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【G-STAR 2013】NEXON Korea、「Peria Chronicles」を正式発表
「Project NT」がついにヴェールを脱ぐ! 地形まで作れる、自由度抜群の新世代MMORPG
(2013/11/15 00:00)
NEXON Koreaは「G-STAR 2013」において、新作MMORPG「Peria Chronicles」を映像出展した。本作は「G-STAR 2012」で「Project NT」という仮称で発表されたもの。ネクソングループのTHINGSOFTが開発を進めている。今回も実際に触ってみることはできなかったが、新しく公開されたトレーラーからゲームの革新的なシステム部分を見ることができたので、今回判明したシステム面を中心にゲームの内容をお届けしたい。
「Peria Chronicles」は独自開発のゲームエンジンを使った、アニメのような滑らかなグラフィックスを持ち、プレーヤーがゲーム内のオブジェクトをはじめ、多くのものを自分たちで決めることができるという非常に自由度の高いMMORPGだ。
今回公開された映像は、メインキャラクターの1人でレナという少女を操作したゲームのプレイデモ。仲間と親密につき合うという世界観や、プレーヤーが独自に世界を構築できるサンドボックス要素、パートナーである「キラナ」と共に戦うバトルを見ることができた。βテストは、2014年に開始予定。韓国語のみだが公式サイトもすでにオープンしている。ムービーやキャラクターメイクの衣装などたくさんの画像を見ることができるので、ぜひ覗いてみよう。
地形からオリジナルの世界を作り上げるサンドボックス要素
今回筆者がもっとも驚かされたのが、プレーヤーキャラクターが地形を変形してオリジナルの地形を作っていく様子だ。サンドボックスゲームの代表格である「Minecraft」では、ユーザー動画で、ブロックで作られた金閣寺などの力作を見ることができるが、同じようにムービーの中にはプレーヤーが作ったらしい「デススター」や巨大なキャラクターの形をした岩などが登場していた。
作成シーンも一部公開されており、専用のUIが表示された画面で、地形を球状に持ち上げて少しずつ形を作っていく様を見て取れた。他にも、パンケーキと目玉焼きを合体させて1つの料理にしたり、丸い板と、棒切れとパラソルをくっつけることでパラソル付きテーブルにしたりすることもできる。まさに「Minecraft」の合成をビジュアル的に進化させたような感じだ。
地形をいじるだけではなく、空き家を建ててそこにNPCを配置してショップにしたり、キャラクターたちが住む町の法律を自分たちで決めることすらできるそうだ。こう聞いていると、本当にMMORPGでこんなことが可能なんだろうかと思わせるが、その自由度の高さが本作のもっとも大きな特徴だ。
集め育てた「キラナ」と共に戦うノンターゲットバトル
本作のバトル最大の特徴は「キラナ」という異世界からきたモンスター種族と一緒に戦うことだ。以前のPVではバトルシーンではよくあるショートカットバーのようなUIが表示されていたが、今回のPVでは画面下には自分がいま所有しているキラナがカードのように表示されており、そのカードの中から必要なキラナを呼び出して戦う様子がよくわかった。
自キャラの戦闘はノンターゲットのアクション性の強いバトルで、キラナは1度呼び出すと後はAIが自動的に戦ってくれるようだ。今回のPVにはパーティーで戦っている様子はなく、ソロでキラナとともに戦うというのが本作の基本的な戦闘スタイルのようだ。
戦いのカギを握っているのはキラナに間違いないが、プレーヤーも後ろでみているだけではなく、武器を手にして攻撃に加わっている。キラナのカードは画面に7枚並んでいて、その中の3対を同時に呼び出して戦うシーンもあった。
キラナは、最初は敵として登場したものを仲間にすることがで増やし、それを育成していくことができる。今回発表されただけでも、美形の女性タイプから、怪しいモンスタータイプ、猛獣のような四つ足のタイプや、かわいいペットタイプまでいろいろな種類がいた。まだ、捕獲方法などは明らかになっていないが、イラストでは仲間になっているようなモンスターとの戦闘シーンがあったりと、ボスバトルのようなカットシーンのある戦いで仲間にする重要なキラナなどもいるようだ。キラナの収集は、間違いなく本作の重要なやり込み要素になりそうだ。
(C) NEXON