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プレーヤー達が話を紡ぐボードゲーム「『ウィンターテイルズ:冬物語』日本語版」
勝敗は話の展開次第。協力したり、妨害しながら続いていく物語
(2014/5/15 00:00)
ホビージャパンはおとぎ話をテーマにしたボードゲーム「『ウィンターテイルズ:冬物語』日本語版」を6月中旬に発売する。価格は5,800円(税別)。プレイ人数は3~7人で、1プレイの時間は約90分。
「『ウィンターテイルズ:冬物語』日本語版」では、ウィンタータウンを舞台に、凍てついた“冬”を維持しようとする体制側と、革命を起こそうとする“春”の勢力が戦う。おとぎ話がテーマとなっており、冬の勢力は白雪姫(スノーホワイト)や、くるい帽子屋(マッドハッター)。春の勢力にはアリスやドロシー、ブリキマンといったキャラクターが登場する。
本作のユニークなところは、「物語カード」で物語を紡いでいくところ。プレーヤーには「クエスト」が提示され、それを手札の物語カードで実行していくこととなる。クエストは春陣営は新しい希望や、強い愛を見つけるなど明るい物語を、冬陣営は支配や停滞などの不幸な方向へ物語を展開させていく。
物語は「物語カード」を使って語る。物語カードはイラストが描かれてるだけなので、「これは星だ!」、「いや傷つけられた肌だ!」と様々な解釈が可能で、カードの解釈とそれをキーにした物語を語っていく。1つの物語は、他のプレーヤーが協力することも、妨害することも可能で、物語の結末で勝敗を判定しながらゲームを進行させていくこととなる。
数値やサイコロで勝ち負けを判定するのではなく、「物語(ストーリーテリング)」で対決するというのがこのゲームの面白さだ。体制側に立って支配しようとする白雪姫や、革命に燃えるブリキマンなどを物語にどう活かすかもプレーヤー次第。とてもユニークなゲームである。
(c) 2014 Fantasy Flight Publishing, Inc.