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任天堂、Wii Uの本体更新でバージョン4.0.0Jにアップデート

Wii用ソフトの機能追加など盛りだくさん

10月1日 配信開始

 任天堂は、Wii Uの本体更新のダウンロードを10月1日から開始した。今回のアップデートにより「4.0.0J」となる。

 同社は定期的にWii Uの本体更新を行なっているが、今回は、Wii用ソフトの映像をWii U GamePadに出力する機能が追加されるほか、任天堂から配信されるお知らせや体験版などを「いつの間に通信」で自動的に受け取ることができるようになるなどの機能が追加された。かなり多岐にわたった内容となっている。

 主な更新項目は以下の通り。

【4.0.0J】

・Wii専用ソフトの映像をWii U GamePadに出力する機能の追加

 Wii専用ソフトの映像をWii U GamePadに出力できるようになった。出力先は「テレビのみ」、または「テレビとGamePadの両方」から選択可能。ただし、Wii U GamePadでの操作には対応していない。テレビ画面の代わりに、Wii U GamePadにゲーム画面を表示して遊ぶことができる。Wii専用ソフトをプレイするためには、WiiリモコンプラスまたはWiiリモコンによる操作が必要。

・任天堂から届けられるソフトを自動的に受け取る機能の追加

 今後、任天堂から届けられる体験版やおすすめのソフトを、「いつの間に通信」で自動的に受け取ることができるようになった。

・USBキーボードによる入力の対応

 ソフトウェアキーボードが利用可能な場面で、USBキーボードを利用できるようになる。動作確認済みUSBキーボードの情報についてはこちら

・ニンテンドーネットワークIDの設定項目を追加

 パソコンやスマートフォンなど、任天堂ゲーム機以外の機器からニンテンドーネットワークのサービスを利用するかどうかを設定可能となった。

・Wii専用ソフトを使用時に、ドルビープロロジックIIサラウンド出力に対応した

・「Wii Uメニュー」の更新

 「フレンドリスト」のアイコンをWii Uメニュー上に配置し、Wii Uメニューから「フレンドリスト」を起動できるようになった。

・「本体設定」の更新

 「インターネット」でソフトの自動受け取りの設定を行なえるようになった。

 「テレビ」でテレビのサウンド出力先ケーブルを選択できるようになった。HDMIケーブルで接続している場合に、「Wii専用AVケーブル」などを併用してサウンドを市販のスピーカーに出力することができる。

 「電源の設定」で電源OFF時の動作が有効な場合に、動作間隔を1時間単位で設定できるようになった。

・「Wii U Chat」の更新

 フレンドへの発信時またはフレンドからの着信応答時に、相手のプロフィールをMiiverseで確認できるようになった。

 Wii U GamePadに接続したヘッドセットを利用して通話できるようになった。

・「インターネットブラウザー」の更新

 動画再生中にWii U GamePadのL/Rボタンで一定時間の巻き戻し/早送り操作を行なえるようになった。Rボタンの長押しで早送り再生も行なえる。

 ユーザー名とパスワードを利用してウェブサイトにログインする場合に、入力したユーザー名とパスワードを保存できるようになった。

 ソフトを中断してインターネットブラウザーを起動した場合に、ソフト中断時のテレビ画面やWii U GamePad画面の画像を、ブログや掲示板などのウェブサイトにアップロードできるようになった。

 ウェブサイト上のPDFファイルが表示可能となった。

 ウェブサイト開発者向けの機能として、ユーザーエージェントの切り替えやデベロッパーツールを利用できるようになった。

・システムの安定性や利便性の向上

 より快適にお楽しみいただけるよう、システムの安定性や利便性を向上させた。

(船津稔)