル」を利用した武将の育成を大いに推奨です。
なお、先日「ブラ三」運営、開発スタッフにインタビューを実施した。ブショーダスのお話はもちろん、5周年を迎える本作の今後のお話など盛りだくさんでお伺いしたので、そちらも楽しみに!