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「真・ガンダム無双」発売前先行体験会&スペシャルトークショー開催

初回特典「べアッガイ」を含む参戦機体を使った実機プレイを披露!

12月14日 開催

会場:ヤマダ電機LABI1池袋 モバイルドリーム館

 バンダイナムコゲームスは、12月19日に発売予定されるプレイステーション 3/PlayStation Vita向けタクティカルアクション「真・ガンダム無双」の発売前先行体験会&スペシャルトークショーをヤマダ電機LABI1池袋 モバイルドリーム館にて開催した。

 スペシャルトークショーには、コーエーテクモゲームス 鯉沼久史シリーズプロデューサー、バンダイナムコゲームス 後藤能孝シリーズプロデューサー、小美野日出文プロデューサーが登壇。プロ―デューサー陣のトークや先行体験を目当てに多くのファンが会場に足を運んでいた。

 発売を間近に控え、「シリーズとしては初となる携帯機のPS Vitaでも発売されます。プレイしていただき、よろしければご購入いただきたい。これまえに出していない情報をお話しできればと思います。オフィシャルモードなど原点回帰しつつ、少なくともPS3の中で自分たちの中では集大成となるタイトルができました」(後藤氏)、「後藤さんとかれこれもう7、8年になります。ちょっと時間は空きましたが、PS3ロンチの半年後に『ガンダム無双(1)』が出まして、最後まで『ガンダム無双』を続けられてありがたいです。今作を見て、『ガンダム無双(1)』を見ると、『ん?』と思うところがあります(笑)。そういう意味では年々レベルアップできていると思っています」(鯉沼氏)と両氏は語る。

実機を使ったゲーム紹介。べアッガイなど、初回封入特典や配信予定のDLCについても語ってくれた

 ゲーム内容の紹介は、「ちょっと長く作りすぎちゃったんで(笑) 本当は5分くらいの予定だったのですが」(後藤氏)というボリュームたっぷりのPVの放映後、実機を使って行なわれた。

・オフィシャルモードについて

 「2までに入っていたオフィシャルモードをちゃんとやりましょうということで「ユニコーン」、「SEED」、「SEED DESTINY」が新たに入っています。ユニコーンはアニメーションが完結していないので、「黒いガンダム」までになります。原作全てではないですが、原作をご覧になっている方にはそれなりに「ムービーでここはちゃんと入ってるんだね」と思っていただけるかと思います」(後藤氏)

 「ボリューム的には原作追体験はシリーズ「2」でやっていますが、シリーズ最大のボリュームになっていますので、原作好きな方は楽しめるんじゃないかと思います。原作再現にあたって、これまで説明してなかったところがあるので、実際プレイしてお見せします」(鯉沼氏)。

 そして実機プレイがスタート。プレイは小美野氏が担当。最初にオフィシャルモードの「SEED DESTINY」を見せてくれた。

 「原作を知らない人でも流れはわかって欲しかったので、ストーリーをつなぐセル画調のイベント(ボイス付き)が全て入っています。多分雑誌などでも出ていないので、強調して言わせて下さい。レンダリングムービーよりも1番長く入っているイベントがこれです。原作を知らなくても読んで、聞いていただければ流れを追える作りになっています」(鯉沼氏)

 「かけ合いも極力ボイスをつけてあります。ボイスもかなり新規で収録しました」(後藤氏)

 ここではストーリー進行に合わせて、アスラン→シンと操作するキャラクターが切り替わる仕組み、レンダリングムービーのカットシーンが確認できた。

 「操作系に関しては前作と同じようになっているので、『無双』シリーズをやっている方であれば特に迷わず遊べます」(鯉沼氏)

 「レンダリングムービー自体もかなりボリュームがあります」(後藤氏)

オフィシャルモードではストーリーの流れがわかるイベントが挿入される
無双系では初めて画面左下のキャラクターがセリフに合わせて口パクする

・バトルシステム、ステージについて

「△長押しで出せるチャージショットで誘爆系の弾が撃てるので、楽しく爽快に遊べると思います。宇宙ステージも復活していますので、『2』が好きだった方には親和性が高いと思います」(鯉沼氏)

チャージショットは誘爆効果があり、まとめて敵を撃破できる

・ギャラリーやカスタムサウンド機能について

 さらに体験したシーンが閲覧できるギャラリー、カスタムサウンドを披露。

 「『1』から遊んでいる方に見ていただけると、ここまで丁寧に作っているとわかっていただけると思います」(鯉沼氏)

 「カスタムサウンド機能があるので、BGMも入れ替えができます」(後藤氏)

ギャラリーの紹介ではあの名場面を見せてくれた
カスタムサウンドを使えば好きなBGMでゲームをプレイできる

・アルティメットモードについて

 本作の大きなウリの1つであるアルティメットモードの紹介パートでは、「サイコガンダムMk-II」を使ったデモプレイを披露。モビルアーマーながら移動速度は速く、巨体を活かした蹴り上げ、ビーム兵器で敵を一掃するシーンを見せてくれた。

 「1作目から手を変え、品を変え、入っているのですが、今回も歴代のキャラクターが一堂に会して戦う、ゲームならではの夢のクロスオーバーミッションが入っています。機体数も120機以上が入っていますし、原作っぽいシチュエーションなども楽しめます」(後藤氏)

 「シリーズユーザーから見たイメージ的なことを言うとですね、(アルティメットモードは)前作「3」のメインモードで、オフィシャルモードが2のオフィシャルモードをボリュームアップさせたイメージと考えてもられば、ボリューム感はわかっていただけると思います」(鯉沼氏)

・モビルアーマー(MA)について

 「開発当初はMAが全てのステージで使えるのか? とか、開発チーム内で議論があったのですが、『デビルガンダム』は動かないのでダメですが(笑)、基本的に全てのMAが使えるようになっています」、「MAを使うと敵が射撃モードに入って弾を撃ってきます。基本的にはiフィールドなどで緩和しますが、近くで撃たれるとダメージを受けてしまうので、弾を避けながらプレイしていただければと思います」(鯉沼氏)

 「今回の体験会ではデストロイガンダムとビグ・ザムが使えます」(小美野氏)

モビルアーマーが使って敵をなぎ倒すプレイが味わえる本作。敵モビルスーツと比べるとモビルアーマーの巨大さがよくわかる
初回封入特典「ベアッガイ」

・初回封入特典「ベアッガイ」、DLCについて

 初回封入特典「ベアッガイ」での実機プレイも披露。シナリオもダウンロードすることでプレイ可能になる、赤にまつわるキャラクター・モビルスーツが出てくるものになっていた。

 「初回生産分に入っているプロダクトコードでべアッガイが使えます。参考までにインストールデータが4,000MB以上必要なので、みなさん、HDDを空けておいていただければとと思います」(後藤氏)

 「(このシナリオは)封入されているシリアルコードをガンダムパーフェクトゲームス(登録無料)に入力すると、プロダクトコードが発行されて、プレイできるようになります」(小美野氏)

 「DLCに関しては、シナリオを含めてほぼ『3』と同じ程度です。半分くらいはマスター通ってます(笑)」(鯉沼氏)

かわいらしいべアッガイ。どんな操作感なのか、発売が待ち遠しい

・最後に

 「体験会でプレイできる機体には先ほど述べたモビルアーマーの他にも『イージスガンダム』や『バンシィ』といった特徴的な機体が入っています。それを触っていただき、来週購入するかご検討いただければと思います」(小美野氏)。

 「全部をお伝えできたわけではないですが、シリーズユーザーの方には進化を感じていただけると思いますし、『ガンダム』は好きだけど『ガンダム無双』を手に取ったことのないという方には今回遊んでいただいて、PS3が出てからずっとやってきたシリーズでもありますので、集大成を実感していただければと思います」(後藤氏)。

 「来週の木曜日に発売となります。1年の終わりの時期に出ますので、年間のストレスをこのゲームで発散いただいて、来年は来年で一騎当千してから社会や学校に出てもらって(笑) 年末年始、余暇を過ごすソフトの1つとして手に取っていただきたいと思います」(鯉沼氏)。

 発動することで一定時間様々な効果が得られる「バーストシステム」、バースト中にSP攻撃を行なうと発動し、あらかじめ設定してある機体のSP攻撃で追撃できる「コンビネーションバースト」といった新要素が体験できる先行体験会。中でも圧巻なのが巨大なモビルアーマーを操作してのプレイだろう。

 東京ゲームショウ2013ではビグザムがプレイできたが、本体験会ではデストロイガンダムも操作することができる。公式サイトでは「デストロイ」や「α・アジール 」などの動画も公開されているので、興味があればご覧いただきたい。

 11月16日から東京や大阪などで実施されてきた先行体験会。明日、12月15日13時から17時まで行なわれる「ソフマップ 秋葉原 アミューズメント館」(東京)、「ディスクピア 日本橋店」(大阪)にて終了となる。近くにお住まいの方は足を運んでみてはいかがだろうか。

体験会ではPS3、PS Vitaから選んでプレイできる
Amazonで購入

(木原卓)