ニュース

【特別企画】「ブラ三」の「ブショーデュエル」が6対6のカードバトルに大リニューアル!

武将育成がマゾい「ブラ三」に、効率良くレベリングできるシステムが登場の予感!!

【新ブショーデュエル】

今夏実装予定

 マーベラスAQLが運営するブラウザゲーム「ブラウザ三国志(以下「ブラ三」)」。「ブラ三」自体の説明は改めてする必要は無いと思うが、武将を集め、拠点を開発し、領土を拡大していくストラテジーゲームだ。

 プレーヤーはプレイ開始時に自分の城とスターターの武将カード1枚が与えられ、拠点を開発することで国力を高め、出兵して戦いに勝利することで領土を拡大していく。最終的に雲南・北平・業・長安・建業・成都・許昌の7つの城を制圧することが目標となる。なお、単独での城や砦の攻略は非常に困難で、同盟員と出兵時間などを合わせなければ攻略できないため、同盟員とのコミュニケーションがキーとなる。

 ブラウザゲームとして長い歴史と人気を持つ本作。サービス開始から5周年を迎えるということもあり、今後大きくアップデートや調整などが行なわれる予定だ。その大規模ブラッシュアップ第1弾とも言えるのが今回テストに参加した新「ブショーデュエル」。自分が所持する武将カードを自由にセットし、ほかプレーヤーと対戦するという今までの「ブショーデュエル」の持ち味は活かしながら、違ったベクトルのシステムにリニューアルされている。新たな「ブショーデュエル」はどのようなものなのか? 公開テストに参加してみたので、インプレッションをお伝えしていこう。

とにもかくにも“新”「ブショーデュエル」で遊んでみる!

 まずは、“新”「ブショーデュエル」のルールを説明。

【基本ルール】

・セットできる武将は6人
・セットできるデッキコストは合計20まで
・対戦相手は毎日02:00、16:00、21:00に更新される
・対戦可能な相手は毎回5人選ばれる
・1度対戦した相手とは、更新されるまで対戦することはできない
・戦闘終了後には成績に応じて経験値、DP、スコアが報酬として手に入る・獲得DPによりランキングが変化する

 うん。筆者にとってはわかりやすいルール! 一言で言えば「艦これ」の演習に近いシステムといえば、ピンとくる人も多いでしょ? ただ、もちろんそのまんまという訳ではありません。デッキの組み方によって、武将のスキルや能力値が大いに関連する「ブラ三」ならではの要素で味付けされている。

 さて、リニューアル前の「ブショーデュエル」では、デッキを組む際にメインとなる武将、攻撃武将、防御武将など、役割が明確に分けられていたが、“新”「ブショーデュエル」では完全に撤廃されている様子。また、週に1度セットしたら自動的に戦闘が行なわれていた旧作とは異なり、より能動的に戦闘ができるようになったのは大きな違いだ。

 1点注意してもらいたいのは、各更新につき5人と対戦できるが、対戦相手の更新時にはまだ戦闘していない相手も含め更新されてしまうところだ。武将の育成戦闘で負けても失うものは何もないので、できれば相手が格上でも全員と戦闘したい。

 今回のテストに参加するにあたり、特別にCP付きのまっさらなアカウントを用意してもらった。武将がいなかったらテストも楽しめないからね。というわけで、ブショーダスをぶん回すぶん回す! おお、URカードが2枚も出た! 「リアルでこんなに所持してないわあ。持ち越ししたいわあ」と首をもたげる邪念を振り払いつつ、今回のデュエルに参加させるメンバーを選抜。

【知ってれば合コンで自慢できるマメ知識コーナー 黄巾三兄弟!】
三国志の三兄弟といえばやっぱりこの3人!「蒼天すでに死す、黄天まさに立つべし。歳は甲子に在りて、天下大吉」はあまりにも有名でしょ? 張角、張宝、張梁この3人がいなければ三国時代は無かったんじゃないでしょうか?桃の木の下での3人組はあくまで義兄弟ですしね。ちなみに、長男・張角は天公将軍、二男・張宝は地公将軍、三男・張梁は人公将軍を名乗っていました。三国志演義で登場する、関羽の忠臣・周倉は黄巾族のメンバーでした

【知ってると暇なときに思い出して時間をつぶせるマメ知識のコーナー 曹操は英雄なの?エロおやじじゃなくて?】
詩人、兵法家としても業績を残した乱世の奸雄・曹操。彼の興した魏の国は三国一の大国となりました(ちなみに、三国を統一したのは、魏を基にした炎という国)。彼は様々な逸話や業績があり、語ることが非常に多い人物ですね。三国志の主役の1人ですし。さて、そんな彼には危うく命を落としかけても好きで仕方なかったものがあります。それは、女性。うん。男の子なら大抵は好きだよね。でも、曹操はずば抜けていて、息子だけでも25人ももうけています。さらに、張済の未亡人に夢中になり、降伏した張済の甥・張繍の襲撃を受けて長男・曹昂と弟の子の曹安民と忠臣の典韋が命を落としてます。さらにさらに、息子の曹丕の奥さんとなる甄氏を親子で取り合ったり……。英雄色を好むって本当なんでしょうね。現代ならエロおやじの一言で片づけられそうですが、英雄です!

ただの殴り合いではないトレーディングカードゲームに近い戦術性も!

 で、結局今回組んだメンバーは、「UR呂布・貂蝉」、「UR曹操」、「SR顔良」、「SR公孫サン」、「SR祝融」、「SR黄忠」の6キャラ。コンセプトもテーマも感じられないって?そんなことありません。きっちりとレアリティ降順で並べ替えをして上から順番に選んだキャラたちなんですから!

【知ってれば家族に自慢できるマメ知識コーナー リア充爆発しろ!呂布・貂蝉】
三国志を舞台にした作品で最強として描かれるリア充、呂布くんと、貂蝉ちゃん。両者ともに改めて説明する必要はないでしょう。だと、紹介にならないのでマメ知識をご紹介。中国北部の勢力に登場する呂布ですが、一部の文献だと髪は赤く体は大柄と紹介しているものもあり、もしかしたらロシアからきた外国人だったかもしれないという説があります。個人的には納得しちゃう説です。貂蝉は、王允によって送られた美女で、董卓と呂布の仲を引き裂くのに一役買っています。ちなみに、貂蝉は王允が作ったアンドロイド説があります。個人的には納得できない説です

対戦できる相手は、このように5人がマッチされ、総合力がアルファベットで表示される。自分のデッキとの戦闘力の差の目安に

 とはいえ、いかにレアリティの高いカードでデッキを組んでも所詮は全員レベル0からのスタート。ブショーデュエルでは当然、武将能力の総合値でデッキの強さが決まります。ライバルとなる他プレーヤーたちは、本編で鍛えに鍛え上げられた武将たちでデッキが構築されており、まったく太刀打ちができません。とはいえ、遠征でチクチクレベルを上げる時間もないし、今回はブショーデュエルだけに挑戦してどこまでレベルを上げることができるかチェックしてみましょう。

 デッキのステータスは、攻撃、知力、歩防、槍防、弓防、騎防、移動の7項目に分けられています。攻撃は読んでそのまま、どれだけ相手武将にダメージを与えるかを決めるステータス。知力はスキル発動率と攻撃時に会心率発生に関わるステータス、各防はそれぞれの科に属する武将から受けるダメージに対する防御力、そして、移動は各武将の行動順に関するステータスになってます。構築されたデッキは、各武将が持つこれらのデータをもとに総合力を決定。ここは、旧作に比べ大きく変わったところかな?

 単に攻撃力だけを考えて組むのではなく、バランスを考えてデッキを構築、成長させるのが吉。ちなみに、筆者がその事実に気が付いたのは、テスト参加から四日目を終えた夜のことでした……。説明書を読まずにゲームを始め、最悪詰むというクセはいくつになっても治らないものだな。

 今回選抜したキャラは、筆者のイメージで成長をさせたので、呂布・貂蝉、顔良、祝融、黄忠は攻撃にベタふり。曹操は知力と攻撃に。そして、公孫サンは機動力を育成。さらに、兵科のバランスを考えないで組んだので、騎馬と弓の二兵科のみというバランスブレイクぶり。単純に組めば良いだけのゲームバランスではなく、トレーディングカードゲームの要素も考えられた設計になっているのかなという印象。

各ラウンド毎に、スキルが発動する。スキルの発動率は現状だと知力のステータスに影響されているようだ。攻撃にベタ振りだとスキル発動に少々難があるかもしれない
1ラウンド目と3ラウンド目の画像。こちら、スタート時の攻撃力が2倍近く上昇しているのが確認できる。スキルがうまく発動すれば、一発逆転も大いに狙うことができそうだ

 戦闘は3ラウンドで決着がつけられるので、たとえば攻撃力上昇スキルを持つキャラを入れ、知力が高いデッキであれば毎ラウンド攻撃力上昇スキルが発生し、攻撃力がガンガンあがり、一気に相手を殲滅するといった戦術も可能に。うーん、夢デッキ!

 今回組んだデッキでは呂布・貂蝉のスキル「鬼神の極意」が猛威を奮ってくれる。このスキルは武将の攻撃力を108%上昇させるもので、3ラウンドとも発動すれば威力は絶大。さらに、公孫サンは移動速度を重視したステ振りにした。これは瀕死の相手武将に、相手の手番前に攻撃し、止めを先に刺してしまうことを狙ってのものだ。ただし、攻撃する武将は指定できないので、うまいこと攻撃することを願うばかりになっちゃいますが……。

 他の武将もスキルは攻撃力を上昇するものを持っている。うまいことハマれば全武将の攻撃力が2倍以上上昇するので、格上相手とのデュエルにも勝利を収めることが可能だった。ただし、格上プレーヤーは歴戦の強者揃い。当然、相手も同様にスキルが発動します。さらに、レベルの高い武将デッキなのであっという間に消し炭にされることの方が多く、金星にガッツポーズというシーンはおいそれとありません。

 ただ、完全敗北(全武将が消し炭にされる)以外であれば経験値を入手でき、さらに、格上であればあるほど入手経験値が多かった印象。前述したように、負けてもデメリットは無い(テスト参加時)のでダメ元でもガンガンとデュエルをしていくスタイルを推奨する。ダメ元でもスキルがハマり、大金星を上げることができれば、レベルも一気にあがりウハウハ! くそう……。テストアカウントでなければ……。

 ただ、ここで感じた注意点をひとつ。「ブラ三」本来の戦争をメインに成長させた武将は、恐らく攻撃か移動速度にベタ振りしているプレーヤーが多いと思う。何度も繰り返しになるが、スキルの発動率は知力に依存しているので、戦争用の武将をメインに使用して戦おうとすると、思ったようにスキルが発動しない可能性が非常に大! 筆者もその事実に気づくまでは、「これスキル意味あるの?」と感じるくらい薄い発動率だった。後半、呂布や顔良など脳筋武将たちの知力にステ振りをしたところ、面白いように毎ターンスキルがチェーンするようになった。

 戦争に勝つために従来通りのステ振りでいくか、「ブショーデュエル」をメインにレベリングをするため、ちょっと違ったステ振りにするか非常に悩ましい部分になりそうな予感だ。

【知ってると彼女ができるかもしれないマメ知識のコーナー 白馬将軍ってカッコイイ!】
白馬将軍ってすごくカッコいいでしょ? 完全に主人公キャラクターのふたつ名って感じでしょ?このふたつ名、公孫サンの異名です。三国志を描いた作品では、結構微妙なキャラクターとして描かれちゃってますが、北方の名族として、さらに勇将として戦った武将です。趙雲も一時期彼の配下にいましたし、劉備の兄弟子でもあります。三国志演義では、劉備が世に出るきっかけを作った人物といっても過言ではないでしょう。白馬将軍の異名は、彼自身が武勇に優れて白馬に乗っていたという説や、騎射に長けた配下を白馬に乗せ軍団を編成したからという説があります。同じく北の名族・袁紹と長きにわたり戦闘を繰り広げますが、敗れて滅亡してしまいます。ちなみに、三国志演義では、自慢の騎馬軍団を地面に張り巡らされた綱により活かすことができなかったというオッチョコチョイなシーンが描かれてますね

【知ってると会話に困ったときにとっさに使えるマメ知識のコーナー 顔良って思い切った名前だよね】
顔が良いと書いて顔良。思い切った名前ですね。筆者がこの名前を付けられてたら紙袋を被って出歩く毎日を送っていたでしょう……。さて、袁紹軍の名将・顔良ですが、彼の三国志演技での描かれ方って少しかわいそう。曹操軍と雌雄を決するために行なわれた官渡の戦いで、関羽に一刀両断されてしまいます。実際の歴史でも一刀両断とは言わなくても、関羽に斬られた武将というのは事実でしょう。しかし顔良は、ただの斬られ役で関羽の引立て役ではないんです。袁紹軍筆頭の将軍であり、袁紹軍において幅広い指揮権と裁量権が与えられた武将でもあります。中国全土はもちろん、横浜にもある関帝廟(関羽を祭ったお寺)ですが、同地の関帝廟は顔良の祟りを納めるために建てられたといわれてます。ちなみに、顔良の相方といえば文醜ですが、筆者がこの名前だったら涙が止まりません

新「ブショーデュエル」はレベリングに最適なシステム!

従来のレベリング方法と比べ、圧倒的な成長を見せた武将たち。かなり楽に武将を成長させることができそうだ

 さてさて、テストに参加して4日目。ここで一旦、成長報告をいたしましょう。レベル0からスタートさせたデッキですが、各武将のレベルは46~48となかなかの成長っぷりを見せました。各地に遠征をさせて武将を成長させるという従来の方法に比べると効率はなかなかのものではないでしょうか?

 テスト当初は、ブショーデュエルに参加できる機会が少ないなあ、と思いはしましたが、実際に導入された後は各勢力との駆け引きや戦略で大忙しになるに違いないので、案外回数としては適切なのかなという印象。また、相手プレーヤーとデッキの差が大きくても勝利することもあり、負けても報酬がおいしいのでサブゲームとしての出来はなかなかのもの。

 少し不安な点があるとすれば、マッチングのシステムでしょうかね。今回のテストでは、特別にガチャを引くことができ、レアリティの高い武将のみで挑戦しましたが、スタートしたばかりの新米プレーヤーが猛者たちとばかりマッチングされると涙目になっちゃうかもしれません。実際、筆者も若干涙目になりましたし。

 短い期間ではありましたが、本テストに参加した筆者なりの感想は、「新たに入手した武将の育成に非常に向いたコンテンツ」になっているというもの。

 エース級を数枚所持していれば、遊ばせている時間はもったいないので、積極的に参加させたいところ。そこに加え、新戦力となりうる武将を参加させれば、バランスを崩すことなくレベリングが可能な予感。今回のリニューアルで毎日「ブショーデュエル」に参加することが可能なので、戦争に敗北し手詰まりになってしまった場合に残りの期間を「ブショーデュエル」に集中させて次のクールに備えるといった利用も効果がありそうです。

 もちろん、筆者のように全員レベル0から始めても、数日で武将をある程度のレベルまで成長させることが可能なので、新規プレーヤーには「ブショーデュエル」を利用した武将の育成を大いに推奨です。

 なお、先日「ブラ三」運営、開発スタッフにインタビューを実施した。ブショーダスのお話はもちろん、5周年を迎える本作の今後のお話など盛りだくさんでお伺いしたので、そちらも楽しみに!

【知ってると学校や会社やバイト先の先輩たちに一目置かれるマメ知識のコーナー 彼女にしたくない……】
はい。イラストはカワイイ祝融さん。でも三国志演義ではすごく怖い女性です。彼女は三国志演義のみに登場する架空の人物なのですが、そのキャラクター性は非常に強烈! 南蛮の王・孟獲の奥さんなんですけど、旦那が諸葛亮に負けまくってる事に大激怒。旦那の変わりに出陣して得意の投げナイフで大活躍! 一騎打ちで蜀の武将2人を生け捕りにするなど、もう男なんじゃないかと……。困った諸葛亮は、趙雲と魏延に策を授け、やっとのこと捕らえることに成功しています。もし、彼女だったとしたら……。もし、誕生日を忘れたりしたら……。もし、付き合った記念日を覚えてなかったとしたら…。お分かりですね?

【知ってると憧れのあの子と電車で隣の席に座れるかもしれないマメ知識のコーナー 老いてますます……】
「老いてますます盛ん」日本でもおなじみの言葉ですが、これは蜀の武将であった黄忠と厳顔から生まれた言葉といわれています。若い武将が中心となって活躍するなか、彼が歴史の表舞台で活躍するのは60歳を過ぎてから。当時では、もうすごいお爺ちゃんですが、弓の名手として一騎打ちで敵将を討ち取ったり、関羽と互角に戦いあったりと年をとっても大活躍。劉備が五虎大将軍を指名した際、関羽や張飛とともにそのメンバーとして名前を連ねています。ちなみに、曹操軍の猛将・夏侯淵を討ち取ったのもこのお爺ちゃん。黄忠の孫じゃなくって本当に良かったと胸をなでおろします

(たて りょうた)