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PS3/PS Vita「FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster」

「FINAL FANTASY X」に登場するキャラクターやイベントシーンなどを紹介

12月26日 発売予定

価格:
7,140円/6,400円(PS3/DL版)
7,140円/6,400円(PS Vita 2本セットパック/DL版)
各3,990円/3,600円(PS Vita 単品/DL版)
27,069円(PS Vita本体同梱版「RESOLUTION BOX」)

 スクウェア・エニックスは、12月26日に発売を予定しているプレイステーション 3/PlayStation Vita用RPG「FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster」に収録されている「FINAL FANTASY X」の新情報を公開した。

 プレイステーション 2用ソフトとして発売された「FINAL FANTASY X」(2001年発売)と、「FINAL FANTASY X-2」(2003年発売)の2作品をHDリマスター化した「FFX/X-2 HD Remaster」。今回は「FINAL FANTASY X」に登場するキャラクターをはじめ、イベントシーンやゲームシステムなどの情報をお届けする。

召喚士ユウナとそのガードたち

 召喚士とは、スピラ全土に破壊と死をもたらす「シン」を「究極召喚」によって倒すことができる、唯一の存在。その召喚士を護衛する者たちを「ガード」と呼び、究極召喚を得るために召喚士と共に旅をする。

【ユウナ Yuna】
【ティーダ Tidus】
10年前に「シン」を倒した大召喚士ブラスカの娘。スピラの人々の幸せを願う気持ちから、自身も召喚士の道を志す。究極召喚を得て「シン」を倒すため、ティーダやワッカたちと聖地ザナルカンドを目指す
大都市ザナルカンドのブリッツボールチーム「ザナルカンド・エイブス」でエースとして活躍する少年。街が「シン」に襲われた際に、異世界であるスピラに迷い込む。ブリッツボールの伝説的選手ジェクトを父に持つ
【アーロン Auron】
かつてユウナの父である召喚士ブラスカと共に旅した、伝説のガード。全てを知りながら、多くは語らず一行を真実へと導いていく
オーバードライブ技「秘伝」は、表示された方向キーやボタンを制限時間内に入力すると威力がアップする。画像は敵全体にダメージを与えることができる「陣風」
【ワッカ Wakka】
ビサイド島のブリッツボールチーム「ビサイド・オーラカ」の選手兼コーチ。ルールーと共にユウナが小さい頃から面倒を見てきた。ガードとしてユウナの旅に同行する
回転する3つのリードを止めて発動するオーバードライブ技「スロット」。絵柄を合わせた数によって特殊効果が追加されたり、攻撃がパワーアップし、敵全体にダメージを与えれるようになるなど、多彩な効果が現われる
【ルールー Lulu】
豊富な知識を持つ黒魔道士の女性。幼いユウナがビサイド島に来て以来実の妹のように思い、見守ってきた。ユウナのガードとして常に冷静な判断で旅を支える
オーバードライブ技「テンプテーション」は、習得した黒魔法を連続で放つことができる。制限時間内に右スティックを回すことで魔法を放つ回数が増える
【キマリ Kimahri】
獣人種族ロンゾ族の青年。父を失った幼いユウナをずっと守り続けている。寡黙で無表情なためその心情は量りにくいが、ユウナを守ろうとする意思は誰よりも強い。現在はガードとしてユウナの旅に同行する
オーバードライブ技「敵の技」は、習得したモンスターの技を放つことができるというもの。敵を攻撃する「まわしげり」をはじめ、味方を強化する「マイティガード」など、多種多様の技を習得することができる
【リュック Rikku】
機械の扱いに長けたアルベド族の少女。召喚士という重い使命を持つユウナを案じて、ガードとして旅に同行する。常に明るく前向き。雷が苦手
消費アイテムを2個組み合わせることによって、様々な効果を得ることができるオーバードライブ技「調合」。効果は組み合わせるアイテムによって変化する

究極召喚を求める旅

 召喚士は「シン」を倒す唯一の手段「究極召喚」を求めてスピラ各地の寺院をまわる。しかし究極召喚を得て、「シン」を倒したとしても、「シン」はつかの間の平和の後に復活してしまう。そして召喚士には過酷な運命が待ち受けている。この世界「スピラ」で当然のように繰り返されてきた慣例に、異世界からきたティーダは違和感を覚え反発する。

【イベントシーン】

10年前の旅

 現在の「シン」が現れる前、最後に「シン」を倒したのはユウナの父親ブラスカ。そのガードとしてアーロンとティーダの父ジェクトが同行していた。ティーダは自分が元々いた世界で行方不明とされていた父親もスピラに来ていたことを知り、驚く。

【イベントシーン】

2つのムービーシーンを紹介

 新たに公開されたムービーシーンは「聖なる泉」と「聖ベベル宮」の2つ。どちらのムービーも「FINAL FANTASY X」を語る上では欠かすことができない重要な意味を持っている。

【聖なる泉】
これまで信じ続けてきた存在に裏切られ酷く落ち込むユウナ。旅をやめて自分のザナルカンドに行こうというティーダの誘いが、決して叶わぬことだとユウナは痛いほどわかっていた。今まで精一杯抑えてきた感情が涙と共に溢れ出す
【聖ベベル宮】
大召喚士の娘ユウナと、エボンの老子でありグアド族の長でもあるシーモアの結婚は、死の螺旋にとらわれたスピアの人々に明るい話題をもたらすはずだったが――。様々な思惑がベベル宮で交錯する

ユウナの力によって具現化する召喚獣たち

 ユウナと一緒に戦ってくれる召喚獣たち。召喚獣の力は絶大でバトルシーンでは頼もしい存在になるだろう。今回は新たに公開された「ようじんぼう」と「メーガス三姉妹」を紹介する。

【ようじんぼう】
ギルを支払った金額で攻撃が変化するという変わった特徴を持つ召喚獣。お供につれた犬「ダイゴロウ」に攻撃させたり、「斬魔刀」で敵を真っ二つにする攻撃を持つ
【メーガス三姉妹】
昆虫のような姿をした「ドグ」、「マグ」、「ラグ」の3体からなる召喚獣。一般的な召喚獣とは異なり、細かくコマンド指定することはできないが、3体それぞれが行動し、攻撃や回復をする

強力なモンスターたち

 モンスター訓練所に現れる「すべてを超えし者」、「FFXインターナショナル」で追加された「ヘレティック召喚獣」、「デア・リヒター」など、キャラクターを十分に成長させなければ倒すことができないモンスターも多数登場する。

ヘレティック召喚獣
「ヴァルファーレ」
ヘレティック召喚獣
「イフリート」
「デアリヒター」

成長システム「スフィア盤」

 本作は敵を倒すだけではキャラクターを成長させることはできず、「スフィア盤」を進めることでキャラクターを成長させることができる。敵を倒してAPを獲得すると、スフィアレベルがアップし、アップした分だけすごろくのようにスフィア盤のマスを進めることができる。さらに消費アイテムのスフィアを使用することで止まったマス付近のアビリティや魔法を習得できる。

HDリマスター版では、ゲーム開始時に分岐が多くてルートが複雑な上級者向けのスフィア盤を選択することができる

ブリッツボール

 ブリッツボールとは、本作の世界「スピラ」で盛んなスポーツのこと。水中でボールを奪い合い、ゴールに入れた得点を競う。作品内ではミニゲームとして遊ぶことができ、各地の人物をスカウトしてチームを編成し、試合に参加することができる。試合は、シュートやパスなどのコマンドを選択して進めていくタイプなので、スポーツゲームが苦手だという人でも気軽に楽しめる。

最強のブリッツボールチームを目指そう

永遠のナギ節

 永遠のナギ節は物語の後日談を描いた映像作品。大いなる災厄「シン」が消えた後、ビサイドで暮らすユウナの生活や、変わり始めた世界の様子を垣間見ることができる。

「FINAL FANTASY X-2」へと繋がるこの物語もHD化されている

(志賀康紀)