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TGS2013 バンダイナムコイベントレポートその2
「“F2Pタイトル”4タイトル 戦略と今後の展開」
「エースコンバット インフィニティ」、近々にベータテストを実施!
「SOULCALIBUR Lost Swords」、「ソフィーティア」が参戦決定!
(2013/9/20 11:56)
9月19日、バンダイナムコゲームスは同社ブース内にて、ステージイベント「“F2Pタイトル”4タイトル 戦略と今後の展開」を開催した。
F2Pタイトル「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」、「鉄拳レボリューション」、「エースコンバット インフィニティ」、「SOULCALIBUR Lost Swords」について、バンダイナムコゲームス 桑原プロデューサー、原田 鉄拳プロジェクトディレクター、河野プロデューサー、星野プロデューサーが各ゲームのプレゼンテーションを行なった。なお、4タイトルとも全てプレイステーション 3用タイトルである。
各ゲームの情報はブースレポートをご覧いただきたい。
「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」、「鉄拳レボリューション」コーナーでは、現在実施中のイベントや今後のバージョンアップ情報を公開
最初に登壇したのは、桑原プロデューサーと原田 鉄拳プロジェクトディレクター。“F2P”についてをまず説明し、その後に各プロジェクトのプレゼンテーションが行なわれた。
配信中の最大12人でのオンライン対戦が楽しめる「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」。桑原プロデューサーからゲーム概要、現在開催中のイベント「ハロ!ゲンキ!ゲンキ!」キャンペーン(東京ゲームショウ2013の開催期間中、戦闘報酬を大幅にアップしてくれるLucky!ハロの出現率が大幅アップ)の紹介の後、今後の追加要素の発表があった。
9月には、イベント戦「こいつは…エースだ!」を実施予定。エースマッチルームにて行なわれるランキングイベントで、上位入賞者には特別なエンブレムが贈呈される。10月~11月には地上と地下の2層構造の新マップが追加、11月から年内にかけてはプレーヤー同士で部隊を結成し、他の部隊と対戦できる「部隊システム」が追加予定。
(C)創通・サンライズ
バンダイナムコを代表する対戦格闘シリーズの最新作が基本無料で遊べること、キャラクターの成長・育成要素があることなどから大きな話題を集め、今年の6月からサービスを開始している「鉄拳レボリューション」。原田 鉄拳プロジェクトディレクターからは、ゲーム概要に加え、現在実施中の「200万ダウンロード記念イベント」が紹介された。
(C)2013 NAMCO BANDAI Games Inc.
「エースコンバット インフィニティ」、近々にベータテストを実施!河野プロデューサーからのコメントも!
多くの支持を集めるフライトアクション「エースコンバット」シリーズ。その「PROJECT ACES」の最新作となる「エースコンバット インフィニティ」がF2Pとして登場。配信予定は2013年中。
このコーナーでは、最初に初公開となるPVが公開された。早速、ご覧いただきたい。
PVの後には、「シリーズ従来の操作性を再採用」、「1人プレイ専用 キャンペーンモード」、「オンライン協同戦役」という3つのスライドを使ってゲームのウリを紹介してくれた。
「シリーズ従来の操作性を再採用」については、「始めての人にはわからないとは思いますが」と前置きしつつ、「自由に空を飛んでいただいて、自分の判断で自由に敵を倒していくことが保障されています。」とコメント。
「1人プレイ専用 キャンペーンモード」は、完全新規シナリオを収録しているとのこと。「エースコンバット」シリーズはシナリオ面での評価も高い。このモードを歓迎するファンは多いことだろう。このモードについて河野プロデューサーは、「F2Pタイトルはあまり話のあるキャンペーンモードはつけないが、ファンの方、これから好きになっていただく方のために全てつけることにしました。」と語る。
「オンライン協同戦役モード」は、プレーヤー4人でAチームを、別の4人でBチームを組み、NPCを相手に競争・協力しながら遊ぶオンラインCo-opモード。「このモードで戦闘機のカスタマイズ、レベルアップ、アンロックをしていくのが本作の主軸」になるという。
ステージの最後に河野氏は、本当はこのステージで配信日を発表する予定だったが、ブラッシュアップのために発売を延期し、近々国内先行でベータテストを実施することを発表した。ベータテストの情報は決まり次第、公式サイトなどで公開していくそうだ。
本誌はステージの後に河野プロデューサーにコメントをもらうことができた。より詳しいゲーム内容やベータテストのことが語られているので、是非ともご覧いただきたい。
――本作は元々F2P用に開発されたタイトルなのでしょうか?
河野氏:そうです。最初からF2P用に設計しています。
――どのような課金形態になるのでしょうか?
河野氏:出撃燃料制とアイテム課金ですね。出撃燃料は時間で回復しますが、購入することもできます。「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」をイメージしてもらえるとわかりやすいです。
ゲームとしては、「エアクラフト・ツリー」という、戦闘機や特殊兵装のアンロック、レベルを上げたり、カスタマイズパーツをアンロックしていくメインのシステムがあります。これらも出撃燃料の支給を待てば全て無料でアンロックできます。
――東京ゲームショウ2013出展バージョンではミッションは2つでしたが、サービスイン時にはどの程度のミッションが遊べるのでしょうか?
河野氏:テストフライトというモードを1つと、ストーリー付きのキャンペーンミッションを5つ入れる予定です。オンライン共同戦役モード用は、キャンペーンと共通のマップもありますが、ミッション内容が全然違う新しいものをこれも5つ入れる予定です。しかも、遊んでいる最中に突発イベントが起きるようになっています。
――最初から結構ボリュームがありそうですね。それに加えてさらにバージョンアップでまた増えていくという形ですね。
河野氏:そうですね。プレーヤーさんの要望に合わせて方向や増やし方を変えようと思っています。運営型の醍醐味ですし。
――そのあたりはフレキシブルに対応できる体制になっていると。
河野氏:そうです。ただ、モバイルとは違って、どうしても作ってからリリースまでにタイムラグもあるので、要望は早めに欲しいのも本音です。その為の運営窓口もキチンと用意します。例えば、多くのプレーヤーさんがマルチの対戦が欲しい! となったら、それを直ぐに分析して決断できるようにしようと思っています。
――オンライン共同戦役モードは、2チームに分かれてCPUを倒して競うそうですが、直接対戦させないのは何故なのでしょうか?
河野氏:キャンペーンなどであればミッションクリアまで遊べますが、直接対戦する形だと新しく入ってきたユーザーが、上級エースパイロットに狩り尽くされることを心配しています。「そういう世界だ!」っていう気持ちもわかりますが(笑)。「エースコンバット」は地面に落ちたとかはともかく、後ろからミサイルでやられた場合などは、新人パイロットは、どうしてやられたか原因さえわかりにくかったりするんです。「何もしてないうちにゲームオーバーになった」……そうなると、今回無料で提供して、せっかく触って頂く機会があったのに、一瞬で嫌になってしまう。それを救いたいので、最初は仲良く遊んでもらいたいということから今回の形にしました。
――納得の理由ですね。出撃燃料制ならなおさらですね。
河野氏:F2Pはユーザーの皆様が感じるバリューに合わせて値付けをしないといけないと思うんです。1回売ったら終わりではない、ずっと遊んで頂く為のF2P運営モデルなので、気をつかっています。
――近々にベータテストが行なわれるとのことですが、どのような内容になるのでしょうか?
河野氏:基本的には機能を制限したものをプレイして頂く予定です。
――近々とはどの程度のイメージなのでしょうか?今年ではあると思うのですが……
河野氏:そんなスパンじゃないですね。相当近くです。クローズドベータにしようとか、、どうやって募集をかけようかなどを今打ち合わせている段階です。
――割とギリギリのスケジュールなんですね。
河野氏:ゲームはもうできているんですよ。本当はもうサービスインしたかったのですが、ここで焦ってはいけない。万全を期すためにもベータテストを実施し、意見を反映しようと決めました。運営型の最初の一歩ですね。
――今回のベータテストでは、主にどのような部分のテストを目的としているのでしょうか?
河野氏:1つは想定外のエラーといったシステム周りですね。あと大規模でのテストは事実したことがないので、それもちょっと怖いです。他にもパラメーターや時間軸の調整などですね。βテスターの皆さんの行動をみて調整していく予定です。
――最後に来場予定のファンに一言お願いします。
河野氏:エースコンバットファンの皆様には、従来通りのシステムで、かつ細かい所がちゃんとリファインされていることが良くわかると思います。僕がいくら言葉で言っても不安は拭いきれないと思うので、実際触ってもらえれば1発かと。初めての人には……とにかく触ってほしいですね(笑) エースコンバットはそんなに難解なゲームではありません。コントロールが簡単なものも用意してありますので選べます。遊んでもらって少しでも興味を持ってもらえれば、本編も無料で遊べますので、是非ともよろしくお願いします。
(C)2013 NAMCO BANDAI Games Inc.
「SOULCALIBUR Lost Swords」、ソウルキャリバーIV以来5年ぶりとなる「ソフィーティア」の参戦が決定!
3D武器対戦格闘「SOULCALIBUR」シリーズの最新作がF2Pタイトルに!さらに驚くことに対戦ではなく、1人用武器格闘アクションとなってPS3に登場する。配信日は未定。
登壇した星野プロデューサーは、「SOULCALIBUR」から16年間シリーズを作り続けてきた開発者。「SOULCALIBUR Lost Swords」から新たにプロデューサーに任命されたそうだ。
「1人用ゲームにしたのはより多くの人に遊んでもらいたかったから。新たに属性や成長要素を入れ、1人用でも戦略的なバトルを実現し、簡単な操作で派手で大ダメージが入る攻撃が可能。無料なので気軽にソウルキャリバーの世界を味わってもらいたい。」と星野プロデューサーは語る。
続いて初公開となるティザートレーラーが公開された。
動画に登場した金髪の美女こそ、「SOULCALIBUR」シリーズを代表する人気キャラクター「ソフィーティア・アレクサンドル」だ。家庭用ゲーム機では208年に発売された「ソウルキャリバーIV」以来5年振りの参戦となる。
また、ソフィーティアは、コーエーテクモゲームスから9月26日に発売されるPS3/PS Vita「無双OROCHI2 Ultimate」に登場することも明らかにされた。
ステージでは詳しく語られなかった「属性」や成長要素については、ステージ終了後に新情報が公開された。
ゲーム内で入手できる武器や防具には、火・水・風・光・闇の属性が最低1つ以上割り振られている。そして、火は風に強く、水は火に強く、風は水に強いといったように設定されているため、属性を活用すれば有利に戦闘を進めることができる。光と闇はレアな武具にしかつかない属性のようだ。
成長要素で明らかになったのは武具の合成システム。武具の合成に成功すれば、攻撃力などのステータスがあがる。中には合成でのみ入手できる武具もあるという。
今回4つのF2Pタイトルが紹介された本ステージ。ステージの最後に原田氏は「F2Pのリーダーをやっていますので、タイトルに関わらず、言ってくれればそれなりに反映できると思います。ただ全部無料にしてというのはやめてください(笑) できるだけ機能は充実させていく予定です」とコメント。原田氏のツイッターをご覧いただければわかるが、同氏はこれまでもユーザーと頻繁に意見交換を行っている。もし何かあるなら思いをぶつけてみてはいかがだろうか。
(C)2013 NAMCO BANDAI Games Inc.