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最終ジャンルまでもつれ込んだ大接戦! 「Red Bull 5G FINALS」レポート

昨年のリベンジ試合、因縁の対決など今年もドラマチックな試合揃い

12月15日開催

会場:日の出TABLOID

入場料:1,800円(前売券、応援タオル付き)

 レッドブル・ジャパンは12月15日、日本東西対抗ゲームトーナメント「Red Bull 5G」の決勝大会、「Red Bull 5G FINALS」を日の出・TABLOIDにて開催した。

 「RedBull 5G」は日本のゲーミングシーンに“翼を授ける”ことを目的にレッドブル・ジャパンが主催する東西対抗のゲーミングイベント。今回開催された「Red Bull 5G FINALS」では「FPS:『Halo 4』」、「RACING:『グランツーリスモ5』」、「SPORTS:『FIFA 14 ワールドクラスサッカー』」、「FIGHTING:『鉄拳タッグトーナメント2』」、「FREE GENRE:『ぷよぷよ!!』」の5ジャンル、5タイトルで東西のチームがぶつかるった。

 ルールは先に3タイトルで勝利したチームが総合優勝となるというもの。勝利チームには優勝賞品として「2014年F1日本グランプリ観戦ツアー(或いはそれ相当の賞品)」とレッドブル1年分が贈られる。

 会場にはオフライン予選を勝ち抜いた東西代表選手の計18名が会場に集結、各タイトルで激しいバトルを繰り広げた。本レポートでは各ジャンルの1番の見所を紹介していきたい。

【会場の様子】
会場ではデバイスメーカーによるデバイスの展示や、プレイステーション 4版「バトルフィールド 4」のデモプレイなどが行なわれた

0.008秒差の逆転劇も飛び出した「RACING:『グランツーリスモ5』」

西軍のkh選手、ねぎ選手
東軍のYAM選手、やまどぅー選手

 「RACING:『グランツーリスモ5』」では、東軍代表からYAM選手とやまどぅー選手が、西軍代表からkh選手とねぎ選手が出場した。やまどぅー選手、YAM選手、kh選手の3名は昨年の「Red Bull 5G」のファイナリストで、ねぎ選手も昨年のオフライン予選に出場経験があり、タイム差はほぼ互角といったところ。

 昨年はやまどぅー選手、YAM選手がワンツーフィニッシュを決めて東軍の勝利になったが、西軍は雪辱を晴らすことができるのか、そして誰が1位の座に輝くのかが注目となった。

 決勝戦のルールは「富士スピードウェイ」、「鈴鹿サーキット」の2コースを4名で同時にプレイし、2コースの合計タイムで最終順位を決定した。

 「富士スピードウェイ」ではYAM選手、やまどぅー選手、ねぎ選手、kh選手という順番の滑り出し。会場が盛り上がったのは、最終ラップの第1コーナー。ここでやまどぅー選手がYAM選手を抜き、そのままフィニッシュ……と思っていたところ、最後のストレートでYAM選手がやまどぅー選手の背後にピッタリと付き、スリップストリームを利用してゴール直前でYAM選手がやまどぅー選手を抜き返すという土壇場の大逆転劇を演じた。味方とはいえ、1位にこだわるYAM選手の思いが伝わってくるような展開だ。

 その結果1位はYAM選手(4分54秒712)で、0.008秒差で2位はやまどぅー選手(4分54秒720)、少し遅れてねぎ選手(4分58秒594)、kh選手(4分58秒673)と続いた。

 第2コースの「鈴鹿サーキット」のスタートポジションは第1コースの順位を受け、ねぎ選手、kh選手、YAM選手、やまどぅー選手という並びでスタート。このコースでは最初のポジションの有利性を生かし、西軍が先行するねぎ選手と後続をブロックするkh選手という連携で試合のペースを作っていった。

 やまどぅー選手はレース開始直後の第1コーナーから車体がぶつかるのも厭わずアグレッシブに仕掛けていくも、決定打にはならずコーナーを抜けた時点では順位は変わらない。その後kh選手が後ろのYAM選手、やまどぅー選手のラインを押さえ、ねぎ選手が後続を離して快走していく。

 途中でYAM選手、やまどぅー選手がkh選手にコーナリング勝負をしかけ、抜き返したものの、ねぎ選手の序盤のリードが最終ラップまで生き、最終順位は1位はねぎ選手(5分58秒593)、続いてYAM選手(6分00秒361)、やまどぅー選手(6分03秒251)、kh選手(6分04秒562)という順番になった。

 「富士スピードウェイ」では東軍のYAM選手が、「鈴鹿サーキット」では西軍のねぎ選手が1位になったが、総合結果は2コースの合計タイムで判定される。結果は「富士スピードウェイ」でのタイムが響いた形になり、1位はYAM選手(10分55秒073)、2位はねぎ選手(10分57秒266)、3位はやまどぅー選手(10分57秒971)、4位はkh選手(11分03秒156)という結果になり、「RACING:『グランツーリスモ5』」は東軍の勝利となった。

【試合の様子】
昨年のファイナリストが揃ったというだけあってハイレベルな戦いになった

(八橋亜機)