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運営5年目を記念した「ブラウザ三国志」ファンミーティングが開催

新兵種や装具などを追加する大規模アップデート「天覇争乱」を発表!

5月11日開催

会場:品川インターシティホール

 マーベラスAQLは5月11日、ブラウザ型のシミュレーションRPG「ブラウザ三国志」のファンミーティング「公開君主会議」を開催した。イベントの模様は、ニコニコ生放送でも生中継され、開発チームより大規模アップデート情報が公開されたほか、サプライズとして新規タイトル「ブラウザキングダムライジング」の発表が行なわれた。本稿ではイベントの模様と「ブラウザ三国志」のアップデート情報についてお伝えしたい。

【公開君主会議】
来場者には立食形式による食事とアルコールを含むドリンクが振る舞われた
コンパニオンはシースルー仕様のチャイナドレス

運営5年を迎え、更なる飛躍を誓う「ブラウザ三国志」

三国志風のデザインで統一された会場
登壇したマーベラスAQLの皆さん
君主の格好をして女官に仰がせる演出に恐縮しながら挨拶するマーベラスAQL代表取締役社長の許田周一氏

 「ブラウザ三国志」は、AQインタラクティブ(現マーベラスAQL)が2009年よりサービスを開始したブラウザで遊べるシミュレーションRPG。開発はグループ子会社のONE-UP。ベクターやmixi等を通じて配信され、武将カードの奥深さやブラウザゲームでありながら仲間との共闘を必須とするゲーム性などが受け、大ヒットを記録しサービスから5年が経過した今なおマーベラスAQLの稼ぎ頭となっている。その後、「ブラウザ一騎当千」や「Lord of Knights」(Aiming)、「武神大戦!」(Aiming)など、「ブラウザ三国志」をベースとした多くの姉妹タイトルが生まれている。

 今回のイベントは、「ブラウザ三国志」のサービス開始から5年目突入を記念したもので、公式なオフラインイベントは意外にも今回が初めてとなる。会場には、事前に応募して抽選に当たった50名のユーザーが招待され、立食パーティー形式で実施された。中華料理が用意され、露出の高い女官がドリンクをサーブするなど、ユーザーイベントとしてはとびきり豪華だ。

 イベントには、マーベラスAQL代表取締役社長の許田周一氏をはじめ、同副社長の青木利則氏、オンラインコンテンツ事業部 事業部長の星野勇夫氏、ゲストMCとしてゲーマーDJの森一丁氏やタレントのGero氏、辰巳奈都子氏などが参加し、運営5年目を祝った。

 開会の挨拶を行なったのはマーベラスAQL代表取締役社長の許田氏。許田氏は三国志時代の君主の格好をし、大きな羽の扇を携えた2人の女官を従えて現われ、イベント上の演出とはいえ、高所から偉そうな格好での挨拶になったことに恐縮しながら、「ブラウザ三国志」が5年目を迎えたことを累計300万人のユーザーに感謝し、「ユーザーに育てて貰ったゲームということで、ゲームとしてよりおもしろくしていくことが皆さんへの最大の恩返しになる」と語り、今後も更なる飛躍を誓った。

 その後は、“君主会議”ということで歓談の時間となり、別室の生放送ルームを通じて、Gero氏、辰巳奈都子氏によるトークが行なわれ、その模様がニコニコ生放送で生中継された。その間、会場ではメインステージの大型モニターに映し出されたニコニコ生放送の模様を見ながら歓談するというユニークなアプローチが取られ、参加者達はゲスト達のトークと、ニコニコ生放送のコメントを酒の肴に、歓談の時間を楽しんでいた。

【ニコニコ生放送】
歓談の最中は、別室でトークイベントが開催されていた。社長が喋るより、コンパニオンが出るほうが盛り上がるというニコニコらしい展開に

待望の大規模アップデート「天覇争乱」は7月から実装開始!

アップデート情報はマーベラスAQL オンラインコンテンツ事業部事業部長 星野勇夫氏が発表した
アップデート「天覇争乱」

 会場がもっとも盛り上がったのはやはりアップデートの発表だった。「天覇争乱」と名付けられた大規模アップデートは、4文字から1文字ずつ取った章立てで構成され、7月から12月までかけて4つのフェイズに分けて、ゲームを拡張する様々な新要素を実装していくものとなる。

 まず「天の章」では装具が登場する。この装具は、武将カードに付与することで新たな能力を発揮する1回使い切りのもので、通常のスキルより大きな効果を付与することができるという。この装具により、レベル400に達した武将カードに対して、新しい使い道を用意したり、弱点を補うことで再び戦力として使えるようになるなど、武将カードの再活性化策となる。ちなみに会場の反応は「えーー?」とややネガティブだった。

 2つ目、「覇の章」では、文字通り「覇」が追加される。会場では「は?」という予想通りの反応が殆どだったが、魏、呉、蜀に続く第4の勢力として架空の「覇」を加えるというもの。所属武将はオリジナルというわけではなく、3つの勢力の既存武将を違った形で登場させるという。「ブラウザ三国志」では同じ武将を複数枚デッキに組み込むことはできないが、第4勢力という一種の“方便”により、それを可能とし、カード集めを促進させたい考えだ。

 ちなみに“違った形”の具体的な内容については明らかにしなかったが、最初から3つのスキルを備えていたり、逆にスキルがすべてブランクの状態だったり、これまでにない新しいスキルを所持していたりなど、戦略の幅を広げてくれるようだ。

 3つ目「争の章」は新兵種。これは来場者の反応も良く、大きな拍手があがった。今回公開されたのは盾兵、重盾兵、大剣兵の3つで、盾兵は防御特化型の兵種で、大剣兵はそれを打ち破るカウンター兵種となる。プレーヤーの配下に組み込めるだけで無く、NPCとしても登場する予定で、日々の狩りの風景も変わってくるようだ。

 4つ目「乱の章」は、ワールド統合。これまで8ワールドを1つに統合していたが、これが16ワールドを1つに統合することになる。これによるサーバーの遅延は発生しないということで、これでより一層戦いが活性化されることになる。

 気になるサービススケジュールは、7月に乱の章(サービス統合)、9月に覇の章(覇の参戦)、10月に争の章(新兵種追加)、12月に天の章(装具の追加)を予定。詳細については後日発表していくようだ。

【大規模アップデート「天覇争乱】
「天の章」
「覇の章」
「争の章」
「乱の章」

【サービススケジュール】

(中村聖司)