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ワーナー、「インジャスティス:神々の激突」発売記念イベント開催

プロ格闘ゲーマーと対戦! たくさんの挑戦者で大きく盛り上がる

6月28日開催

会場:ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba 1階

 ワーナー・ホーム・ビデオは6月28日、東京秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディア Akiba 1階にて、「インジャスティス:神々の激突」の発売記念イベントを開催した。

 「インジャスティス:神々の激突」は、プレイステーション 3/Wii U用対戦格闘ゲームで6月27日に発売された。価格は各7,280円で、CEROレーティングはC(15歳以上対象)。スーパーマンやバットマン、フラッシュやワンダーウーマンなどDCコミックのヒーローやヴィラン(悪役)が集い、戦う。

 イベントでは“格闘ゲーム5神”のヌキ氏と、プロ格闘ゲーマーの板橋ザンギエフ氏を相手に、ゲーム実況プレーヤーのガッチマンによる解説のもと戦うことができた。またイベントの前には本作を試遊できた。本稿ではイベントの模様と、ゲームのポイントを紹介していきたい。

スーパーマンやバットマン、悪役や渋いヒーローまでもが大激闘を繰り広げる

“格闘ゲーム5神”のヌキ氏
プロ格闘ゲーマーの板橋ザンギエフ氏
「インジャスティス:神々の激突」はヒーロー同士、悪役同士でも激突する

 「インジャスティス:神々の激突」は様々なヒーローやヴィランが戦いを繰り広げる対戦格闘ゲームだ。開発は「モータルコンバット」シリーズを手がけたNetherRealm Studiosが行なっている。

 本作の最大の魅力は登場メンバーである。スーパーマン、バットマンをはじめとして、バットマンの相棒ロビンから独立したヒーローとなったナイトウイングや、すさまじいスピードを武器とするフラッシュ、アマゾネスの女戦士ワンダーウーマン、宇宙を守るヒーローグリーンランタンといった映画やアニメ作品にもなったヒーローが登場する。

 ヴィランも魅力的だ。ジョーカーやハーレクィン、スーパーマンの宿敵であり大統領まで上り詰めたレックス・ルーサーはパワードスーツを着ての参戦となる。ドゥームズディやベインといった強敵も登場する。日本ではあまり知られていないヒーローもピックアップされており、本作をきっかけにアメコミの世界への興味が高まるファンも多そうだ。

 ゲームは弱攻撃、中攻撃、強攻撃、とキャラクター固有のスキルの4つのボタンを基本で使う。固有スキルでは武器を切り替え戦い方を変化させるなど各キャラクターによって違いがある。方向ボタンのコマンドと組み合わせることで、様々な技を繰り出す。ガードはキャラクターの向きと逆方向に入れる方式。格闘ゲームをプレイしている人ならすんなりとゲームをプレイできるだろう。相手を吹っ飛ばして必殺技に繋げるなど、格闘ゲーム上級者は自分なりのコンボを組み立てていく楽しさもある。

 派手な演出も本作の面白いところだ。ステージ端で吹っ飛ばされると「デッドオアアライブ」シリーズのように戦う場所が変わるのだが、壁にたたきつけられただけでなく、そこから車や電車が走ってきてさらに吹っ飛ばされたり、宇宙空間に放り出されて宇宙船にたたき込まれたり、地中でドリルのついた謎の車にひかれたりする。またステージに置いてある車を叩きつけるなどステージのオブジェクトを使う要素もある。

 各キャラクターにはゲージがあり、攻撃を当てるなどで上昇していくが、このゲージが最大までたまったときに使えるのが「スーパームーブ」だ。バットマンがどこからともなくバットモービルを呼び出して相手にぶち当てたり、スーパーマンは相手を宇宙まで吹っ飛ばしてから地面に叩きつけたりする。疾走が自慢のフラッシュは地球を1周してから攻撃を加えたりするのだ。ぶっ飛んだ爽快感のある演出が楽しめる。

 この他にもシングルプレイではオリジナルストーリーが展開し、ミニゲームも入ったりする。オンラインでの対戦もできる。キャラクターのコスチュームも複数用意されていたり、コンテンツのボリュームもたっぷりのものとなっている。

 発売記念イベントでは試遊台で本作を楽しむことができた。体験できたのはPS3版だった。会場が駅の出入り口にあるため、人通りも多く、派手なキャラクターの動きに下校途中の学生も目を引き付けられていた。

 試遊台では任意のキャラクターを使ってCPUとの対戦が楽しめたが、「インジャスティス:神々の激突」は欧米のゲームらしく少し難易度が高めで、ノーマルでも初めての人は苦戦気味だった。しかしCPUの戦い方は必殺技を多用するタイプで、対戦キャラクターの戦い方を提示してくれている。各キャラクターの個性が楽しめる作品だと感じた。

【インジャスティス:神々(ヒーロー)の激突 第5弾トレーラー】

【試遊の様子】
試遊コーナーはイベント開始前には黒山の人だかりとなった

【スクリーンショット】
有名ヒーローだけでなく、日本ではあまり知名度のないキャラクターがでているのも面白い。アメコミファン必見の作品である。ゲームをきっかけに原作を調べるのも楽しい

有名格闘プレーヤーの強さを見せつけた対戦大会。しかしそれ以上の猛者も登場

解説を担当したガッチマン氏

 そしてメインである“格闘ゲーム5神”のヌキ氏と、プロ格闘ゲーマーの板橋ザンギエフ氏と戦うことができるイベントが始まった。実況のガッチマン氏はニコニコ動画の人気実況主であり、ヌキ氏、板橋ザンギエフ氏も格闘ゲーマーとしての知名度もあってか、会場には多くの参戦希望者とギャラリーが集まった。

 ヌキ氏は主にスーパーマンを、板橋ザンギエフ氏はバットマンを使った。「あまり練習はしていない」といいつつも大きなダメージを与えるコンボをしっかりと決め、次々と対戦相手を倒していった。一方的に倒すのではなく、時には相手の技を受け止めたりといったところも見せていった。

 ヌキ氏や板橋ザンギエフ氏の知り合いという参加者もいて、彼らとはかなり白熱の戦いを繰り広げていた。ド派手なスーパームーブを決めたりステージ移動させるための吹っ飛ばし攻撃なども行ない、会場は大きく盛り上がった。

 ヌキ氏、板橋ザンギエフ氏はこのまま全勝かとも思われたが、先行して発売されている海外版を購入してまで練習を積んだプレーヤーが参戦してきて、ヌキ氏や板橋ザンギエフ氏が負けてしまうという場面もあった。判定の強い技から相手を動けなくさせる連係攻撃が巧みで、やり込んでいるのがすぐにわかるうまさだった。ヌキ氏を破ったのは女性プレーヤーだった。

 格闘ゲームプレーヤーの意地と、本作の派手さをたっぷり楽しめるイベントとなった。スーパーマン、バットマンを使うプレーヤーが多かったが、他のヒーローやヴィランも個性的で特にスーパームーブが楽しい。ガッチマン氏は本作のコマンドの手軽さ、初心者でも様々な技を出せて楽しめる点を強調していた。本作のPS3版は体験版も配布されている。興味を持った方はぜひ触れてみて欲しい。

【対戦大会】
ヌキ氏や板橋ザンギエフ氏の知り合いが出場したり、うまい女性プレーヤーがでたり、海外版までやり込んだ気合いの入った挑戦者がいたりと、イベントは盛り上がった。参加者にはTシャツがプレゼントされた。描かれているマークは、ゲームのストリーでのスーパーマンチームのマークだという
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(勝田哲也)