ニュース
タミヤ、プラモデル「ヴォート F4U-1 コルセア」を7月に発売
主翼を折りたたんだ状態など、“バードケージ”の様々な姿を再現可能
(2013/7/2 18:34)
タミヤはプラモデル「ヴォート F4U-1 コルセア “バードケージ”」を7月20日に発売する。価格は12,390円。1/32スケールで全長31.8cm、全幅39cm
コルセアとは海賊の意味。「ヴォート F4U-1 コルセア」は航空機メーカーのチャンス・ヴォートが1938年にアメリカ海軍の戦闘機の開発要求を満たすために開発された戦闘機である。陸上戦闘機に勝る高性能をめざし、当時としては大出力の2,000馬力級エンジンと直径約4mの巨大なプロペラを持つ。
コルセアの最大の特徴は「逆ガル翼」と呼ばれるWの形に折れ曲がった主翼。この翼の形状は、プロペラと地面の距離を確保すると同時に主脚を短く、軽くできるため、太平洋戦争で日本軍機と激しい戦いを繰り広げ、爆撃任務もこなした。“バードケージ(鳥かご)”という愛称は最初の生産型F4U-1に見られる窓枠の多い風防からつけられた。
プラモデルの「ヴォート F4U-1 コルセア “バードケージ”」は逆ガル翼のシルエットや大型プロペラなどの特徴を精密に再現、繊細なモールドが全身に施されており、実機のようなリアリティをもたらしている。主脚は展開時と格納時を選択して組み立てることができる。専用スタンドも用意されており、飛行状態での飾り付けも可能。フラップやエレベーターも機体の状態に合わせて組み立てられる。エンジンやコクピットなども精密に再現している。組み立て後もエンジンカウルは取り外し可能で、機体に組み込んだ後もエンジンの造形を楽しむことができる。
さらに、艦載機としての利用を想定した主翼を折りたたんだ状態で組み立てることもできる。変形では無く、組み立て方のバリエーションの1つで、接着するため1度組み立てると翼を伸ばした状態にはできないが、折りたたんだときに露出する内部部分も細かく再現されているなど、非常にこだわっている。
本機の特徴となる風防はパーツ選択で開いた状態にできる。透明パーツやエッチングパーツなど素材の異なるパーツを組み合わせることでよりリアルな雰囲気をもたらしている。搭乗員フィギュアも操縦時だけでなく直立状態のものもあり、組み立てた機体の状態に合わせて飾り付けられる。様々な状態を再現可能なこのプラモデルはファンならば複数購入するのもいいだろう。